続・全ては農になる
カンボジアに進出していた多くのNGOが、農業を始めているらしい。
その理由を聞いてみて納得したのだが、まず最初は『教育』を行うために入ってきた所が多かった。
学校の建設ラッシュが起きていたのがその証拠だ。
で、実際に教育を行おうとしたのだが、生徒が集まらない。
何故かと言うと、これまで自給自足生活を行っていた家庭では、家業である農業を行うことに忙しくて、学校になど通っていられないのだそうだ。
昔の日本を考えてみても分かる。
田植えや稲刈りのために集落総出で人員が駆り出されていた頃があったはずだ。
それを思い出してみればいい。
……ちなみに、先生も先生で『給料が安すぎて副業の方が主になってしまう』という問題もあり、教師も集まらない……という問題もあるようなのだが、ここでは割愛しておく。
というわけで、まずはその『農業』において少しでも収入を得ることにより、学校に通う時間を作らなくてはならない……ということで、皆農業を始めたようだ。
さあ分かってきたでしょうか。
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