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こんなはずじゃなかった・・・いいことも悪いことも

25歳の時にぼんやりと、
「30歳になったら自分の夢を叶えてそれでご飯を食べていけるくらいになる。なので仕事もその頃にはやめてるよな。
そして30歳くらいには結婚してるかな?夢を叶えてる段階なら結婚はしてないかもだけど、まぁ恋愛も上手く行ってるだろう。」と思っていた。

そして30歳を迎える数日前、
叶えたかった夢は全く叶わず、むしろ努力をしても近づく気配すらなく、数年で辞めるだろうと思っていた仕事も普通に続けていた。
私は夢を叶えたいと思い日々努力している中で、特にやりたいことも仕事にも意欲がなさそう(に見えた)な周りの同世代の人たちが続々と結婚した。

「できる人」「できない人」にグループ分けされるとしたら、自分は確実にできない人グループに属するのだろうな、今の自分を25歳の自分が見たら絶望するだろうなと思い、泣いた。こんな自分でごめんと申し訳なくなって、泣いた。
30歳になった時に1番感じたのは、「こんなはずじゃなかった」だった。

あれから時は過ぎ、私は30代半ば、いやもう後半になった。
相変わらず結婚はしていないが、最近予想外の出来事が起きている。
それは自分よりも5歳、10歳年下の人たちが何故だか私を慕ってくれるようになった。

「彼氏とお別れしてなんでこんな上手くいかないのぉぉぉ」(多分まだ未練がある)とお酒も入り泣き出すアラサーの女の子に、「別に人を騙したり陥れたりしてないし、真面目に生きてるのになんで自分だけって思うよねー。真面目でいい子が報われるわけじゃないのって辛くない??本当になんなの世の中って!!!」というアドバイスにもならないただの悪口を言ってるだけだが、なぜか彼女には刺さったらしく、慕ってくれるようになった。

基本的にアドバイスできることは何もないので、大体「わかるぅ〜!!私も昔同じことしてたー!!」という感じで接しているのが、いいのか悪いのか。私に話したいと思ってくれる年下の人たちが最近増えた。別に濃い経験をしてるわけでもないし、ついてこい!という姉御タイプでもないのに。
それでも「私みたいな生き方に憧れる」と言ってくれた子もいた。本当に??

こんなことが起きるなんて、自分でもびっくりだし予想外。
こんなはずじゃなかった・・・・けど、思ったより今が楽しい。

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