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【プラハ旅行記】1日目〈プラハ城・カレル橋・ミュシャミュージアム〉

プラハ1日目のつづきです!
前半はこちら。


カレル橋の橋塔

いよいよこの旅1番の目的地でもあるカレル橋、そしてプラハ城に向かうべく、旧市街地を西に向かって歩きます。
何度でも言いたくなりますが、歩く道がすべて美しい。石畳の道と暖かな色味の建物。
さすが百塔の街と言われるほどたくさんの教会や聖堂。

カレル橋へ向かいながら散策

余談にはなりますが、
カレル橋は私がこの旅に行くきっかけとなった春江和也氏の著書『プラハの春』でも何度も出てくる重要なスポットです。主人公とヒロインの娘が待ち合わせをする場所。
読書好きにとっては、好きな本の舞台に行くことは本当に贅沢で幸福な経験です!

まず、カレル橋の手前の橋塔に上ります。
いくらか入場料を払い、階段を上っていきます。

左側に入口があり、上っていきます

塔の上から見るブルタバとカレル橋は圧巻でした…!寒空がなお静粛な雰囲気を醸しだし、冬のプラハの空気の冷たさを、流れていくこの世の諸行無常さを感じさせました。ずっとここに居られるような…そんな感覚がしました。

ブルタバにかかるカレル橋、奥に見えるのがプラハ城
寒空の下を歩く人々。風も強い。
「百塔の街」プラハ

橋塔からの景色は、忘れることはないでしょう。
それくらい、自分にとって何かを感じさせる景色、空間でした。写真もたくさん撮りましたが、それ以上に実際の景色は印象深く、心に刻まれました!
次はカレル橋を渡ります。

カレル橋

プラハ最古の橋、カレル橋。その昔は王宮と旧市街地をつなぐ、交通の要だったそうです。どんなに雨風が強くとも、川が荒れても、人々が争いを続けても、すべてを包み込み歴史の流れを見守るブルタバ、そしてカレル橋。
今は観光客が多く行きかいますが、ここからの景色を眺めていると、自分の過去を振り返ったり未来に思いを馳せたり、物思いに耽りたくなります。

カレル橋から見たプラハ城
橋ももちろん石畳

カレル橋には橋の左右に15体ずつ、計30体もの聖人像がおかれています。それぞれの人物について詳しく語れるほどの知識はありませんが、ガイドブック片手に見ていきました。

聖ヤン・ネポムツキー像
一番最初に制作された像だそう。
暖かい季節にはもっと人通りが多そうです
重厚感のある橋 道幅も広い
橋を渡った先も素敵な景色

プラハ城

カレル橋を渡り終え、そのまま歩いてプラハ城に向かいます。
旧市街地からプラハ城に行くには、バスやトラム使う方法もありますが、旧市街地からカレル橋、プラハ城までの散策は雰囲気もよく本当に素敵です。体力があればぜひ徒歩で向かうことをお勧めします!

どこを切り取っても美しい街

徐々に坂道が増えていきます。

路上駐車がたくさん
高台に近づいていきます

上っていくとスターバックスコーヒーがありました。プラハ城のふもとのスタバ、雰囲気もよく、これは世界一お洒落なスタバに認定しても良いのではないでしょうか…。

世界一おしゃれなスタバ(※自論)の入口

いよいよプラハ城正門。奥が第一の中庭です。
毎日12時に衛兵交代式を見学することができ、この日も多くの観光客が待機していました。ちょうどその時間に私たちも行きましたが、人が多く、良い場所では見れませんでした。笑

奥で衛兵が待機しています

聖ヴィート大聖堂

入口から中に入り、第2の中庭を抜け、第3の中庭に入ると、かなり存在感のある聖ヴィート大聖堂があります。圧巻です。
隣のチケットセンターでチケットを購入しました。

聖ヴィート大聖堂

チケットを見せ、入場します。
息を飲むような美しさと、空間。語彙力が足りないことを悔やむほどの感動です。

正直、写真ではなかなか伝えることができません。

西側からみた景色も壮大です。すごく細やかなつくりをしており、このような建築が1000年以上前に作られていたなんて、感動します。

旧王宮、聖イジー教会もチケットを見せることで入場できました。
広い敷地ですが、それぞれの位置関係も近く、比較的コンパクトにまとめられているので、見学しやすかったです。

黄金の小道

プラハ城の東の門から北に向かって続く路地は、黄金の小道と言われるゾーンです。
カラフルな家々が立ち並び、まるで絵本の世界のようです。

20世紀初頭、有名なチェコの作家フランツ・カフカも住んでいたそうです。
家の入口には番号が振られており、入り口の装飾でどんな職業の人が住んでいたのかなんとなく分かるようになっているそうです。

No22青い壁の家がフランツカフカの家として利用されていたもの

日本とは家に使われる材料も色彩感覚も全然違い、ありきたりな感想ですが文化の違いに驚きます。

カフェルーヴル

ひと通り散策を終えたところで、小雨が降ってきたので帰りはトラムで移動しました。お昼時を過ぎそろそろお腹が空いてきたのでカフェで休憩。
知人にお勧めしてもらったカフェルーヴルに来ました。

カフェルーヴル

美味しそうなケーキが並んでいます!
ショーウィンドウのケーキとエスプレッソを注文しました。

チョコレートケーキ。様々な種類のケーキが並んでいました。
エスプレッソを注文するとお水がついてきました。ありがたい。
ずっしり系のチョコレートケーキ

どれも本当に美味!
甘いケーキとエスプレッソが至福です。
この旅行では毎日のように甘いものを摂取していました。笑
一つ一つそれなりに大きいので、満腹になります。

多くの人でにぎわっています

ミュシャミュージアム

カフェで休憩したあとは、ミュシャミュージアムへ。
アルフォンス・ミュシャはチェコ出身のアール・ヌーヴォーを代表する画家。先ほどの聖ヴィート大聖堂のステンドグラスや市民会館の「市長の間」の装飾も手がけたそうです。
ミュシャミュージアムは夫が特に楽しみにしていました!

小雨が降っていました
外観の壁面に描かれている『ゾディアック』

内部も撮影OKでした。

『ヒヤシンス姫』

ミュシャの作品がたくさん展示されており、チェコ語ですが解説もしっかりついているのでかなり見ごたえがありました!
解説によれば、ミュシャは1910年に故郷に永住し『芸術で人々に語りかけ人々の理想を実現したい』という思いから作品に取り組んだそうです。

作品にも民族伝承、国民統一の思いが描かれており、そういった背景を知りながら鑑賞するとすごく味わい深く感じられました!

すっかりミュシャのとりこになり、ミュージアムショップでノートとブックマーカーを購入。

Albertでメドグニーク

ミュージアム見学を終えると、時間は18時くらい。
お土産探しも兼ねて、チェコのスーパーマーケットAlbertへ。

日本では見られない果物もずらり。
缶詰やスパイス系もたくさんあり、見ているだけで楽しいです

すると、探していたものが!
実は、この旅行では絶対食べたいと思っていたものがありました。
それは「メドグニーク(はちみつケーキ)」!
チェコに思いを馳せ…金沢のチェコ料理店で食べてとても美味しく、感動し、チェコ菓子を販売しているお店を調べ、お取りよせまでしていたほど!

是非本場で食べたい!と思っていたのですが、現地のカフェでは中々見つからず。
このメドグニーク、チェコではお店で食べるケーキという扱いではなく、家庭で食べるものという扱いなのかもしれません。日本でいう、母が作るパウンドケーキとかクッキーとかのようなものなのでしょうか?

それにしても、まさかこんなところで発見できるとは、嬉しくなり購入。

何種類かありました!

日本に持ち帰るのは難しそうだったので、ホテルでいただくことにしました!

手前は別のはちみつ味のお菓子。チェコははちみつ味が多いのでしょうか。
念願のメドグニーク

ナッツとはちみつの風味がとても美味しく、あ~これこれ、これが食べたかった!!
日本で食べたものとは味が違いましたが、これはこれでかなり美味しい。大満足のお味でした。

昼過ぎにカフェでケーキをいただいたこともあり、あまりお腹も空いていなかったので、日本から持参したインスタントみそ汁を飲み、今日の夕食としました。

大満足の1日目終了です!
明日は世界でいちばん美しいとされる街、チェスキークルムロフへ行きます!

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