活字書体のブラックネス——追記|Theaster Gates: アフロ民藝|森美術館|
『シアスター・ゲイツ: アフロ民藝展』の追記。展示で印象ぶかかったことのひとつは、英文キャプションにフレディック・ガウディ系の活字書体が採用されていたこと。これにゲイツ自身の意図がどのくらい反映されているのかは不明ですが、まぁ、無関係であることはなさそうです。
ガウディ活字は膨大に存在しますが、筆致や小文字の「e」を参考にすれば、おそらくそのなかでケナリー系とされるものだと推測しています。Goudy活字は、いわば近代のアメリカにうまれた活字書体。現在もアメリカ国内ではかなり