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[最新講義]情報は人格を育てる

 現在インターネットの普及に伴い、我々は良きにつれ悪しきにつれ毎日大量の情報を取り入れています。これは、主な通信手段が手紙であった100年前では考えられないことです。

 このような急速な通信手段の発達の中、正しい情報との付き合い方の確立が今、急ぎ求められています。

 そこで私は本日の講義で
「情報が人格を育てる」
をテーマとして取り上げたいと思います。

 少し堅苦しいように思いますので、まず例え話をしましょう。

 みなさんは毎日食事をとりますね。とった栄養素はみなさんの血となり肉となります。つまり毎日入れ替わる身体中の細胞となるというわけです。

 バランスの良い食事を心がけているのはそのためなのです。
食事がみなさんの身体を作るのです。

 では人格は何で形成されるか?


それは体験です。


「え?情報じゃないの?」
と意外に思われた方もいるでしょう。

 

 実は、情報とは体験の一つなのです。ある程度の体験をすませた人間には、情報はその体験と結びつき体験同様の効果をもたらします。つまり感情を揺さぶります。そして思考を生じさせます。

 例えばみなさんがある一冊の本を読んで、悲しい気持ちになり涙を流すとしましょう。

どうして悲しい気持ちになったか、
どうして涙を流したか。

それはみなさんが過去に経験した同じような出来事を、無意識のうちに本の内容に呼び寄せられているからです。

 そしてこの一冊の本を読んだ経験が、また経験となり、今度は次に出会う映画でさらにあなたを泣かせることになるのです。あるいは…慣れっこになってしまって全く泣かなくなるかもしれません。とにかくあなたに作用しあなたを変えることになるのは間違いありません。

おわかりですか?

情報の大切さを。

同じような情報ばかり摂取すると
同じ経験を繰り返していることになり、より強い刺激の情報を求めることになります。

情報のバランスは大切ですね。

ところでみなさんはスイーツ食べ放題に行ったことはありますか?そう、ケーキバイキングでもかまいません。

ケーキばかり食べていると飽きてしまいますね。攻略法があります。
ケーキ・ケーキ・ケーキ・サンドイッチ・ケーキ・ケーキ・ポテトチップス・ケーキ・ケーキ…
そんなふうにたまに塩からいものをはさむんです。

なんのはなしでしたか?

失礼しました。
少し脱線してしまったようです。

これまでの話をまとめましょう。

摂取した情報を体験と考えることができるため、情報は人格を作ると言えるのです。

健康な身体を維持するのに、食べ物に気をつけているような感覚で、みなさんも日常で触れる情報に少し気を払って下さい。

 難しく考えることはありません。簡単なことですよ。

筋肉をつけたい人はタンパク質をとりますし、エネルギーが必要ならば炭水化物を取るでしょう。
サプリメントも有効ですが、なるべく自然のものが良いように思います。タンパク質を摂るつもりで必要なビタミンも取れたりしますからね。

なんのはなしでしたっけ?

そうそう情報ですね。

情報も同じ情報ばかりとらずに
純粋なデータばかり見たりせずに
ちょっとムダな話があるくらいがいいんですよ。

私?
私ですか?

私は
どちらかというと
ムダな話を多く摂取しますね。
その中にたまに
キラリと光る心の栄養を
見つけたりするのが好きなんですよ。

それでは今日の講義を終わります。

なんのはなしですか?

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