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グッド・タイムス・バッド・タイムス/レッド・ツェッペリン Good Times Bad Times / Led Zeppelin

そのようないきさつで(前のThe Beatlesの記事に掲載)

買ってきたツエッペリンのファーストアルバムはジョン・ボーナムの重いドラムとジミー・ペイジの歪んだギターで始まった。
「ダンダン チ チ チ」  
「ダンダン チチチチチチ」 
「ダンダン カカスコ スコンカコンコン」
「ダンダン スタンスタタダラランドコドドダンストスタンドンドン」
「うおおおおおおおおおおおお、何だこれ、よく分からんけどかっこいい、というかすごい。沢田研二や山口百恵とは違う!」
「これはたぶんロックだ!」
と思ったのも束の間、2曲目以降徐々に分からなくなっていく。
「ん~?」
「んんんんんんんん?」

田舎の子供にブルースは早すぎた。

そのあとは封入されていたカッコいい飛行船のポスターをベッドの足元の壁の上の方に貼って、毎日寝る前に見られるようにした。

そしてこのレコードはそのまま放置されることになった。
このレコードの良さがわかるまでにはあと20年ぐらいの時間が必要だったのだ。




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