Vol.2「Mac(パソコン)のマウス操作」
クリエイターがMacを選び、Macに慣れていない人も安心して、Macを楽しめるように、超基礎的な部分のみ数回に分けて解説。
今回はマウス操作に焦点を当てます。
MacBookシリーズに搭載されている「トラックパッド」やMagic Trackpadは、マウスと同じ操作が可能ですが、できること、できる幅が異なるため割愛します。
本記事の環境はmacOS Monterey 12.6.3です。
わからないキーワードや、気になるキーワードが出てきたら「記憶の定着」に繋がるので、ぜひ調べてみてください。
マウス操作
マウス操作は、マウスを握り(持ち)、デスクトップ上のマウスポインタを移動させ、様々なアクションを生み出す操作のことです。
念の為、macOSのデスクトップがどこか、画面の構成を解説しておきます。
マウス操作をもの凄くザックリ言うと
クリックする(選ぶ、選択するなど)
ダブルクリックする(開く、次のアクションが生まれるなど)
右クリックする(コンテキストメニューが開く)
ドラッグ&ドロップする(つかんで離す。その結果移動するなど)
スクロールする
です。
もの凄く初心者の方は「クリックする」のも、シングルクリック?ダブルクリック?ここクリックしても良いの?となると思います。
ここでひとつ凄く大きなアドバイスです。
覚えておいてくださいね。
マウスの基本構成
Macでは左ボタンのことを主ボタン、右ボタンのことを副ボタンと呼びますが、この記事では左ボタン、右ボタンで統一します。
また、マウスは一般的な3ボタンマウスを想定して解説します。左ボタン(主ボタン):基本的なアクションができる
ホイール:ウェブページやドキュメントのスクロールに使用される。また、ホイールはボタン機能も兼ね備えたマウスがあり、ショートカットキーを割り当てることができたりする
右ボタン(副ボタン):専門的なアクションができる
マウスポインタとは
マウスの操作によって画面上で移動する矢印や指示カーソルのことを指します。画面上での位置を示すための目印として使用されます。
別名「マウスカーソル」とも言われますが、マウスポインタとマウスカーソルは、基本的に同じ意味を持ちますが、微妙な違いがあります。
macOSにおけるマウスポインタの種類はこちらをご覧ください。
こんなにたくさんの種類があります。
クリエイター向けの記事なので、IllustratorやPhotoshopのマウスポインタについて軽く触れておきましょう。IllustratorやPhotoshopでは、使用するツールによってマウスポインタが変わります。
詳しくはこちらをご覧ください。
マウスカーソルとは
マウスポインタの別名として使用されることがあります。特に、テキスト編集や入力の際に、テキストの挿入点を示す点線や縦棒のことを指す場合があります。
マウスポインタについてまとめ
マウスポインタは画面上でのカーソルのことを指し、マウスカーソルはテキストの編集時に特に使われるカーソルのことを指します。しかし、一般的には両方の用語が同じ意味で使われることがあります。
クリックについて
シングルクリック(左クリック)
左ボタンを一度クリックすること。
通常は要素を選択したり、メニューを開いたり、リンクを開いたりするために使用されます。
左クリックとも呼ばれますが、一般的に「クリックする」と言うと、左クリックを指すケースが多いです。というのも、右クリックはコンテキストメニューを表示したり、オブジェクトに関連する操作を行ったりするために使用され、ある意味特別なタイミングで使用される場合であるため、「クリックする」は、左ボタンをシングルクリックすることにあたります。
シングルクリックの使い所として代表的なものは以下が挙げられます
フォルダやファイルを選択する
ウインドウを選択する
Dockのアイコンをクリックするとアプリケーションが起動します
画面一番上のメニューバー内の各メニューをシングルクリックすると、メニューが展開 → 展開されたサブメニューをシングルクリックするとメニュー内容に沿ったアクションになります
Illustratorだと
各種選択(オブジェクト、テキストボックス、パス、レイヤーなど)
ツールバーのツール切り替え
数値入力フィールド(正式名称ではないです。便宜上このように記載しておきます)
などなどです。
ダブルクリック
左ボタンを2度続けて素早くクリックすること。
ファイルやアイコンを開いたり、アプリケーションフォルダからアプリケーションを起動するために使用します。
Illustratorだと、選択ツールの状態でテキストボックスをダブルクリックしてテキストの編集や、「選択グループ編集モード」や、Photoshopだと「背景レイヤーを新規レイヤー」にしたり、「レイヤースタイル」を表示したり、レイヤーのスマートオブジェクトの再編集をしたり、メニューバーからメニューを開くよりも、ダブルクリックで短縮化できることがあるので、試してみてください。
右クリック
右ボタンをクリックすること。
コンテキストメニューを表示したり、オブジェクトに関連する操作を行ったりするために使用されます。
コンテキストメニューはいわばショートカットできる優れた機能です。
Finderの状態でデスクトップの何もないところを右クリックすると、このようなコンテキストメニューが表示されます。
新規フォルダを作成するのに便利ですよね。
「画像ファイルをPhotoshopで開きたいな〜」と思った時、Finderの画像ファイル上で右クリックすると「このアプリケーションで開く」メニューが出てくるので、Photoshopを選択すると開きます。
Illustratorでオブジェクトを選択した状態で右クリックすると、このようなコンテキストメニューが表示されます。
ちなみに、Macでは右クリックを「副ボタンのクリック」と呼ばれています。
キーボードの「control」キーを押しながら左クリックすると、右クリックと同様になります。
ドラッグ&ドロップ
まずは言葉の意味を理解しましょう!その方が早いと思います。
ザックリ言うと、「左ボタンで対象をつかんで所定の位置で離す!」ということ。
丁寧に言うと、「左ボタンで対象を選択(シングルクリック)し、押したまま所定の位置へ引きずって(移動させ)左ボタンを離す」。
ドラッグ
文書などを編集中、コピーやカットする範囲を指定することをドラッグといいます。
ドラッグするには、開始点にマウスポインタを移動させ、マウスの左ボタンを押しながら終了点まで左ボタンを押し続ける。そして、左ボタンを離すと選択されます。
この左ボタンを離す直前までがドラッグです。
まとめ
マウス操作を言語化するのめちゃくちゃ大変でした・・・
ここまで書いておきながらなんなんだけど、Windowsになりますが、こちらの動画が超わかりやすく解説されています。
Macに関わらず、とにかくパソコンが初めてです!という方は是非ご覧ください。
そして次回以降、こんな内容を考えています。
・ウインドウ操作
・キーボードのキーを知ろう
・良く使う「ショートカットキー」を覚えよう
おまけ:Apple純正マウスの変遷
週刊アスキーさんおまとめ、Appleの純正マウスの変遷が見応えあります。
個人的にMighty Mouseを愛用していましたが、私の手が脂ギッシュなのか、トラックボールを何度も壊してしまい、何度も買い替えましたが、一般的なマウスに変えました。
一般的なマウスに変えた理由としてもう一つは「握り心地」です。
マウスをシッカリ握っていたい派なので、Mac純正マウスは平べったいからやめちゃった。
IllustratorやPhotoshopのパスの操作はマウスをシッカリ握っていたい派です。
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