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全ては農になる

韓国では、東大並みにエリートしか入れない農業学校の主席になると、1000万貰えるんだってさ。
それを「農業やりたいです」といった人5~6人に対して、均等にバラ撒いてしまうのが日本の農政。
土地も仲良く分けなさい、ってこと?

ある地域では、1世帯10haある土地を、何とかみんなで手作業で回しているのが東南アジア。
0.2haぐらいの土地を、「人力じゃ無理だから」と言って、補助金貰ってトラクター買うのが日本の農業。

……うーん、廃れていくのがよく分かる気がする。

向こうで見せてもらった資料を読んでいたら、農村が貧困に陥った理由が書いてあった。

それは、緑の革命以後のモノカルチャー黎明期において、農村部にも一部の大手企業などから、「絶対儲かるから、換金作物を作らないか?」……という申し出があったらしい。
で、純朴な農民たちはそれを信じて、借金して苗や資材や設備などを買ってしまったと。

しかし、実際に作ってみたら、初めての品目でうまく作れずに全滅してしまったり、作れたとしても買ってくれない人たちが出てきたとか……。
なので、当初の借金ばかりが残って、都会に出稼ぎに出たり、娘を身売りに出したり……といった負の連鎖が始まってきたということだ。

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