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阿倍王子神社 4本の御神木には名前がある(6月19日)


阿倍王子神社

主祭神
阿倍王子神 = 熊野権現(熊野三山)
(伊弉諾命、伊弉冉命、速素戔嗚命)

応仁天皇

和歌山県、熊野大社(本宮、新宮、那智山)の末社

大阪の神社の中でも、一番大好きな神社です。

御神木に、名前がある、というのが、
これは、粋ですよね。


当神社に伝わる縁起絵巻
『摂州東成郡阿倍権現縁記
(せっしゅうひがしなりぐんあべごんげんえんぎ)』
によると、
西暦300年頃に当神社は
仁徳天皇によって創建されたとされています。

その昔、奈良の櫻井にいた
阿倍という氏族が、
この難波に都ができた際に移住して本拠とし、
氏寺や氏神社(うじがみのやしろ)ができました。
奈良時代には
安倍氏の氏寺『阿倍寺』が存在しましたが、
平安時代になると
徐々に安倍氏が朝廷での勢力を失い
『四天王寺』に併合されました。

残された安倍氏の氏神社は当時、熊野信仰が興ったこと、
また当神社の西門筋に熊野街道が整備されたことから、
熊野九十九王子(くまのくじゅうくおうじ)の一つとなり、
阿倍野に鎮座していることから
『阿倍野王子』と呼ばれました。

大阪府下では唯一の旧地現存の王子社

平安時代の末期ごろになると末法思想が広まり、
当時の退廃的な世相に呼応するように、
不安から逃れ来世に安らぎを求める
浄土信仰が広まりました。

現在でいう和歌山は当時、極楽浄土とみなされ

さまざまな信仰を集める神聖な場所として
知られていました。

そこにこうした信仰が広まったことで
熊野信仰が盛んになり、
“蟻の熊野詣”と言われるほど庶民からも親しまれました。
※蟻が列をなして参拝するさま

と、あります。



「秋」がありません
「あきない」「空きがない」
商売ですね


御烏社


阪堺電気軌道に乗り
さらに先の、住吉大社に行きます

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