【エッセイ】FXはボクシングだ。
FXはボクシングと似ている。
これは決して
相場との殴り合いという意味ではない。
当然、札束での殴り合いでもない。
こじつければ何だって解釈できるのだが
似ていると感じたんだから比較していく。
ボクシングはスポーツだ。
でも、ある人は格闘技だという。
実際のところ、ボクシングを語れるほど
詳しくもないし、争点はそこではない。
FXは立派な投資の一つで職業にしている人もいる。
でもある人は、投機でギャンブルだという。
ここに本質があると思っている。
FXは投機で投資ではない。
投機＝ギャンブルにしない方法は何か？
このように考えていくと
ヒントが見つかるかもしれませんね。
ボクシングの試合以外の部分をスポーツと考え
試合は格闘技と位置付けた場合、
ボクシングは試合が決まるまでは
ひたすら体力トレーニングや基礎トレーニング。
FXで言うところの相場の振り返りや過去検証。
正しい知識のインプットなど。
試合が決まれば、
実践に向けたトレーニングや減量。
対戦相手の分析もやっていくと思います。
FXでも環境認識からエントリーポイントが決まれば
そこに向けての細かい分析をして
損切り位置や利確目標を立てます。
未来チャートに向けての値幅観測など
数値根拠をあらゆる方面から出して
そこから強い根拠だけに削ぎ落していく。
そして試合になるとボクシングは格闘技になる。
ボクサーにもスタイルがある。
ファイターかアウトボクサーか。
対戦相手を倒すために戦術・駆け引きなど
事前に決めた戦い方をしていく。
ってそんな簡単な話じゃないよね。
相手あってのことだし、
自分の思い通りにもいかないこともある。
戦略無視のパワープレイもあるかもしれない。
人間は感情的な生き物ですからね。
当然、FXも例外ではない。
FXもトレードをするときは
変わらなければならない。
自分のトレードスタイルに合わせて
分析しなければならない。
自分は短期トレードが向いているのか？
それとも長期トレードが環境的にもベストなのか。
どれだけ分析してもシナリオを立てても
自分の思い通りには動いてくれない。
相場はカウンセラーでもクレーム対応でもないので
自分の都合を相場に持ち込まない。
トレード以外の時間は研究者になって
トレード自体は感情のない
ロボットになるのが理想。
そのための不安を解消していくのが
日々の検証作業や正しい知識のインプットです。
感情が邪魔なのはもう分かっているはず。
でも感情的になってしまう。
いちいちイラッとしてしまうのは
「思い通りに動いてくれない」という
あなたの勝手な期待のせいです。
自分の能力・実力・努力を棚に上げて
勝手に期待して自分の期待通りにならないから
イライラするとか他責思考の典型です。
今、何が必要で何が足りないのかを
しっかり自己分析してみることが大切ですね。
それでは話を戻して
ボクシングの試合が終われば、
またスポーツに戻ります。
次の試合までしっかり休養を取るのも大事だし
試合結果に関わらず試合の振り返り、反省をして
次に向けての分析をしていきます。
FXもトレードが終わればトレードノートに残して
その時の状況など、
後で見てもわかるようにまとめておく。
トレードが出来なくても、なぜ見送ったのか
分析でのシナリオと実際の相場の動きに
どれくらいの乖離があったのか？などを
細かくアウトプットすることで
次に繋げていきます。
その時の感情も記録しておくのもいいですよ。
こんな感じで
今回はボクシングで比較しましたが
あなたがどちらを選ぶかはわかりません。
フィジカルに自信があるから
ボクシングを選ぶも良し。
争いごとは苦手だからFXにするも良し。
別にこれはボクシングやFXに限った話ではなく
全てに通ずることだと思っています。
自分の得意分野を活かして
何の職業を選択しても同じで
成功者の思考は共通しているということです。
(天才肌は別次元なので今回は無視)
言い訳をしても何も変わりません。
言い訳出来ない土俵で戦いましょう。
いきなり言い訳をするな！と言われても
言い訳もしたくなるご時世ですよね。
そんな世の中だからって
親ガチャとか上司ガチャとか
言ってませんか？
日本に生まれただけラッキーでしょ？
今の日本が良いとかではなく
世界は広く、上を見たらキリがないですが
他の国を深く知らなくても
まだ日本で生まれて
日本人で良かったと思いませんか？
こういう時は国ガチャに成功している。
とは言わないんですかね？
物心つく前から
命の危険にさらされている国もあるので
いろいろ選択できる環境なだけでも
プラスだと思います。
劣悪環境ではないといっても
日本も税金は高いし、物価も上がっている状況。
安いスーパーを探して走り回ったりするのって
すごくやっている感や達成感があって
間違っていないと錯覚します。
これも日常に潜むプロスペクト理論です。
みんな、数量限定とかタイムサービスとか好きだもんね。
価格にフォーカスすると、どんどん悪循環になり
値上げは悪、安い方がいい。
こうなってしまったら内容量がどうであれ
自分の納得できる「価格」かどうか。
ここでしか判断出来なくなると
結局は心まで貧しくなってくる。
派手な生活をするためだけじゃなく
当たり前の生活を当たり前にするために
FXや投資を始めるのもありですし
実際、派手な生活を求めて
始めた人は大体、数か月で退場します。
当たり前の事を当たり前に出来るようになってから
儲けることを考えても遅くは無いですよ。
まずは、始める前に自己分析から始めましょう。
現実は給料はなかなか上がらないし、
その中でのやりくりも大変。
日本人の悪いところでいうと
給料を上げてくれと言う人が少ない。
もっと言うたら良いのにね。
私も会社をやっていた時は
社員からの昇給交渉はよくありました。
誰か一人が交渉したとなれば
他の社員にも筒抜けだったので
当然、私も！私も！ってなりますよね。
でも、ただのおねだりじゃないから
それなりの材料を持ってこなければ
交渉にもならないし、中途半端なことでは
私がOKしないのもわかっているので
しっかり交渉材料や結果を持ってきます。
最終的には社長をやりたいっていう
嬉しい人材に育ちましたからね。
そんな社員も最初は言い訳が多かったです。
なので言い訳出来ない環境で何ができるか。
ここだけで判断するようにしました。
誰もが平等に与えられているものとは何か？
それは時間です。
私がいつも言っている
時間がないからと理由を付けて行動できない人は
たとえ時間があったとしても行動しない。
それと、時間が平等なのは長さだけです。
これをどう使っていくかで将来が変わります。
限られた時間だからといって
何でも早くやればいいってことでもないし
時間を掛けてでも
丁寧にしなければいけないこともある。
成功者で時間の使い方が下手な人はいません。
答えがどこにあるか分かりましたよね。
私はよく料理で例えたりします。
3年前まではスクランブルエッグも
まともに作れませんでした。
それからでも毎日欠かさず料理して
今ではFXより得意です。
好きこそものの上手なれ。
料理に関しても
簡単レシピ、時短レシピや
レンチンだけで、包丁いらずなど
初心者や料理に興味が無い人には
キャッチーに聞こえますよね。
こういうのもFXと似ている部分です。
食材の特徴や素材を理解して活かせば
美味しく作れるし、楽しいです。
どこか時間に追われて
料理も使命感で作っているだけとか
興味が無いからとりあえず、作るだけとか。
私は時短や手間抜きとかは考えず
とにかく基本的な調理法を覚えて
毎日続けることを意識しました。
レトルトや加工品も一切使わず
全てイチから作ることから始めました。
お陰で、外食で摂取する塩分が
すごーーーいことに気付きました。
益々、自炊が楽しくなりますね！
好きなこと、必要なことに時間を使うのは
無駄ではなく、大事なことです。
FXを上達したいのであれば
エントリーやお金が増えることを
好きになるのではなく
チャートを見るのが好き、
相場分析をするのが好き、
過去検証をするのが好き、
ノートに記録するのが好き、
数値化や言語化するのが好き。
ってことに時間を使っていけば
結果的には良いトレードが出来て
お金も増えていきます。
FXと共通する身近なスポーツでいうと
ゴルフも似ていますね。
他人の意見ほど邪魔なものはないし
歴と実力が比例していないことも多い。
右に打ちたくないと思えば思うほど
意識して体が開いてスライスになり
右に行っちゃいます。
目の前に池がありボールを高く上げたいと
思えば思うほど意識して
顔が上向いてボールの上を叩いて池ポチャ。
FXでも思い当たる節はないですか？
損切りされたくない、損したくないと
思えば思うほど、損切り幅を狭くしたりして
ちょっとしたノイズで切られたり。
せっかくプラス方向に伸びたのに
損益金額ばかり気にして
ちょっとした上下の動きで金額が
増減することすら耐えられなくてチキン利確。
完璧な分析で完璧なエントリーが出来たと
思えば思うほど、逆行した事実を受け入れられなくて
損切り位置をズラしたり、失敗を認めない。
完璧なんて求める必要もないし
完璧を求めていくと疲弊していくだけ。
結局、思考が変わらない限り
何をやっても結果は同じなんだから
まずは自己分析をして
FXなんかに執着せず、得意分野を伸ばす
別のお金稼ぎもあると思います。
視野を広げて上手く時間を使いましょう。
© 2023 roka/FXトレーダー
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