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ピアニスト齋藤正樹さんのさんの演奏でラフマニノフ『Fragments』断片 変イ長調

先日、録音撮影させていただいた 齋藤正樹さんの演奏で、最後の1曲はラフマニノフの『Fragments』断片 変イ長調。2分ほどの短くも美しい小品です。

ラフマニノフ『Fragments』断片


1918年、ラフマニノフはロシア革命の混乱から逃れるためアメリカに亡命し、ピアニストとして活動してしますが、「断片」は亡命する前の1917年の作品です。

どのような心情で作曲したのかは本人しかわかりませんが、溜息、やるせなさ、焦り、戸惑い、諦め、様々な感情が「断片」のように迫ってくるようです。曲は静寂にはじまり、躍動的な中間部を経て、再び静寂にたどり着きます。

公開済みの2曲も再び紹介します。

ショパン: ノクターン第17番

ショパンのノクターン第17番 作品62-1。
齋藤さんの録音は何度かさせていただいていますが、ショパンを録らさせてもらったのは初めてです。ピアノは118歳になるビンテージのベヒシュタインです。

ボルトキエヴィチ「無言歌」

2曲目は、ボルトキエヴィチ 4つのピアノ小品 作品65-1より「無言歌」。
ボルトキエヴィチは1877年ウクライナに生まれ1952年に没と20世紀初期に活躍したロシアの作曲家です。ロマンティックなメロディは私たち日本人の郷愁も誘います。


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