見出し画像

短歌

風の形を見るのが好きで
芒野原から出られない


私より先に泣いちゃう君がすき
虹が出てるよって手を繋ぐ


人間に疲れた時は棄権して
雨の神社で透けるのが好き


最近の私は地に足ついちゃって
バランスとるため床で寝ている


赤い毬模様の傘差して
青鋼の空を持ち上げに来たよ!


脈拍数まで自由律かよって笑う
その顔が神様に見えちゃった


暗くて涼しい秋の夜長だ!
このまま失踪しちゃおうか


どうしよう愛に器用な貴方がこわい
いつかお祓いされちゃいそうで


命綱が重すぎて飛べない
わたしの羽が小さいからかな


わたし必ず妖怪になる
貴方が天国に行こうとも

この記事が参加している募集

今日の短歌