天才の友達と凡人の私
私には天才の友達がいます。
天才の友達と何度も書くのはくどいので仮に「K」としましょう。
Kと過ごす日々の中で「こんなやつ現実におるんかい…」と思うくらい貴重な体験をさせてもらいました。
まずはKの天才エピソードと私の凡人エピソードを紹介します。
学生編
中3の時、模試で東大A判定のK
そもそも模試がなんなのかわからん私
中学の時、IQテストで150だったK
IQテストで90台だった気がする私
※IQ150だとアインシュタインと同レベルらしいです
Kの友達は規格外であるKの話しかしなくなるので「またKの話してる…」と友達の彼女から嫌われるK
そもそも友達の彼女に認識されてない私
※私もKの話を妻にしまくって「Kと結婚したら!?」と怒られました…
バイト編
家族の影響により進学ができず家出。その後、生活費を稼ぐため始めたバイトで優秀すぎて先輩をごぼう抜きして正社員にスカウトされたK
実家でぬくぬく過ごし、遊ぶ金欲しさにバイトを始めて遊びに金を使っていた私
バイト先の女子高生や主婦層からもモテていたK
バイト先の女性の眼中になかった私
大学行きたいと思って学費を稼ぐために歩合制の会社にバイトで入ったら、半年で全社1位のトップセールスマンになったK
派遣のセールスマンになったが十人並みの私
社会人編
大学在学中、創立以来前例のない有名上場企業に入社したK
就活ミスって3ヶ月無職を過ごした私
上司の指示を無視し続けて行動した結果、入社1年目で数万人いる全社員の中でMVPを獲得したK
上司の指示に従って行動した結果、社員40人の中で評価1位を獲得した私
※私に関しては上司の社内政治と仕事ガチャが当たったのでまぐれ
バイトでも上場企業でもやることは同じだったと言い、結果を出し続けていたK
バイト、派遣、契約社員、正社員、個人事業主、法人代表のすべてで怒られ続けた私
※妻にも怒られてます
私生活編
体を鍛えようと思い、ジムに通った結果、ベンチプレス120kgあげれるようになったK
体を鍛えようと思い、ジムに通った結果、2回ジムを退会した私
英語を必要な分だけ学んで海外にバンバン行って現地でレベル上げてるK
英語できたらいいよね〜と思ってから早10年近く経ってる私
海外のポーカーの大会に参加→賞金獲得→その賞金で海外に行く→ポーカーの大会に参加→賞金獲得→その賞金で海外に行く…というストリートファイターIIみたいな生活をしているK
最近子どもが生まれ、あまり家から出ない生活になった私
上記はKの武勇伝の一部です。
現実は小説より奇なり。と言いますが、
私は33年間生きてきてこんな規格外の人間、
K以外に会ったことがありません。
※大谷翔平さんや藤井聡太さんの同級生も似たような気持ちになったりするのでしょうか。
そんなKと2人で飲みに行ったり、
KとLINEしたり、
Kが私の子どもに会いに来てくれたりと、
Kと接していく中で天才のKと凡人の私を比較した結果、
「天才とは何だ?」というのがわかってきたような気がしました。
それは「シンプル」であること。
例えば、
Kがセールスマンだった時、
お客さんが来店されたらすぐに声をかけに行きます。
その後、すぐに1件獲得していました。
私がセールスマンだった時、
お客さんが来店されたら、
(あー何か探してそうだな、声かけた方がいいかな?でもふらっと寄っただけかも…なんて声かけようかな?)
とお客さんに声をかけるのを一旦考えてから声をかける、またはお客さんから声をかけられるのを待っていました。
この躊躇している間にKは他のお客さんに声をかけて1件また獲得していきます。
日常これの繰り返しなので私との差は歴然。
ある日Kからこんな話を聞きました。
「だってお客さんに聞いた方が早くない?」
そう。
私が時間をかけて(声かけた方がいいかな?どうしようかな?)と思っていても、お客さんが何を求めているか絶対にわかりません。
Kはお客さんが来たらすぐに「いらっしゃいませー何かお困りですか?」と柔らかく伝えます。
セールスでぶっちぎりの件数を獲得していたKは、
他のセールスマンよりもぶっちぎりでお客さんに声をかけていました。
他にも私がKの家に泊まった時のことです。
Kの影響もあり筋トレを再開した私だったので、
鍛えてもらうため1日限定のジムに一緒に行くことになってました。
ただお互いに「どのジムに行くか?」というのを決めてません。
そこで「ジム探そうか」となり、
お互いスマホをぽちぽち。
私は(あー、ここのジムは料金がこのくらいか…こっちのジムは1日だけって行けるのかな?)とWeb上のふわっとした情報を眺めます。
Kは「ジム 駅名」と調べ、出てきたジムに片っ端から電話をかけていきました。
それを見て私は(やべっ)っと思い、やっと1件電話。
私があーでもないこーでもないとしている間、Kは5件の電話を終えてました。
「いや…相変わらずやね…」と私がKに伝えると、
「だってWebの情報わかりづらいから電話で聞いた方が早くない?」
そう。
Kは目的地が決まったら一直線に進んでいき結果を出してます。
私は目的地が決まってもうろちょろした結果、どこかに辿り着いたり迷い込んだりしていました。
元も子もないですが、天才のKと凡人の私は圧倒的に行動量が違いました。
Kが圧倒的に行動できるのはやはりシンプルであるから。
目的地を決めて行動する。
ポーカーの大会は海外なので必要な英語を勉強して参加する。
契約を1件でも獲得するためにお客さんに声をかける。
上司が目的地を邪魔してくるから無視して仕事する。
まんまニーバーの祈りを体現しているのがK。
変えられるものは変えて、
変えられないものは変えない。
そしてそれを見分けられているのがK。
「テストで良い点取るぞー!」と決めたら、
(今日はやる気出ないわー)
(おっ!漫画の新刊出てる!先に読んじゃおうかな?)
(あっLINEの通知きた!返信してから勉強するか)
このような思考にとらわれず、
さっさと勉強し始めるのがK。
目的地を決めてやる。
やるから成果が出る。
天才はシンプル。
この文章を「書きたい!」と思ってから、
書くまでに時間がかかった私はやっぱり天才とは程遠い。
Kならどうするかな?
最後に、
海外から無事にKが帰ってくることを祈って終わりにしたいと思います。
ありがとうございました。
※Kにはこの記事を書くことを事前に了承頂いてます!
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