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月を音楽で表現する方法

初めに

音楽、特にLofiやChillhopにおいて宇宙や自然の神秘というのは切っても切り離せないものだと思います。今現時点では僕らがわかっていることが少ない、人の悩みがとても些細に見えるほど広大な存在に、作曲者は惹かれるのです。
それと同時に広大すぎてどのように表現するかわからなくなることもよくあることです。
そこで今回は、広大な宇宙の中でも身近な「月」を用いて表現の仕方を書き綴ろうと思います!

メロディを用いて表現する

今回あげる方法の中で一番わかりやすく難しい方法だと思います。作曲の中で一番自我を出しやすい物です。しかし、このメロディで表現する事において、「どの楽器が適しているか」まで含めて考えると途端に難易度が跳ね上がります。そこで今回「月」を例に僕なりに適している楽器、メロディの特徴を書いてみました。

  • 月を表すのに適している楽器
    ・ピアノ/エレピ
    ・アコギ(アコースティックギター)
    ・マリンバ
    ・カリンバ
    ・ハープ

  • 月を表すメロディの特徴
    ・音を細かく動かさずシンプルなものを意識
    ・音の高さより音の間を意識する
    ・メロディのリズムは繰り返し要素を入れ込む
    ・曲のKeyと外れる音は入れないようにする

上記のリストは僕なりに「月」をイメージした曲を作るなら意識するポイントになります。ぜひ活用してください!

コードを用いて表現する

この方法は楽器の雰囲気決めによく重宝されます。コード進行と言う表現は作曲始めたての方には億劫かもしれませんが、なんて事ありません。他の曲からお借りして使うのが良いと思います。コード進行に著作権なんてものはありません。以下のリストは月の雰囲気に合うコード進行を一部抜粋したものです。

・i - iv - VII - III 
・i - VI - III - VII  
・ii7 - V7 - I - vi7 
・IVmaj7 - vi7 - iii7 - vi7 
・I - IVmaj7 - VIImaj7 - III 

またこれらのコードは循環コード進行、つまりコード進行をループさせても問題ない進行になっています。これらの進行もぜひ使ってみてください!

音響を用いて表現する

最後の方法は楽器だけでなく曲の雰囲気を決める時に使います。ここでの音響というのは環境音やリバーブなどのエフェクトを指します。この環境音と言うのはLofiやChillhopにおいて重要な役割を持っています。
今回の「月」に当てはめるとすれば遠くの鳥のさえずりや波の音、風の音を使うことで曲が生み出す月のイメージの解像度をあげる役割があります。この工夫があるとないとでは曲の美しさが段違いです。これもぜひ曲に組み込んでみてください!


終わりに

今回紹介した3つの方法は音楽で何かを表現する際に大いに役に立つ方法です。ここに書いてある例やコード進行が読んでくださった方の作曲活動に貢献できているなら幸いです。
それではまた次回会いましょう!

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