こころ@心の保健室

伝える者。アダルトチルドレンサバイバー。当事者目線で生きづらさの根本を見ながら書いてい…

こころ@心の保健室

伝える者。アダルトチルドレンサバイバー。当事者目線で生きづらさの根本を見ながら書いています。元うつ病入院経験者。機能不全家族出身。元ヤングケアラー。濃厚共依存・プロセス依存。産業カウンセラー。不登校引きこもりブログはこちらhttps://ameblo.jp/room-cocoro

マガジン

  • アダルトチルドレン

    自分の経験、今まで対話をしてきた方々との関りで深まったこと、当事者の苦悩などに特化して書いています。更新は1~2週間に1度になります。読み進めることで、心を痛めている方の悩みがどこからくるものなのかが分かってきます。自分を変えていきたい人にオススメのマガジンです。

  • 生きづらさからの回復について

    個人でできること、人の力を借りてできること、また頭で分かっていてもマイナスな方向にいってしまう自分をどのように見ていけばいいのか等々。 カウンセリングによって、自分が体感してきたことを交えつつも、より良い認知を身につけられる客観的であり具体的な記事をまとめています。

  • アダルトチルドレンの回顧録

    現在に至るまでの長い道のりの過程を書き留めています。どのような成育歴だったか、どのような歪みでどのような困難を抱えていたのか。源家族との関係・大人になってからの家族との関係。メンタルの回復の流れ等々。上っ面のきれいな言葉でまとめずに内面においてはありのままを書いています。環境においては脚色がありますのでご了承ください。

最近の記事

好きな物がわからないアダルトチルドレン1

好きな食べ物と言われて頭に浮かぶもの、ありますか? 人によってさまざまだと思います。 つい食べたくなってしまうもの つい作ってしまうもの つい作ってとリクエストしてしまうもの 好きな物を食べれるって幸せですよね。 つい顔がほころんでしまいませんか。 また、友人や知人とランチや飲み会に行く時、みんなの意見がまとまるよう あれが好き、これは食べれない等という会話もしますから身の回りの人たちの好き嫌いも知っていることは多いかと思います。 でも、なぜそれが好きか?という話って

    • 再生

      パニックからくる生きづらさは過去のいたたまれなさの中に答えがある

      パニックからくる生きづらさを理解し軽減させるヒント動画です。私がカウンセリング仲間を取材して作ったノンフィクション動画です。深い内容ですので、繰り返し見ることをお勧めします😊

      • アダルトチルドレンが自分を取り戻す過程

        アダルトチルドレンは自分の心の中に数多のいたたまれなさを抱えています。 過去のいたたまれなさの経験が今現在のパニックとして生きづらさを増しています。 それがひとつ解明したとて抱えている星の数ほどのいたたまれなさのわずか一つにすぎません。過去の感覚がよみがえり執着をひとつ手放したところですべてがクリアになるには程遠く、生きづらさが大きい人ほど比例して多くの時間がかかることと思います。 ひとつのいたたまれなさが自分の中に落とし込めれば次に進めることにもなります。そのようにひと

        • 06.父親の変化

          母親の胃がんが進行して入院することになりました。 本人には告知されていませんでしたが、本人が自分の病名を知ってしまう出来事がありました。 主治医の回診の際にカルテのファイルが入っているワゴンが病室まで一緒に押されてくるのですが、母親のカルテが開いたままで病名が見えてしまったそうです。    これは大人になってから親戚に聞いた話なので、その時に母親がどのような気持ちになったのか分かりません。でもショックだったでしょう。 お墓参りの際に母親が決まって言うセリフがあって あんた

        好きな物がわからないアダルトチルドレン1

        マガジン

        • アダルトチルドレン
          16本
        • 生きづらさからの回復について
          4本
        • アダルトチルドレンの回顧録
          6本

        記事

          再生

          え~!ACのパニックっていたたまれないから来てるだと?

          アダルトチルドレンの日常生活は小さなパニックの連続です。しかしパニックは突然意味もなく発生するものではなく「いたたまれなさ」から発動しています。 専門用語を極力使わず見ている人が理解しやすいこころのしくみを解説しています。 私が受けているカウンセリングルーム「あなここ」のインターンづかさんが、アドバイザーのきんたろうさんの監修にて作成した動画です。 もし分かりにくい、理解しにくいと感じたら繰り返し見ることをお勧めします。 見るごとに少しずつ心に響いてくることと思います。

          え~!ACのパニックっていたたまれないから来てるだと?

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          アダルトチルドレンのパニック

          辛く受け入れがたい出来事が起きた時、それを避ける選択肢がなかったとしたら、自分の心を殺して受け入れるしかありません。 自分の心を納得させるために気持ちを誤魔化して受け入れようと 物事の受け取りを捻じ曲げたり、時には記憶を喪失したりしながら。 私達アダルトチルドレンは、日々そのようなことの連続であったとも言えます。 心を誤魔化して、いくら自分では大丈夫だと思っていても、封鎖した気持ちは心の中に残り続けます。 それらが、同じ感情になるようなシチュエーションが訪れた時、過去

          アダルトチルドレンのパニック

          05.いとこ達とのかかわり

          幼少期は、親戚や父親の職場のご家族ぐるみの付き合いなどの外部との関わりがありました。 今思うとこれらの繋がりがあったことは本当に良かったと思います。 会話のキャッチボールが出来ない家族だったけど、大きいお兄さんお姉さん達に可愛がられかまってもらい 自分より小さなチビッコ達を可愛がり一緒になって遊ぶ そのような経験があったから現状の精神的被害で済んだのかもしれないです。 (いや全然良くないんですけどね) 父方のイトコ同士の中では私がいちばん小さく、可愛がってもらってはい

          05.いとこ達とのかかわり

          04.家庭の歪みがおもてに出始めた頃

          兄が小学校高学年から中学に入ってまもない頃までの間。 剣道の習い事と塾をサボるようになってきました。 行ったはずなのに行かなかったことがばれたのは、習い事の先生から連絡がきたからなのか記憶にないので分からないのですが 一緒にいったはずの友人の親御さんから連絡が来てバレたんじゃないかという記憶がうっすらとあります。 理由はなんにせよ、バレたことで母親は発狂して大声であちこちに電話をしているようすが思い出されます。 ○○がいない! いなくなった! その姿を遠目に見ながら

          04.家庭の歪みがおもてに出始めた頃

          アダルトチルドレンのしたたかさ

          数々の修羅場をくぐり抜けてきたアダルトチルドレン。生きるか死ぬかのすさまじい日常の中、感情を押し殺して生きてきました。 感情を押し殺すということも生きるために身につけてきた技ですが それ以外にも自分を守るために様々なことを日常の中で学んできました。 抑圧・抑制・否認などは有名ですが、 いや、noteを読んでいる方々は知識がある方も多いのではないでしょうか。 いまや動画等でメンタルのしくみはかなり詳しく学べますもんね。 私自身もよく見ます。ありがたい時代です。 その通り、と

          アダルトチルドレンのしたたかさ

          03.家庭が闇にむしばみはじめた頃

          以前、何となく家庭は機能していたことを書きました。 のちに少しずつ壊れていったのは、母親の病気が大きな要因ではあったけど そのことが無くても少しずつ壊れていく経緯はたどるだろうし、その片鱗はいたるところにありました。 母親と兄の口喧嘩が多くなり始めたのは、兄が小学校中~高学年の頃からでした。それまでは母親が一方的に怒鳴りった後に、兄は私に八つ当たりしたり、出かけてしまうという流れだったのが 兄が母親に応戦し言い返すように変化しました。 親子の言い合いの原因として思い出す

          03.家庭が闇にむしばみはじめた頃

          02.家庭が壊れていく手前

          私が3~4歳の頃、母親が入院しました。 胃がんの手術を受けるためです。そのことを知ったのは大人になってから。 後から聞いた話をまとめると、 母親は胃の調子が悪いということで近所の開業医のところで胃腸薬をもらい飲んでいたとのこと。 ある日、父親がそれを知って大きい病院に連れていき胃がんの診断をされたということでした。 近所の開業医は私自身も治療に行っていた記憶が断片的にあります。 歩いていける距離の地域に唯一ある内科でした。 後日、父親が あのヤブ医者が! と何かに付

          02.家庭が壊れていく手前

          01.幼少期の家庭の様子

          3~5歳くらいの記憶。 外では引っ込み思案だったけど、家庭では女王様のようにふるまっていました。 私は可愛がられて当たり前。可愛いんだから。 これは顔が可愛いとかじゃなくて、幼児の万能感のようなものだったのだろうと思います。 私がいちばん。私は何をしても許される。という感覚がありました。 その感覚は父親がいるとき限定。 そのことで親戚からは「○○ちゃんはわがまま」「お父さんは○○ちゃんを甘やかしすぎ」と言われていました。私の前でも大人たちはそのセリフを言っていたので、私

          01.幼少期の家庭の様子

          アダルトチルドレンの過去の記憶

          小さい頃のこと記憶にないんだよね~ というセリフ、アダルトチルドレン界隈でよく耳にします。 そんな何十年も前のこと、覚えていないの当たり前じゃない? と思う気持ちも分からなくもないですが 実際、満たされて大人になった健康的な心の人たちは、しっかりと過去の記憶があります。 事細かに描写を表現し、目の前に映像が見えているかのように その時おきたこと、風景、一緒にいた人々、笑い合ったこと、泣いて騒いだこと、などなど話すことができます。 彼らは、何度も同じ話をします。話すご

          アダルトチルドレンの過去の記憶

          違いを知ること

          カウンセリングについて 今や、技法や理論に関しては動画で学べる時代になってきました。 カウンセラーを目指していなくてもセルフカウンセリングに役立つ動画もたくさんあります。 私も動画をみてなるほどなぁと思うことはありありで、日々勉強になっています。 その分、私たちは沢山ある中から自分に合うものを取捨選択をしていく必要がでてきています。 どれも気になる こっちの方が効果がありそう お金のかからないものがいい という自分の要求を満たしてくれそうなものもあるでしょう。 しか

          違いを知ること

          アダルトチルドレンの疑心

          人を疑う気持ち、ありませんか。 私は大いにありました。疑心の中で生活していました。 人は信用ならないもの。いつか裏切るに決まっている。 そう、決まっていると自分で決めていました。 長い人生、確かに裏切る人もいるかもしれません。 でも裏切らない人もいるかもしれません。 裏切る、裏切らないというのは、こちらの思いとは別に 相手が主体となって決めることなので、こちら側ではどうすることも出来ないものですね。 ということは、どっちになるかはわからない。のに、私は「裏切るに決ま

          アダルトチルドレンの疑心

          自分が変わる

          人は誰でも変わることができる と私は思っています。 変わりたい人は変われる 変わりたくない人は変われない そんな感じです。 曖昧なようですが、それ以上でもそれ以下でもありません。 最初は、誰かに助けてもらいたいという気持ちから始まります。 自己がない状態で「私は変わりたい」と本当の本気で思うことの方が少ないと思います。 きっかけはいろいろ。 子どもの不登校だったり、家族のDVだったり 日々の生きづらさだったり なんとかならないかと 自己啓発をしてみたりスピリチュアル