教育を海外に求める中国、韓国人そして日本人。
この1カ月でマレーシアのクアラルンプールとボホールのインターナショナルスクールを新たに10校ぐらい訪問してきた。今年だけでもう4回目かな、マレーシア。かなり詳しくなったと思う。
そんなマレーシアを最近よく行き来していて、とにかく生徒に韓国人や中国人が多いことに驚く。今日はそんな話し。
国籍豊かなマレーシアの大学やインターナショナルスクール
マレーシアには海外からの留学生が多いのは有名な話し。
30%程度が海外から来ている、なんて話しはインターナショナルスクールでも大学でも全然普通の話し。そもそもマレーシアは3民族が住まう国。国籍豊かな環境で学べるというのはマレーシアの魅力のひとつにもなっている。
ジョホールバルのインターナショナルスクール
昨日はジョホールバルのボーディングスクールを訪問してきた。英国ボーディングスクールのマルボロカレッジとセントトーマスの2校。
両方とも(学年にもよるが)寮費も含めると500万円程度はする豪華な名門校だ。しかしそこにも中国人と韓国人の家族が多かった。
とある学校は60%が中国人と韓国人で留学生が現地マレーシア人の数を超えているだそう。
自国への信頼、未来への危機感、居心地の良さ!?
日本人もいたが、その数は2分の1以下程度だと思う。とにかく彼らの教育熱はすごい!
中国や韓国と比べて、日本人が少ないのは、日本はまだまだ、未来への危機感が薄かったり、国自体の居心地が良いからだろうか?
ハーバード大学の出願者数に現れている
実はこの教育熱の差。それはそのまま海外大学への進学者数にも現れている。
ハーバード大を2022年に受験した人の数は日本人は100人だったのに対して、韓国は317人。人口比を考慮すると6倍近い差がある。
中国は人口そのもものが多いので比較が難しいが受験者数だけで言えば、日本の10倍以上だ。
海外進学を応援するものとしては悲しい事実である。
海外大の受験は世界ではどんどん当たり前になりつつある
なんでも海外に出ればいいって訳じゃない。誰にでも海外を目指そうというのはそれはそれで間違っていると思う。
結果、地元の大学に行くのは全然良いと思う。ただ、世界の中から選ぶべきだ。少なくとも隣国では現実的にそうなってきている。
日本でも沖縄に生まれた人は、那覇の大学を目指す人もいれば九州の大学を目指す人も、東京の大学を目指す人もいる。今やそんなのは当たり前の話だ。しかし、つい50年前までは沖縄に生まれた人はほとんどが琉球だが医学など、地元の大学を目指してたんだ。
それが飛行機だの新幹線だのが出来てどんどん人が行き交うようになって、今がある。テクノロジーの進化がこれだけ早いのだから、未来はこれが世界に拡がるのだって容易に想像できる。
つまり、人生の選択は、狭く考えるべきではないと思う、という事。
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