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ほどらで社長日記

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会社員を11年、フリーランスを2年やってから2021年3月で法人化しました。 大阪府泉佐野市を拠点に事業をしている社長の記録です。
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記事一覧

「自分の成功は自分で作っていくしかない」地元に根ざし、社長になった話【厄年ロングインタビュー・後編】

※前編(六本木編)はこちら! 発達障害のひとつであるADHDが発覚し、「自分の成功は自分で作っていくしかない」と森下さんは覚悟を決めた。そして会社を辞め、フリーランスで自分の仕事を作っていくことに。活動の拠点に選んだのは、生まれ育った大阪・泉佐野だった。 泉佐野に戻った森下さんは、やがて2社の経営者となり、市との共同事業を実施し、移住者を増やしている。 前編となる六本木編に続き、旧知のライター・遠藤光太が、森下さんにロングインタビューを実施した。後編の記事では、泉佐野に

天才だと勘違いした凡人が東京で挫折して本当の自分に気がつくまでの話【厄年ロングインタビュー・前編】

「ウェイウェイって感じで、六本木の遊びをめっちゃしましたね。週末は朝まで飲んではしゃいで。年収600万円あったけど、貯金なんてない。スタッフ全員分おごってたし、むしろ赤字やったから、毎月カードの支払いに追われて……」 森下さんは、港区・六本木の焼肉屋で店長を務めていた。刹那的な楽しみを享受する反面、店長としての苦悩に苛まれていた。仕事がうまくいかない。レジ締めの数字が合わない。顔面蒼白になっていることを、部下から指摘される。その原因が発達障害だとわかったのが、34歳のときだ

新年のご挨拶と2021年の振り返り

あけましておめでとうございます🌅 昨年は法人化したり、コワーキングスペースを作ったりと、新しいことに挑戦し続けた1年間。 たくさんの人にお世話になり、そしてご迷惑もかけ、なんとか1年間を切り抜けました。 本当にありがとうございます! あまりにいろいろありすぎて、全部振り返っているとキリがない。 ということでシンプルに、2021年に起こったことを数字でまとめてみました。 ⭐️数字で振り返る2021年の活動記録⭐️ ・泉佐野に来てくれた人たち 100人以上 ・移住した人たち(

ほどらで社長日記「消耗せずに成果を出す働き方」

駆け出しフリーランスあるある。思っていた以上に仕事量が多くてパンクしてしまう。 フリーランスとして仕事がうまくいきはじめると、継続案件も増えるし、営業もしやすくなる。そうすると自然に仕事時間も増えてしまうんですよね。 特に駆け出しの頃はいつ仕事がなくなるか分からないので、案件を多く抱えてしまいがち。気付けば睡眠時間を削らないと納品が間に合わないみたいな状況に。僕も1年目の頃は、複数の案件の締め切りが同じ日になってしまい徹夜して終わらせるみたいなことがありました。 基本的

ほどらで社長日記「ゴールが決まらないとどこにも行けない」

よく「会社員をやめてフリーランスになろうと思うのですが?」とか「学校を卒業したら就職せずにフリーランスになろうと思うのですが?」と聞かれます。 答えはいつも決まっていて「ゴールはどこですか?自分のやりたいことができるなら、それが正解」です。 僕自身、会社員を11年やって、フリーランスを2年。今は会社経営をやっています。それはなろうと思ってなったというより、自分の理想のスタイルを模索しているうちに結果的になってしまった、みたいな感覚。 「会社員がダメ、フリーランスが最高」

ほどらで社長日記「平凡な会社員が35歳から未経験でフリーランスになった話」

今でこそフリーランスや経営者としてWebを中心にした仕事をしていますが、3年前までは東京の飲食店で働いていました。 飲食の仕事は好きで選んだもの。やりがいも感じていたし、環境や仲間にも恵まれ10年近く充実した時間を過ごさせてもらいました。しかし、30歳を過ぎたあたりから少しずつ不安も感じるように。店長として期待された結果が残せず、それどころか迷惑をかけまくり。正直、お世辞にもできる社員ではなかったです。そんな僕を見捨てずにいてくれた当時の社長や上司には今でも感謝しかありませ

ほどらで社長日記「基礎になるのはライティング」

ブログから始まり、ライター、サイト制作、動画編集と一通りのスキルを渡り歩いてきた僕だけど、結局1番基礎になっているのはライティングのスキル。別に記事を書いて稼ぐとかいう話じゃない。何かを始めようと、文章を書いて誰かに自分の考えを伝えるという行為が必須になるからだ。 特にリモートやテレワークが増えると、コミュニケーションの9割くらいは文字でのやりとりになる。そこで求められるのは、整った文章を書くというより、いかに伝わる文章を書くか。意味だけでなくビジュアル的にもぱっと見て頭に

ほどらで社長日記「コーチングを受けてみた」

コーチングというものを初めて受けた。 個人的には一度体調を崩した時に真剣に人生を見直した時期があって、病院で専門の検査を受けたり、自己理解系の本を読みあさったおかげで、かなり自分をコントロールできている方だと思っている。正直、不満もあんまりない。 じゃあなんでわざわざコーチングを受けたかというと、自分だけで出せる答えに飽きてきたからだ。 自己理解ができていると判断に迷ったりやモチベーションの維持などに困ることがなくなる。言い換えると、自分の最適解を導き出すスピードが格段

ほどらで社長日記「機会を演出」

コワーキングスペースをオープンさせて約2週間が経った。いろいろなことが少しずつ形になってきて大変だけど、毎日楽しい。 昨日は日曜日だったが、多くの人が作業していた。みんなの生活サイクルの中にRocksが組み込まれ始めたのはうれしいよね。 フリーランス仲間だけでなく、近所の人もちらほら訪れてくれる。昨日も見学に来てくれた方がいた。地元で事業をされていて、事務所の移転移転準備中とのことだった。それに合わせてHPやパンフレットを作っていきたい、という話。 そこでたまたま作業し

ほどらで社長日記「オンとオフのバランス」

この1年でオンラインでのコミュニケーションが圧倒的に増えた感じがあるよね。もともと家でずっと作業するタイプの僕からしたら願ったり叶ったり。打ち合わせのためにいちいち外出しなければいけなかったのが、あちらの方からオンラインでやりましょうなんて言ってくれたりする。最高やんか。 とはいえ、オンラインばかりになってしまうとそれはそれでなんか物足りなく感じてしまう。先月は1ヶ月の合宿をやっていて、11人の生徒さんと毎日のように顔を合わせ、文字通り膝を突き合わせるレベルでガッツリ向かい

ほどらで社長日記「徹底的に準備する」

自信の源って「どれだけ徹底的に準備できたか」 もうここまでやったら成功するしかないやろというくらい準備ができていれば不安になるはずがない。だからこそ、少しでも不安に思う部分があるなら放置せずに潰しておく。そこで手を抜いてしまうと「やっぱりやっておけばよかったなぁ」なんてモヤモヤが頭をよぎるかもしれない。そんな状態じゃあ、自信も揺らぐよね。 始める前に成功が明確にイメージできているかはめちゃくちゃ大事。やれたらいいなぁじゃなくて、やれる。もうやるしかない。そう思えたら色んな

ほどらで社長日記「やれることは全部やる」

やると決めたら徹底的にやらないと気持ちが悪い。あとになって「そういえば、あれもやっておけばよかった」みたいになるのがすごくイヤ。そうなるぐらいならやらない方がマシだ。 とにかく0か100か、みたいな。 程々の感じがわからない。みんなどうやって折り合いつけてるんすかね? 正直しんどいこともあるよ。このへんで止めておけば楽なのにねって。でも、後悔するのは自分なんよ。やらない後悔が1番しんどい。それならもうやり過ぎぐらいでちょうどエエ。 中途半端なことをしていても、中途半端

ほどらで社長日記「怒涛の半年」

2021年も半年が経過した。我ながら激動の半年間。正直、最近は時間感覚がよくわからんくなっているのでスケジュール帳を見ながら振り返ってみた。ざっとまとめると 1月:和歌山で動画編集合宿、地元のクリエイターと交流増える 2月:写真撮影、マーケティングを本格化させる 3月:株式会社ろっかくプロダクション爆誕 4月:クラファン開始(137万円達成!) 5月:いなフリ統括(1ヶ月合宿講座) 6月:コワーキングスペースRocksオープン なんかもう半年前が大昔のようやな、、、 も

ほどらで社長日記「MPを消費する」

ちょっと感覚的な話になるんだけど、いくら時間があって体力も有り余っていたとしても、まったく仕事が手につかない時がある。パソコンに向かっても1文字すら書けない、みたいな。 こういう状態を僕は「MPが足りない」と呼んでいる。 ゲームをやる人にとってはおなじみのMP。マジックポイントのことである。MPを消費することでゲームのキャラクターが魔法を使って、通常攻撃より大きなダメージを与えたり、一時的に能力を向上させたりできる。 現実世界に置き換えてみると、想像力を発揮しなければい