六角明雄(中小企業診断士・経営コンサルタント・ビジネス書作家)

鄙で暮らす経営コンサルタント(中小企業診断士)・ビジネス書作家です。 最新刊は「図解で…

六角明雄(中小企業診断士・経営コンサルタント・ビジネス書作家)

鄙で暮らす経営コンサルタント(中小企業診断士)・ビジネス書作家です。 最新刊は「図解でわかる経営の基本いちばん最初に読む本」( http://amzn.to/2lu3fU4 )。 地方銀行出身で、資金調達支援を中心に、BSCの導入支援、セミナー講師などをしています。

最近の記事

人生が変わる7つのステップ(2)

[要旨] 経営コンサルタントの板坂裕治郎さんによれば、経営者が自分の「熱い想い=理念」を「見える化」すると、人の輪ができ、その関係性の中で経営者自身の「覚悟」が決まっていき、そのことが自分を「変化」させることができるそうです。すなわち、理念を社内に浸透させることが、経営者の基本的な活動であり、それを実践し続けることで、経営者自身もスキルを高めることができると言えます。 [本文] 今回も、前回に引き続き、経営コンサルタントの板坂裕治郎さんのご著書、「2000人の崖っぷち経

    • 人生が変わる7つのステップ(1)

      [要旨] 経営コンサルタントの板坂裕治郎さんによれば、起業して社長に就いた方が、経営者としてスキルを高めていくには、事業に対する想いを明文化し、それを社内や社外に定着させていくステップを踏むことが必要いうことです。このステップは、容易なようで、実際には実践されていることは少なく、だからこそこれを実践することで経営者としての成長が期待できます。 [本文] 今回も、前回に引き続き、経営コンサルタントの板坂裕治郎さんのご著書、「2000人の崖っぷち経営者を再生させた社長の鬼原

      • 行動できる経営者は顧客から敬意を得る

        [要旨] 経営コンサルタントの板坂裕治郎さんによれば、福井県の足場屋の社長さんが、下請けの状態を脱することを決意して、板坂さんのセミナーを受講し、毎日ブログを書き続けたそうです。その結果、そのブログがよく検索されるようになり、直接仕事を受注できるようになったそうです。このように、現状を改善するには、行動力が鍵になるということです。 [本文] 今回も、前回に引き続き、経営コンサルタントの板坂裕治郎さんのご著書、「2000人の崖っぷち経営者を再生させた社長の鬼原則」を読んで

        • 経営は『想い』と『経済力』の両輪で

          [要旨] 経営コンサルタントの板坂裕治郎さんによれば、事業は利益が得られなければ継続できないものの、損得を最優先さると、その価値観を持つ相手としか取引できなくなり、「金の切れ目が縁の切れ目」になってしまいます。そこで、事業にかける「想い」を利害関係者に伝えることで、同じ価値観を持つ人たちと強い関係を持つことができ、それが自社の事業を安定化させることに資するということです。 [本文] 今回も、前回に引き続き、経営コンサルタントの板坂裕治郎さんのご著書、「2000人の崖っぷ

          自分に厳しくできる経営者は成長する

          [要旨] 経営コンサルタントの板坂裕治郎さんによれば、起業して社長に就いた人は、自分自身を厳しくできるかどうかで、その後、経営者としてのスキルを身に着け、会社の事業を軌道に乗せることができる人と、自分を律することができず、業績を低迷させたままの人に分かれるそうです。そこで、板坂さんは、自分を律するために、毎日、ブログによる情報発信を行うことをお薦めしているそうです。 [本文] 今回も、前回に引き続き、経営コンサルタントの板坂裕治郎さんのご著書、「2000人の崖っぷち経営

          オーナー社長は諫めてくれる人がいない

          [要旨] 経営コンサルタントの板坂裕治郎さんによれば、サラリーマン、大会社の社長、オーナー会社の社長の中で、裸の王様に最もなりやすい立場にいる人はオーナー会社の社長だということです。そのため、裸の王様になってしまわないよう、自らを厳しく戒めることが大切です。 [本文] 今回も、前回に引き続き、経営コンサルタントの板坂裕治郎さんのご著書、「2000人の崖っぷち経営者を再生させた社長の鬼原則」を読んで、私が気づいたことについて述べたいと思います。前回は、板坂さんによれば、根

          『社長』から『経営者』なるためには…

          [要旨] 経営コンサルタントの板坂裕治郎さんによれば、根拠のない自信しかないのに、起業して社長に就く人は少なくないものの、それだけでは「社長」のポジションに就いただけであり、その後、事業に臨みながら学び続けなければ、「経営者」としてのスキルを身に着けることができず、その結果、事業をうまく軌道に乗せることができなくなってしまいかねないということです。 [本文] 今回も、前回に引き続き、経営コンサルタントの板坂裕治郎さんのご著書、「2000人の崖っぷち経営者を再生させた社長

          社長になるためのテストは何もない

          [要旨] 経営コンサルタントの板坂裕治郎さんによれば、能力がなくても、法務局に登記すれば、誰でも「社長」になることができる一方、「経営者」はきちんとしたマネジメントスキルを備えた人であり、そのためのスキルを学び、身につけなければなりません。したがって、単に、登記上の社長のままであれば、運転免許証を持たないドライバーが運転する自動車のようにしか、会社を経営できないことになるということです。 [本文] 今回も、前回に引き続き、経営コンサルタントの板坂裕治郎さんのご著書、「2

          お金を借りないといけない理由を考える

          [要旨] 経営コンサルタントの板坂裕治郎さんは、融資を受けなければならない理由を考えることが大切だと述べておられます。もし、融資額が仕入代金の金額以内に収まっていれば、正常に事業を継続できますが、それを上回っている場合は、赤字による資金不足が発生しているため、赤字を改善するための対策を直ちに講じる必要があります。 [本文] 今回も、前回に引き続き、経営コンサルタントの板坂裕治郎さんのご著書、「2000人の崖っぷち経営者を再生させた社長の鬼原則」を読んで、私が気づいたこと

          見栄ベースで築いた人脈は一気に崩れる

          [要旨] 経営コンサルタントの板坂裕治郎さんによれば、仲間内で目立ちたい、あいつはすごいと思われたいという欲求で商売に臨んでいる経営者は、図らずも事業が躓いたとき、社員も、愛想のよかった金融機関の担当者も、仲間だと思っていた社長たちも、すぐに離れていく、すなわち、見栄ベース、金ベースで築いた人脈は一気に崩れるので、注意が必要ということです。 [本文] 今回も、前回に引き続き、経営コンサルタントの板坂裕治郎さんのご著書、「2000人の崖っぷち経営者を再生させた社長の鬼原則

          『あなたから買いたい』と言われる商売

          [要旨] 経営コンサルタントの板坂裕治郎さんによれば、資金繰の苦しい会社がそれを改善するためには、まず、顧客に対して売上代金の前払いを依頼することが大切だそうです。もちろん、商品の競争力が低ければ、代金前払いには応じてもらえないので、前もって商品の競争力を高めなければなりませんが、そのための活動のひとつとして、板坂さんは、社長がブログで毎日情報発信をするとよいということです。 [本文] 今回も、前回に引き続き、経営コンサルタントの板坂裕治郎さんのご著書、「2000人の崖

          優良な会社は仕事の前にお金をいただく

          [要旨] 経営コンサルタントの板坂裕治郎さんによれば、「儲かっている会社は、仕事をする前にお金をいただき、貧乏会社は仕事をしてからお金をいただいている」そうです。これは、手元資金に余裕のある会社は、経営者の方が事業活動を俯瞰することができるようになり、より適切な判断ができるようになるからと考えられます。 [本文] 今回も、前回に引き続き、経営コンサルタントの板坂裕治郎さんのご著書、「2000人の崖っぷち経営者を再生させた社長の鬼原則」を読んで、私が気づいたことについて述

          慢心する社長は『4大疾病』にかかる

          [要旨] 経営コンサルタントの板坂裕治郎さんによれば、中小企業経営者の方はポテンシャルが高いにもかかわらず、自分がすべてを決められる立場にいるために、慢心してしまいやすく、その結果、会社の事業を悪化させることになるので、相当の注意を払うことが求められるということです。 [本文] 経営コンサルタントの板坂裕治郎さんのご著書、「2000人の崖っぷち経営者を再生させた社長の鬼原則」を拝読しました。同書で、板坂さんは、中小企業経営者は、「社長の4大疾病」にかかりやすいということ

          DX推進にはエンゲージメントが必要

          [要旨] 会社でDXを進める際には、エンゲージメント、すなわち、社員と会社の間に存在する強い信頼関係が必要となります。しかし、エンゲージメントは必ずしも高い会社ばかりではないので、エンゲージメントが十分ではない会社は、DXを進める中で、エンゲージメントを強化していくことが得策と考えられます。 [本文] 今回も、前回に引き続き、冨山和彦さんと望月愛子さんのご著書、「IGPI流DXのリアル・ノウハウ」を読んで、私が気づいたことについて述べたいと思います。前回は、DXは必要な

          中小企業こそDXのインパクトが大きい

          [要旨] 中小企業の中には、DXは必要ないと考えている経営者の方も少なくないようですが、むしろ、DXが遅れているという状況は、改善の余地が大きかったり、競合を出し抜くチャンスがあるということでもあるため、積極的にDXを取り入れることが望ましいと言えます。 [本文] 今回も、前回に引き続き、冨山和彦さんと望月愛子さんのご著書、「IGPI流DXのリアル・ノウハウ」を読んで、私が気づいたことについて述べたいと思います。前回は、DXとは、デジタルを活用した既存事業の磨き込みによ

          DXとは将来のためのリソースの捻出

          [要旨] 冨山和彦さんによれば、DXとは、デジタルを活用した既存事業の磨き込みによって、人的・資金的なリソースを捻出し、そのリソースを使って新たなチャレンジをすることだそうです。そして、その新たなチャレンジのうち、いくつかが実を結び、やがてその新たなチャレンジは、既存領域となっていき、その既存領域でDXを推し進めるループを回すことが、安定的な事業の発展につながるそうです。 [本文] 今回も、前回に引き続き、冨山和彦さんと望月愛子さんのご著書、「IGPI流DXのリアル・ノ