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ごりごりマッサージしてませんか?

痛みがある方が効く気がする!

マッサージをしたりされたりする時、そんな風に思っている方、多いのではないでしょうか?

100歩譲って、マッサージを受けている時はともかく(個人的にはそれもあまり良いとは思わないけど)、自分でマッサージする時には、ものすごーく注意してほしいところです。

ごりごりマッサージ、何がいけないの?

今回は特に、自分でマッサージをする際のことを話して行きたいのですが、なぜその時にゴリゴリがいけないか。

それは…

やりすぎる傾向が強いから

です。

面白いもので、自分の身体をマッサージしたりしている時、どんどんどんどんやってしまいたくなるんですよね。

・Mっ気が出てきたり
・痛い方が効く気がしたり
・少しやったら気持ちいいから、もっともっと、となってしまったり

ですが、自分の身体は主観でしか感じられないので、モニターを正確にできないんです。

ごりごりマッサージ、何が起こる可能性が?

シンプルに言ってしまえば、炎症が起こる可能性もあれば、どこかピンポイントで緩み過ぎてしまうこともあれば、

実はごりごり緩めてるつもりでも、痛みによって他の場所を緊張させてしまっていることもあります。

フォームローラーやボールでごりごりやってて、眉間に皺寄ってたり、呼吸止まったりしてませんか?

緊張の表れです。

ごりごりしたところは緩むかもしれないけれど、他の部分が緊張していては、身体全体のバランスが崩れることもあります。

痛みの種類と自分でやる時に気をつけたいこと

痛みというのはとても主観的で、同じ力を加えても、人によって感じ方は違うし、同じ人であっても場所によって違ったりもします。

これは自分でマッサージをする時も、誰かにしてもらう時もそうなんですが、

心身受け入れられる痛みにしておく

のがおすすめです。

硬くなってるところをマッサージすれば痛いこともあります。ただ、その痛みに対して、ちゃんと呼吸が継続できて、眉間に皺も寄らなくて、脱力を継続できるのかどうか。ここが大切。

そして、前述もしてますが、自分でやるときは特に、

少し物足りないくらいでやめておく

をおすすめします。

もちろん、体のことをよく知っていて、何が起こっても自分でそれなりにケアできる場合は自由にしてもらっていいかと思いますが、

あんまりよくわからないのであれば、

少し物足りないところでやめておく

にしてみてください。
で、どうしてももう少しやりたかったら、少し時間を置いてから是非。意外に時間を置いている間に、「ま、けっこう良い感じじゃん」となるかもしれません。

バランスが大切

例えば、腸脛靱帯。太ももの外側にある縦になんだか硬いバンド部分。

硬すぎも良くないんですが、靭帯って硬くあるものなんです。硬すぎるのを少し緩めるのはありですが、ゆるゆるでは困るし、基本二足歩行していたら、ゆるゆるにはなりません。

また他の例をあげると、足裏でボールころころ。これをやり過ぎたことで、ちょっとバランスが崩れたことがあります(私)。

とある先生に「いじくり過ぎだ」と言われるまで、気持ちいいし、良かれと思ってやっていたけど、いやぁ、靱帯に変に力をかけてしまっていた部分が。それ以来、本当に疲れていたりする時にしかやらなくなりました。おかげで足も好調です。

と、マイナスに働くことも無きにしも非ず。

まとめ: ほどほどにやって様子を見てみる

結論として、自分でマッサージをする際には、ほどほどにやって様子を見てみる、ということ。

ちなみに、様子を見てみる、というのは、じーっとして様子を見るわけではなく、歩いたり少し動いたりしてみる、という感じです。

動きにくいところが動きやすくなった、とか、そういうチェックが肝心。

フォームローラーやボールでちょいちょいっと緩めたくらいのものは、長期的に持続はしないので、物足りなければ、時間を置いてまた少しやる、というのがいいかな、と思います。

そして、自分の手や指でマッサージすると、手や指が疲れたり、肩がこったりすることもあるので、何かしらの道具を使ってあげるのはおすすめですよ♡

特に、女性は歳と共に手に負担がきやすくなります。上手に道具を使って、手を大事にしてあげてください。



〈余談〉

International Fascia Research Congressの発起人であるロルファーのシュライプ先生は、

フォームローラーはやってもやらなくてもどちらでもいい

と以前話されていました。自分的に効果があれらやればいいし、そうでなければやらなくていい。リサーチ的には変化はそんなにないようです。

私個人的には、動く前なんかに少しゆるめてあげると動きやすい感があったり、ストレッチしながらだとストレッチ効果が広がったりする感があります。


*痛みの感じ方には信頼感も関係しています。そんなことを再認識させられた、アナトミートレインのクラスアシスタントの1週間。そこについてはこちらから。

https://ameblo.jp/rolfer-yuki/entry-12787208281.html

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