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【母親の声】100日後、父親になる男(62日目)

2012年。

実家を出て当時付き合っていた女性と2人暮らし。

そこから特に仲が悪かったわけでもないが、実家には帰らないし親との連絡はお互いにしていなかった。

後で聞いてみたら「便りがないのが元気な証拠」だったらしい。

2021年11月。

父親が59歳で亡くなった。

元々、

  • 若い時から「セブンスター(タール 14mg ニコチン 1.2mg)」を1日1箱毎日吸っていた

  • 運動習慣無し

  • 食事は炭水化物多め

  • 長距離トラックの運転手で座りっぱなし&夜間の仕事もあり不規則な睡眠

  • 趣味はパチスロなので座りっぱなし&副流煙&騒音ストレス

  • 2019年にガチな咳が出て病院に行ったら即入院&手術

父親が亡くなって悲しかったが振り返れば早死にしそうなエピソードだらけ。

でも「親っていつ死ぬかわかんねえなあ…」と思い、この2021年から母親の2月の誕生日は実家に帰って寿司食うことにした。

でも母親は元々、超大人しい方なので特に話すこともなく黙々と寿司を食べていた。

「かーちゃん寿司うまい?」

そう私が聞くと

「うまいよ」

と返した後は特に会話もなく黙々と寿司を食べていた。

2023年。

1年の妊活を経て妊娠検査薬で陽性が出た。

妊娠がわかってからちょいちょい母親に電話するようになった。

妊娠の進捗報告もそうだが、当時は闇バイトが話題になっていたので「気をつけてね」と言ったりなど。

また私が小さい頃の話も聞いた。

群馬の祖母がわざわざ山奥から埼玉まで育児の手伝いに来てくれたこと。

ただ祖母も仕事があったので手伝ってくれたのは1週間くらい。

そのあとは俗に言う3歳の姉と生まれたばかりの自分の2人をワンオペ育児。

かなり大変だったと聞いた。

父親は稼ぐために仕事、でも帰ってきてから育児は手伝ってくれていたらしい。

そうやって母親と電話していて気づいたことがあった。

母親の声っていいなあ。

小学校から家に帰って母親に今日の出来事を全部話していた私。

母親は机に新聞を広げながらうんうんと聞いてくれていた。

実家にいた頃は母親とのコミュニケーションが一番多かったが、私から一方的に話していたので母親の声や意見、話をあまり聞いたことがなかった。

私が大人になってからの母親の誕生日会も、なんか母親に話をするのが少し恥ずかしくて短く終わってしまった。

でも電話なら違う。

母親に話をふれば当たり前だが、いくら大人しい母親でも話してくれる。

スマホから伝わるあまり聞いたことのない母親の声。

とても気持ちが落ち着く声だった。




男性からの育児の情報は目につくようになったのですが、妻が妊娠した時の夫の情報がほとんど無かったので出産までに100日投稿しています!

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息子も妻の声が好きになるかな?


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