犬の舌で見る健康チェック!

愛犬が何気なく見せた舌の色がいつもと違ったなんてことはありますか?
東洋医学には、舌の色と形、舌苔(ぜったい)、舌裏の血管を見て体調を知る「舌診(ぜっしん)」という診断方法があります。
粘膜で覆われ多くの血管が集まる「舌」は、血液や体液の状態が反映されやすい部位。
そのため、体質や内臓の様子を映し出す"鏡"ともいわれます。
今回は「犬の舌で見る健康チェック!」について書きました。

【もくじ】

・舌の色の違いとは?
・舌の状態で考えられる病気
・まとめ

それではひとつずつ見ていきましょう!

【舌の色の違いとは?】
◆通常の舌の色
一般的に犬の舌の色は、濃いピンクや赤色で表現されます。
健康な犬であっても、舌の上に青・紫・黒などの斑点がある子もいますが、これは舌斑(ぜっぱん)と呼ばれるシミのようなものですので、舌斑が見られても健康上の問題はありません。

◆問題のある舌の色
濃いピンクや赤い部分の舌の色が白色、黄色、紫色に変色していたら健康状態を見直す必要があります。
色の変化によって疑われる病気が異なるため、いつもと違う様子があれば動物病院で検査しましょう。

【舌の状態で考えられる病気】
◆舌が白い場合
犬の舌が白っぽい場合は貧血である可能性があります。
軽度の貧血であれば舌の色に違いはありませんが、重度の貧血を起こしているときに舌は白っぽくなります。

◆舌が紫色の場合
犬の舌が紫色の場合はチアノーゼを起こしている可能性があります。
ーチアノーゼを起こす3つの理由ー
・血中の酸素濃度の低下…興奮状態でうまく呼吸ができないことで起こる。
・心臓病の疑い…心臓が体内に血液を送れなくなり循環不全になっている。
・呼吸器疾患の疑い…気管や肺に異常が起こりうまく呼吸ができない。

◆舌の色が黄色い場合
犬の舌が黄色の場合は、黄疸の可能性が高いです。
黄疸とは血液中のビリルビン(胆汁色素)が増加して、外見上、黄色く見えることがあります。
肝炎、胆のう、溶血などの疾患が考えられます。

【まとめ】
舌の色によって健康状態が分かる。
白色、黄色、紫色に変色している場合は、何かしらの病気の疑いがある。
舌の上が青や黒などの斑点が見られるものは舌斑(ぜっぱん)といってシミのようなものなので心配ない。
舌の色の変化が分かりづらい場合は愛犬の様子を確認して、早めに動物病院を受診する。

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