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家庭訪問の心準備

あれは年明けすぐのことだった。

「今年は米を作ろうか。」
たしかに私は言った。
「いいけど。」
いつものように旦那は言った。

そう、米作り。

日本に生まれてきて
毎日のように米を食べている。

人生一回くらい米を育ててみてもいいんじゃないか?

あの時私はたしかにそうおもったのである。

そして今ここに種籾がある。

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あの時の私は行動的で、旦那の了承を得るや否や、JAの「バケツ稲作り事務局」から種籾を送ってもらったのだった。

説明書をみていると、種籾をまくのはまさしく今。
育てるには大量の土、大量のバケツ(15リットルバケツ5つ)が必要だ。
そして気になる収穫量は、ネットで調べたところによるとほんのわずかだ。
おにぎり一個できるかな?

なんかテンションが上がらない。

しかーし!!

準備の手間や収穫量や経費が
問題なのではない。
稲作!稲作を体験することに意味があるはずだ!
そんな声も私の中にある。

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明日は次男の家庭訪問がある。
次男はくしくも小学五年生。
稲作について学習する学年だ。

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ひょっとして話がはずんで、学校で育てるということになって種籾を持って行ってくれたりしないかな?

変な妄想が始まってしまった。

しかし、話がはずんでクラスでうちのバケツ稲を見に来るということも考えられる。
絶対に枯らしてはならないプレッシャー。
それだけは避けたい。

やはり話題にはあげないでおこう。

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週末テレビでやってた
ちびまる子ちゃんでは
家庭訪問に気合を入れて
なんと畳を張り替えていた。

うちはバケツを買うぞ!!


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