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2024宮古島レース報告〜リタイヤしちゃいました(泣)

練習不足でボロボロだった昨年の宮古島トライアスロン。
今年はリベンジ!と意気込んで臨んだものの、なんと、39年間のトライアスロン人生で初めてのスイムリタイヤ。ショック!!!

レース顛末

スタート位置取り

ギリギリまで水分補給をしていたため、スタートラインに並ぶのが遅くなり、なんとなく中途半端な位置取り。中途半端に前、中途半端に真ん中。
これまでは多少位置取りが悪くてもなんとかなっていたので、あまり気にもしていなかったが、これが大きな間違えだった。

スタート!!

スタートして浅瀬の部分はドルフィンスルーで進む。その後、普通に泳ぎ始め、しばらくは普通に泳いでいたのだが、思ったよりも前が支えていて、自分のペースで泳げない。まあ、こんなこともあるさ、とゆっくり泳いでいると、横から後ろから自分のポジションが侵害される、頭をはたかれる、等々でだんだんやる気が失せてきた。

やる気が失せて平泳ぎ

それでも我慢して泳いでいたのだが、だんだんを息苦しくなり、ついには平泳ぎを始めてしまった。これがスタートから200-300mくらい。平泳ぎですこしずつ進み、回復を待ったが、なかなか戻らない。ついにはコースロープ沿いのボートにつかまって休憩。人の波が少なくなるのを待って再び泳ぎ始めるも、しばらく泳いだところでやはり苦しくなり、またボートで休憩。
そんなことを繰り返しながら、いつの間にか最後尾になりながらもなんとか最初の折り返しを通過。この頃にはもう泳ぎきれる気がしなかったので、スイムスキップ(半分の地点で上陸したところでスイムを断念し、バイクランに進む)を目標に、なんとか半分までは、と思って粘った。

強制退場

しかし、折り返しすぎてボートに捉まっていると、審判艇がやってきて「君は泳力がないから失格!」と強制終了させられてしまった。
(泳力がないわけじゃないんだけどな・・)とぼやきつつも、審判に逆らうわけにも行かず、渋々了承し、水上バイクの後ろに連結したボードに乗せられ、砂浜へ強制連行。

折り返して1/3くらいは進んだから、1000mくらいだと思うのだが、ガーミン先生は1612m泳いだことになってる。波に漂っていると距離が増えるのか??

医務室へ

砂浜で担架に寝ろと言われたが、歩けるので大丈夫と断り、歩いて医務室へ。医務室で横になって、血圧、酸素飽和度を測定し、異常のないことを確認。それてもまだ少し呼吸が落ち着かなかったので、しばらくは横になって休んでいた。
すると、要救護者が増えてきたからか、医師から「この人、軽傷だから早く帰ってもらって」と言われ、もうちょっと休んでいたかったが、渋々、起き上がり、スイムアップした人達の応援へと回った。この時点でスタートから約1時間。

後は応援

続々とスイムアップしてくる知り合いに声をかけ、知り合いからは「何してんの?」と聞かれ、「リタイヤ」と答え・・・
そんなことを繰り返して、全員を見送り、バイクでホテルにもどって、応援に出かける。結果として、選手と同等、あるいはそれ以上に日に焼かれて真っ黒になってしまった・・・

過呼吸について

これまでもスイム中に過呼吸っぽくなったことはあったが、ペースを落とし、身体が温まってくれば落ち着いて普通に泳げるようになったのだが、今回はそうはならなかった。
その後、知り合いと話をしていると、思ったよりも過呼吸になった事のある人が多く、みんな苦しめられているんだな、と思った。

西内氏からのアドバイス

ゴール地点で仲間を待っている間、西内洋行氏から過呼吸の対処法を聞いたので、ここで共有。
●過呼吸の原因
西内氏によれば、ヘッドアップすると喉の部分が伸ばされ、気道が狭くなるため、呼吸がしづらくなり、過呼吸になりやすい、とのこと。
●対処方
過呼吸は息が吐けないまま、吸おうとするので空気が入ってこず、浅い吸気を繰り返す状態。気道を広げて、息を吐く事で元の呼吸に戻る、とのこと。具体的には、
 ・水平に浮いて下を向き、気道を広げる
 ・ゆっくりと息を吐く
これをしばらくやれば落ち着いてくるとのこと。
気道を広げるためのオプションとしては、
 ・立ち泳ぎで直立姿勢になって前をみる
 ・仰向け(背泳ぎ)で上を向く
等でもOK、とのこと。
●今回の自分の場合
上記の事を聞いた上で、自分の行動を振り返ってみると、いくつかの反省点がわかってきた。
①平泳ぎ
  顔を上げた状態で泳ぐので、気道は狭まったまま。
  これは辞めた方がよさそう。
②ボートに捉まる
  ボートに捉まっているときは脚が浮いて、顔を立てようとしていた
  ので、下を向くような形になり、結果として気道を狭めていたと
  思われる。
③背泳ぎをする
  ちょっとだけやってみたが、ずっとするわけにも行かず、すぐに止めて
  しまった。背泳ぎとクロールを交互にして、前方確認しながら泳げば
  よかったのかも?
シーズン初戦でこのような事態になってしまい、トラウマにならないか、心配ではあるが、次の横浜、IMフィリピンとスタート位置取りに注意するのと、西内氏のアドバイスを肝に銘じ、安全に完走したいと思う。

最後に、一歩間違えると重大な事故になっていた可能性もあったため、今回は無事戻ってこられたことに感謝、感謝である。

番外編           
バイクの試走時にサイコン(ガーミンEdge)のマウント用ツメが折れて落下!!
ストラップをつけていたので、なんとかぶら下がっていて本体は無事だったものの、レースで使用するためにメイストーム大西さんに応急処置をしたもらった。(結束バンドが痛々しい・・)
結果的には、使う機会がなく、徒労に終わってしまったことが悔やまれる・・

結束バンドが痛々しい・・


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