『ちいかわ』から学んだ、強く生きるための心得
「ちいかわかわちい」
回文のようで回文でない。
ちいかわって、あるじゃないですか。そうそう、『なんか小さくてかわいいやつ』、略して『ちいかわ』、のちいかわ。
もうゲシュタルト崩壊してきた。
ちいかわ、好きで読んでるんですけど、奥が深いなーと思って。
単純なほのぼの・ほっこり・ゆるふわな漫画にあらず、現代日本みがあったり、時折ホラーな要素が入り込んだり、なかなかエキセントリックな世界観に満ちています。
中でも、登場するキャラクターの台詞が好きでして。
「フ!」「わァ・・・」「イヤッ」「ヤダーッ」「・・・ってコト!?」「ハァ?」など、『ちいかわ構文』なる言葉があるくらい、その独特な感性は確立されていますね。
いろいろなちいかわ構文を見ていくと、なんとも心に響いた台詞が一つ。
それは・・・
「なんとかなれーッ」
なんとも不思議なこの台詞。
「なんとかなる」を命令形にした、日常ではあまり耳に馴染みのない表現ですね。
この「なんとかなれーッ」、人生でも同じことが言えるのではないでしょうか。
「人事を尽くして天命を待つ」という言葉があるように、やれることをやって後は待つだけという場面は、ままあります。
それでもどう転ぶかわからないときに、天命を「待つ」というか「掴み取る」みたいな気概が、「なんとかなれーッ」の中に垣間見えました。
生きていれば、なんとかならないことが山のようにあります。なんとかならないことの方が多いかもしれません。
しかし、天命を待つその瞬間まで人事を尽くすような一生懸命さは、目を見張るものがあります。
作中でも、台詞を言ったハチワレは、うさぎを助けるために必死ですよね。友達のピンチに「なんとかなる」と余裕ぶっこいているわけではありません。
自分たちの力だけではどうにもならないかもしれないけれど、友達を助けるために乾坤一擲の一撃をぶちかました、それを象徴する一言が「なんとかなれーッ」だと思います。
最近、新しい仕事の案件が見つからず、実は少し落ち込み気味でした。
そんなときにこの「なんとかなれーッ」を再見して、はたと思ったことがあります。
「アルロンよ、お前は本気でやってるか?」と。
図星でしたね。決して手抜きをしているつもりはなくとも、一生懸命だったかどうかと聞かれると、そんなことはありませんでした。
ときには「なんとかなる」と気楽に行くのも大切なことです。しかし、ここぞというところで頑張らないと、自分の望む未来にはたどり着けません。
望む未来を掴むためには、人事を尽くして天命を掴み取るべし。
「なんとかなれーッ」の精神で、魑魅魍魎の跋扈する(あくまでもイメージ)文筆界を突き進んでやりたいと思います。
これは、改めて決意表明した・・・ってコト!?
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