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【メタモルフォーゼ】宇野亞喜良展 AQUIRAX UNO 東京オペラシティアートギャラリー

盛りだくさん!!!
御年90歳の宇野亜喜良氏の大回顧展である。

イラストレーション、デザインなどなど、意識せずともどこかで彼の仕事と遭遇しているだろう。
私は、日本のビアズリーだと思っていた。
耽美という形容も合う。
作者の名前でぱっと作風が思い浮かぶ。

このモノトーンにビアズリー的な雰囲気を感じていた
空白の良さを見るとイラストだけでなくデザイン、構成力も計り知れない



が、しかし今回の展覧会では既存イメージ以外の作品・プロジェクトも多数展示があり「これもそうだったのか!」と、改めて氏の仕事の広さに驚いた。
変幻自在という言葉も合うのかも知れない。

デザイナー時代初期の作品達。
色味、色彩感覚も素敵だ。



特にポスター、広告の幅広さ

あの抜けた空間にポスターをバババッと。

90年代、おそらく新聞広告で見たであろう映画の告知は良く覚えていたポスターの展示があった。

90年代だなぁ


何となく、淡い色合いにセミヌードの「Theかわいい90's」女性の絵。
子供は見ちゃいけない感、だけど惹かれるのよね、こういうのは。
伊集院静氏原作の映画、「乳房」「クレープ」のポスターだった。
これも宇野さんだったのかー!と改めてその仕事の幅広さに驚く。

あの広告のあれ!とか、原画を見ることができるものもあり、その都度、これもそうだったのか!と感激と感嘆が繰り返される。

最近の作品、コラボレーションで印象深かったのが2016年の資生堂マジョリカマジョルカ。宇野さん風の似顔絵が作れる似顔絵ジェネレータ。
これ、当時けっこうやったけども楽しかったな。

これは椎名林檎さん関連


東京オペラシティアートギャラリーは毎日19時まで開館。
平日の夕方、16時ぐらい訪問したが、この日は程よい人出でゆっくり鑑賞できた。

コレクション展は難波田史男特集なのでこちらもお見逃しなく。

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