マルタ

考え事

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5月3日@高円寺

高校時代の同級生に会った。(以降、Sと呼称) 最初は上野の展示を観に行く予定だったのだけれど、近頃私は不眠気味で午前中からの活動が難しかったことと、GW真っ只中の上野に行きたくないな、という気持ちが勝って私と彼女にとって近場の高円寺で会おうと当日に提案をした。 快諾してくれたSと午後一番で電車の中で合流をした。 適当にお互いの近況について話し合った後、私は10年くらい片想いしている同性の相手についての相談をした。彼女はSにとっても同級生であるから、私が彼女に好意を持ち始めた

    • 私はこんなもんでいいかって思う事が大事じゃないかと言われるけどそれでも私は私が嫌いだな

      • フィール・ライク・ア・ナチュラル・ウーマン

        姉さんの友人がステージに立って歌うのを、私は聴きに来ていた。 日曜日の昼間、あまり大きくもない市民会館。家からバスで30分くらいの距離。おじいちゃんやおばあちゃんが数多くを占める、小さなホールで。 私が姉さんとその場所についたのは、開演ぎりぎりの時間だったというのに、二人してゆったりとした足取りで入口に向かっていたところを、ブロンド髪の女性に声を掛けられる。 姉さんの友人は私たち姉妹のほかにも沢山の人を招待したようで、道中で彼女の知り合いに遭遇しては英語で沢山挨拶された。(彼

        • キャロル(The Price of Salt )を読んだ

          春の終わりに、いい意味でとんでもない小説を読んでしまったので状況整理というか、日記のようなものを残しておく。 きっかけはSNSでタイムラインを眺めているとき。ある人が「キャロルを観た」と呟いていたのが気になった。私も5年か、それ以上前くらいに見た気がする。確か、女性同士のラブ・ロマンスを描いた話だったか。二人を取り巻く当時の環境は(社会が同性間における恋愛に寛容か、という意味で)あまりよろしくなくて、全体的に薄暗くて悲しい印象だった。それでもケイト・ブランシェットが演じるキ

        5月3日@高円寺

          この頃はずっと

          最近訳もなく死にたさがやってきてな意味もなく泣くことが増えた。ある1人の人間への妄執に気付いてから数えるのも忘れるくらいの年を経たけど、それが嫌で創作活動に没頭(依存)したら何人かの人間に人間性のことで指摘を受けた。寝られないし、すぐに泣くし、金は無いし、たいした才能もない。おまけに人間に対する心理的な壁が厚く、男とも女とも恋仲になりたいと思えない。自分と彼、彼女らの間に絶対的なラインを設けて、それ以上は近づかせない。 この頃はずっと1人でどのように死ぬかばかりを考えている。

          この頃はずっと

          あいつを好きだから死にたい

          それは所謂、私の「初恋」と呼ばれるものだったのだけれども、今日現在まで私の心を支配する感情は深い悲しみと、消えてなくなりたいという絶望だった。それらを総括して表すのであれば、「死にたい」に他ならない。 「切ない」じゃない、「死にたい」だ。そんなこと、どの恋愛小説にも流行りの恋の歌にも無かった。 好きになりたくなかった。友達としてそばにいたかった。だって、お前にとって私は数少ない友人だろう。私にとってお前は大事な友人だろう。ふざけるなよ、ちくしょう。 2020年7月、約3

          あいつを好きだから死にたい

          夢と裏切りと

          7年近く私が片想いしている人とセックスする夢を見た。 ある夜の日、私は友人と外を歩いている。一通り話したあとに私は友人と別れ、暗い夜道を少し歩く。すると道の先に私の好きな人が立っていた。聞くと、私のことを待っていたらしい。私と好きな人は、適当なことを喋りながら夜道を一緒に歩いていく。私が何かを言う。すると好きな人は私の肩を抱き寄せて、急に早歩きになる。急に場面が変わって、何だかよくわからない部屋。ホテルとかではなく、一軒家にありそうな部屋。私はベッドの前に立っていて、好きな

          夢と裏切りと