80年代に千葉市で生まれ92年〜都内某所で生活 。 女子美→服飾業界(〜2012年)→…

80年代に千葉市で生まれ92年〜都内某所で生活 。 女子美→服飾業界(〜2012年)→途中育児の為4年のブランク→2016年からデジマ業務する2男児の親。好き: 赤瀬川原平 現代美術 日本美術 B'z 服 目先の夢は国内県立美術館の全訪問

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  • 2024年美術館記録まとめ

    2024年に行った美術館やら展覧会やら

  • 子どもと美術

    子どもと一緒に見た美術館やら博物館やら。

  • 2023年美術鑑賞記録

    2023年に見た美術展色々

  • テレワークあれこれ

    子供とのテレワークでの気付き

  • 2020年〜2021年度度版 美術館、企画展めぐり記録

    2020年〜2021年に行った美術館の感想などまとめています

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【絶賛、飼育中】テオ・ヤンセン展 千葉県立美術館

千葉県立美術館でテオ・ヤンセンの個展が開催されている。 どこかしらで名前を知り、きっと映像作品で見たのかどんな感じの作品かは薄っすら知っていた。 なんだか子供達も好きそうだから、一緒に行く?と誘ったら 「え!テオ・ヤンセン?!知ってる!アレだ!見たい!」 と言われ、なぜ知ってんのかと思ったら、息子2人はガサガサと本棚から「くらべる図鑑(確か科学)」を出してきて「この図鑑に載ってるんだ」と教えてくれた。 あ、まじだ。 なんか世界の面白い生き物?乗り物?っていう取り扱いで載

    • 【縫い目と境い目】青山悟 刺繍少年フォーエバー永遠なんてあるのでしょうか? 目黒区美術館

      これは面白かった!!! 青山悟さんの作品は、先日、世田谷美術館「沿線物語」という企画展で展示されていた新所蔵品の中に1点あったのを見つけたのだ。名前を意識したのはその時。 銀色の糸で、非常に細かく縫われていた。 もしかしかたら、練馬区立美術館でやっていた電柱絵画にも出ていた様な… パッと見た時に刺繍とは気がつけないほど細かい縫い目のテクスチャー。 厚塗りの油絵の様相もある。 これは、紙の印刷物やウェブ上の画像だとなかなかわからない。 肉眼で見た時、画面で見てた時と全然違う

      • 【メタモルフォーゼ】宇野亞喜良展 AQUIRAX UNO 東京オペラシティアートギャラリー

        盛りだくさん!!! 御年90歳の宇野亜喜良氏の大回顧展である。 イラストレーション、デザインなどなど、意識せずともどこかで彼の仕事と遭遇しているだろう。 私は、日本のビアズリーだと思っていた。 耽美という形容も合う。 作者の名前でぱっと作風が思い浮かぶ。 が、しかし今回の展覧会では既存イメージ以外の作品・プロジェクトも多数展示があり「これもそうだったのか!」と、改めて氏の仕事の広さに驚いた。 変幻自在という言葉も合うのかも知れない。 特にポスター、広告の幅広さ 90年

        • 【迷彩の街角】パーフェクト・カモフラージュ展 私はアートになりたい

          銀座線・外苑前駅にあるワタリウム美術館。 南青山三丁目の交差点を千駄ヶ谷方面に登った場所にある。 今回はワタリウム美術館のコレクション展と位置付けられている。 概要はこちら 2階の展示室から4階へ上りながら見る順路。 以下、面白かった作品をピックアップ。 アンディ・ウォーホル 1963年11月22日 シルクスクリーン ケネディ大統領の事件の一部始終をレポートする様な内容のシルクスクリーンの作品。 このタイプの作品は初めて見たが、日本語訳のシートも用意してあり、思わず

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        • 【メタモルフォーゼ】宇野亞喜良展 AQUIRAX UNO 東京オペラシティアートギャラリー

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        • 2024年美術館記録まとめ
          27本
        • 子どもと美術
          28本
        • 2023年美術鑑賞記録
          84本
        • テレワークあれこれ
          3本
        • 2020年〜2021年度度版 美術館、企画展めぐり記録
          18本
        • 再就職までの道
          2本

        記事

          工事の影響で会期途中で終了って…うーん…残念 https://www.nmao.go.jp/events/event/collection20240206/

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          【論点と観点】大吉原展 東京藝術大学大学美術館

          開催前からまあ、色々なこともありましたが、かわかわさんのレポ、「『大吉原展』内覧会での、田中優子先生による挨拶全文」を読み、これは絶対に見る、と決めた。 会場入り口に田中さんの挨拶文があり、品がありながらも強い意思表示がされた文章に、この時点でちょっと泣きそうになった。 これを読むだけでも、会場に足を運んでよかったと思った。 観点と論点を混ぜない、でも難解な言い回しのない、非常にクリアな挨拶文だ。 小学生が読んでも理解ができると思う。 殆どの来場者がしっかり読んで展示室に

          【論点と観点】大吉原展 東京藝術大学大学美術館

          【何も言わない美しい風景】マイケル・ケンナ写真展 JAPAN / A Love Story 100 Photographs by Michael Kenna  代官山ヒルサイドフォーラム

          10代の頃から好きだったある風景写真。マイケル・ケンナ氏の作品だと知ったのは30代後半だった。 好きな写真だが子供がゆえ、それ以上調べる方法がなかった&Wikipediaもない時代の話だ。 フォトグラファーの名前の記載はあったと思うがではその名前を深く調べる手立てが、インターネットが発達する2000年以降までなかった。 大人になり、そーいえばあの写真の撮影者って…思い出して調べていくと、東京都写真美術館で展覧会があったり、柴田敏雄氏と展示をしたりしているではないか。 そして

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          【その手元にある展覧会チラシも】エフェメラ:印刷物と表現 関連イベント 冨井大裕|「経験をみること」 慶應義塾ミュージアムコモンズ

          iPhone上であることは確か。 どこでこの展示情報と接触したのか(アドなのかオーガニックなのかwebサイトなのかSNSなのか)覚えがないが、なぜか慶應義塾ミュージアムコモンズ、通称KeMco(ケムコ)の公式webサイトに辿り着き、彫刻家・冨井大裕氏のトークイベントに申し込みをしていた。 この出どころの覚えのない情報で自らコンバージョンを生み出してしまったことに若干そわっとした。 実家の母から「どこで購入したか覚えがないけど、このコップ気に入ってる」という話を聞くような感

          【その手元にある展覧会チラシも】エフェメラ:印刷物と表現 関連イベント 冨井大裕|「経験をみること」 慶應義塾ミュージアムコモンズ

          白井美穂 森の空き地展アーティストトーク(対談)が公開されていた! 公開期間は2024年4月17日から6月30日までとのこと。 「豊嶋康子と見る、白井美穂展」 https://youtu.be/hKfVcIMgzyk?si=_QYRFQfzVkQAk8bN

          白井美穂 森の空き地展アーティストトーク(対談)が公開されていた! 公開期間は2024年4月17日から6月30日までとのこと。 「豊嶋康子と見る、白井美穂展」 https://youtu.be/hKfVcIMgzyk?si=_QYRFQfzVkQAk8bN

          【転がす彫刻】ブランクーシ 本質を象る アーティゾン美術館

          京橋にあるアーティゾン美術館ではブランクーシの展覧会が始まった。 3月中旬〜4月初旬と卒業やら入学なかなか忙しく、ようやく新生活がちょっと落ち着きをみせてきたので、この日は東京ステーションギャラリーの「生誕120年 安井仲治 僕の大切な写真」からハシゴ。丸の内と八重洲は歩いて15分ぐらいか。 ブランクーシと聞いて 自分が事前に持っていたブランクーシの認識は以下。 ・「 大樹の下では何も育たない」といってロダンの元を離れる ・ロダンの元にいた期間はフランソワ・ポンポンが出

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          【スルーしないこと】ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?――国立西洋美術館65年目の自問|現代美術家たちへの問いかけ

          この企画が告知された時から展覧会は始まっていたのかも知れない。 国立西洋美術館が、現代美術を展示する。 長いこと、上野のあの場所にいる国立西洋美術館。 現代美術に関しては他館に任せてスルーして行く方針なのかと思っていた。 それが当たり前だと勝手に思い込んでいた。 恐らく私だけで無く世間一般的に「当たり前」と思われていたことを自らぶち壊しにきたのはなかなかパンクだな、と。いいぞもっとやれ、と思わなくもない。 固定概念を崩すこと 考えることやめないこと 答えは出ないけどス

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          【気がつけば3本立て】「時間旅行 記憶 写真に生きる」東京都写真美術館

          3月から4月にかけて新しい展覧会が始まり、現在3本立て開催中の東京都写真美術館(写美)へ。 東京都現代美術館(都現美)で3本立て観覧は1日では無理だが、写真美術館の面積だったらなんとかイケる。 というわけで都内では珍しく木曜日に夜間開館を行っている写美に17時〜19時半頃まで滞在。 3F TOPコレクション 時間旅行 千二百箇月の過去とかんずる方角から 2F 記憶:リメンブランス ―現代写真・映像の表現から B1F 没後50年 木村伊兵衛 写真に生きる 24年度のぐるっと

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          【それは影か?陰か?】コレクション2 身体———身体 国立国際美術館

          国立国際美術館は2回目の訪問。 前回は2022年、具体の時に訪れた。 その際は企画展のみの展示であり、国際美術館のコレクション展示が見ることができなかったのだ。 今回はばっちりコレクション展をやっているとのこと。 これはいかねばなるまい。 中之島美術館のすぐとなりに位置する国立国際美術館。 福田平八郎展からハシゴである。 東京国立近代、国立工芸館、京都国立近代、国立西洋、国立新美術館、国立映画アーカイブ、と並ぶ独立行政法人国立美術館の一員。 今回は「身体ー身体」と銘打

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          【二郎系コレクション】2023コレクション展III & スーラージュと森田子龍 兵庫県立美術館

          安藤忠雄建築で有名な兵庫県立美術館。 海に面した抜けた空間に立っている。 20年ほど前に海側から建物を見たが、今回、横尾さんの美術館から移動してきたので山側からの入館。 わかりやすそうでちょっとわかりにくい入口。 しかし、広い、でかい! 今回は企画展とコレクション展を見学。 他の施設も見たかったが時間の関係で見学できず。 ちなみに、横尾忠則現代美術館の半券で団体料金で入場可能。 相互割引って地味に嬉しい。 スーラージュと森田子龍 概要はこちら スーラージュも森田子龍も

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          【さざなみの波及先】 没後50年福田平八郎 大阪中之島美術館 

          福田平八郎、といえば。 23年「重要文化財の秘密」でみた「漣」や、 東京国立近代美術館のコレクション展示室でおなじみ、「雨」(これほぼ「瓦」だろ…といつも突っ込んでしまう面白さのある作品)など、日本画の大家にして抽象画家、のようなイメージを持っていた。 さらに画面の構成が面白いと感じていた。 ・画業が通して見れる ・なかなか行けない大分県立美術館のコレクションが来る ・大分と関西しか巡回がない という理由で見に行ってきた。 今回は姫路→神戸→大阪を1泊2日で回る旅だった

          【さざなみの波及先】 没後50年福田平八郎 大阪中之島美術館 

          【横尾さんの写実】ワーイ!★Y字路 横尾忠則現代美術館

          横尾忠則氏の暗夜光路、Y字路シリーズが大好きである。 2001年頃、リアルタイムで横尾さん新作として「原美術館・暗夜光路 展」で見て以来、この絵画にグッと惹きこまれた。 原美術館での貴重な展示作業風景がweb上に残っている↓ ちょうどその頃通っていた学校にも特別客員教授として講演しに来てくれたり(後述)、バリバリ現役画家として筆を走らせていた頃だろう。 そこから20年以上経っても、やっぱりバリバリ現役画家で、2023年秋、東博の表慶館で新作のみの展覧会が行われた横尾忠則

          【横尾さんの写実】ワーイ!★Y字路 横尾忠則現代美術館