甘井りよ

一般男性 思ったことをエッセイとして書いています xやってます

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最近の記事

がんばらないはなし、がんばりたいはなし 【エッセイ】

 生まれてこの方自己否定などということをした記憶が一切ない子どもであった。  それは今も変わらず自己肯定感などという言葉を聞くたびそんなことを考えるから自己肯定感がなくなっていくのであろう。  ひどく他人ごとのように思った。  世の中のたいていのことを他人ごとのように考えるし事実他人ごとなのだからという気持ちで生きてきている人間であるから人に対して悩みごとというのが極端に少ないそんな大人になった。    自己肯定感がないことが悩みの人の話をよく聞いていた時期があったが解決策

    • コミュニケーション講義 〜当たり前のはなし

       コミュニケーションについて当たり前に持っておくことを話していく。  前回の話  記事を読んでいただいた方はありがとうございます。  読んでない方はチラッとだけでも見ていただけたらと思いますが、  大変長い文章が書かれている  とあなたは思うと思うし私も思います。  コミュニケーション能力を細かくわけて話していったのですが  実際問題こんなことは考えていられないはずです。  私は書いてるとき細部の細部まで気をつける方法を書いていきました。  しかし書いてるときにこんなこ

      • コミュニケーション講義 陰から支える視点

         さて、皆さんは  コミュニケーション能力についてどうお考えでしょうか?  世の中で生きていくためにはコミュニケーション能力というのが重要だと思っている方々に今宵は私の講義を雑にいうならばただの私見をお教えしたいと思います。  コミュニケーション能力というのをまず分解して考えると私は  自己のモチベ  チューニング能力  この2つが大事だと考える。  現実的な話をすればもっと沢山の要素に分解できるとは思うがそれはこの話を聞き終わったあと皆さん自ら考えていただいて見つけていた

        • 精神疾患の人をナナメからみて【エッセイ】

           精神疾患になっている人は世の中にいる  そんな必然的で当然でごくごく当たり前すぎることなのだけれど、それを気づいてない人がいる。もしくは気づいてないふりをしている人たちが、いる。  話が変わるが精神疾患なんて自分が持ってるなんてことは認めたくないことで、その感覚は小学生のとき○○菌とか残酷な行いをおもいだすからだろうか。精神疾患というラベルが社会的に不利に働くことが多いという実利的な側面からだろうか。  精神疾患なんて誰でも持つ可能性がある。  僕は定期的に攻撃的になる

        がんばらないはなし、がんばりたいはなし 【エッセイ】

          "いのち"という財産 【エッセイ】

           "誰が長生きで誰が若くして死ぬとか  今は分からないけどさ  みんな平等にそのチャンスがあって  そのリスクがあるから素敵だな" この一節は僕が好きなアーティスト  Momの"ブルー"という曲の歌い出しである。  天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず  という学問のすゝめの人の平等を謳った  この一節を嘘っぱちと思うほど世の中の不平等さに嘆いたときにこの考え方は僕を助けてくれた。  あらためていうならば  人は平等である  寿命を、死を克服するような人間が

          "いのち"という財産 【エッセイ】

          褒められたくない僕ら【エッセイ】

           みなさん人のことを褒めているでしょうか、  私はまったく褒めていません。  というのは私は人に褒められるのがあまり好きではない。  そういう思いがあるから私は人のことを褒めないんだと思う。  そんな自分の話をしたがとある記事で間違った褒め方というのがあった。褒め方にも間違いやらなんやらいうのは何か根本的なことを見逃しているような気がしてならない。  世の中には褒められたい人というのが存在する。というのもそれは多数派かもしれない。  そういう人たちが存在してその需要が多く

          褒められたくない僕ら【エッセイ】

          はじめての短歌

           毎日のように手紙は来るけれどあなた以外の人からである                枡野 浩一    はじめて短歌集を買ったのはこの本であった。    なぜ買ったのかは正確には言い表すことは出来ない。  滅多に来ることのない新宿の紀伊國屋書店にいてテンションが上がっていたのかもしれない、   youtubeのほんタメというチャンネルのメインMCの齋藤あかりさんの話を聞いたからかもしれない、  単純に運命的な何かで僕がそのときその瞬間にその本を買うことは運命づけらていたのかも

          はじめての短歌

          本を売ることについて、 【エッセイ】

           みなさんは世界で一番売れている本は知っていますか?  答えは "聖書" です。  この常識問題として出題される事実を僕はただの取るに足らない雑学の一つとして記憶していた。  しかしこの事実が個人的に自分の心に影をさす事実だったことに気づいたという話をする。  さて、  僕は本が好きだ。  この感情が芽生えたのが小学生の高学年の頃で大人になったといえる年齢になりきった今でもその感情がまだ僕の中で根ざしていることはよくよく考えれるとすごいのかもしれない。  そして本が好き

          本を売ることについて、 【エッセイ】

          他者否定感 【エッセイ】

           自己肯定感の無い諸君どうもこんにちは、  自己肯定感あるとのたまい給うかたがたには気だるげな拍手を送ろう、  パチ、、パチ、、、  さてたいそう礼儀知らずなはじまりのご挨拶をさせていただいたが、僕は君たちが自己肯定感があろうがなかろうが心の底からどうでもいいと思っているということを端的に表したかったのである。  これは僕から見た話をしていると思うかもしれないが、これはあなた方達があなた自身を見る時も同じことだという話である。  あなた方が自己肯定感があるとかないとかそうい

          他者否定感 【エッセイ】

          ハッピーエンドがお好き【短編小説】

           ハッピーエンドの話を好んで読んでいた。  ハッピーエンドの話しか読んだことなどなかった。ハッピーエンド以外の話を読みたいと思う人間はどこか歪んでいるのではないかと思っていた。  バッドエンドが好きと話す女の子がいた。  その子の印象としては明るいと声が大きいというのが最初に思い浮かぶようなそんな子だった。  バッドエンドのほうがいいとこれまた大きな声で話しているので否応にもその話は僕の耳に入ってきた。何というか意外だと思った。こんな子こそハッピーエンドが好きといいそうだ

          ハッピーエンドがお好き【短編小説】

          答えなんてないわけで 【エッセイ】

          答えなんてないわけでだから僕らは自由なわけで誰のせいにも出来ないわけさ  責任なんて誰も取りたくない。  というのは酷く当然でごくごく当たり前の出来事で数十年とこの世で生きてきて僕でもそれを否定するものはひとつも見つけることは出来なかった。  だから責任なんてものが存在しつづけるこの世は馬鹿みたいなもんなんだと思う。  責任なんて誰も取れない。  責任者の欄に名を書きつられねている。責任者という人たちの責任は計り知れない、なんてわけもなく責任者という人たちのなかの取れる責

          答えなんてないわけで 【エッセイ】

          最初は誰もが初心者だった。 【短編小説】

           初めては誰にでもあるもの  最初は誰もが初心者だった  そんな言葉を聞くたびに当たり前で何の意味もない言葉だと思ってしまいムカつきを覚えてしまうのは僕が初心者じゃなくなったからなのだろう。  初心者というお題目で挑戦のハードルが下がることはあるだろうしそしてその結果がいいことの方が多いことは僕も初心者ということで知っている。  昔はずいぶんそのお題目で失敗を許されてきたものである。  しかしある時からそのお題目が通じないことに気づきだす。失敗したら僕が初心者だってことも知

          最初は誰もが初心者だった。 【短編小説】

          恥の少ない生涯を送ってきました 【小説】

           恥の少ない生涯を送ってきました。  休日に何をしているのかと聞かれたとき、特別何か言えることがない人生だったと気づいた。  幼少期から恥の少ない人生だったとは思う。  言ってしまえばそれは挑戦がない人生だったと後悔の念を抱いたときには余計なものが自分の人生には付属していた。  大学受験の失敗は恥と言えることなのかもしれないが、その失敗は見ないようにして自分の中で捨てられた出来事だった。  そのままどうにかこうにか就職をして数年がだったのだが変わりばえしない退屈な生活であっ

          恥の少ない生涯を送ってきました 【小説】

          出来ないことがやらない理由にならないように、【エッセイ】

           出来ないことがやらない理由にならないように、出来ることがやる理由にはならない  さてタイトルを見て前向きな話しをするのかと思った人がいたら申し訳ないがまったく違う話しをさせてもらいたい。  やりたいことというのが特別何もない人生であった。もしくはやりたいと思ったことを想定して現実に考えて出来ないと諦めていて考えてたことすら忘れている人生だったのかもしれない。実際はわからない、でも出来ないと思ったことはそんなになかった気がする。  とそんな話しをしたところで大したエピソー

          出来ないことがやらない理由にならないように、【エッセイ】

          子育て、家事、家庭 【エッセイ】

           家庭環境に悩みがある人は多いのかもしれない  もしくは昔からたくさんの人が悩んではいたが顕在化していなかったのかもしれない。  毒親という言葉が世に出始めて聞くようになってからある程度の時間が流れた。  毒親という言葉を聞いて最初に思うことは親ではなく子に対する名称はないのだろうか?  という疑問符だろう。  これが世間的に流布しているのだかは定かではないが毒親ならぬ毒子というものが当たり前に話されることあっていいのだが、毒子という言葉流行らなさそうだなと一つ何とけなしに思

          子育て、家事、家庭 【エッセイ】

          オドントグロッサムの種を植える 【短編小説】

          イマナニガオコッテイルノカワカラナカッタガアタマガイタクテナキダシタクナッテルノガワカッタ  時は少し遡る。  少年は花屋で働いていた。叔母の知り合いが営む花屋で簡単なお手伝いをしていた。  少年は素直な子だった。というよりも感情を隠しなんてことが出来ない子だったのだ、でも取り立てて大きな問題はなかった花屋で働いる仲間たちが優しく自分のことを助けてくれるからと少年は思っていた。  少年は28年生きた人生で悪いことなんて一つも起こらなかったと思っている。  むしろ周り迷惑をか

          オドントグロッサムの種を植える 【短編小説】