RiverTop/🇬🇧2012〜🇮🇸(2023秋〜)

Queer Cinema クィア・シネマ 映画学/ ジェンダー/ファッション ▶︎201…

RiverTop/🇬🇧2012〜🇮🇸(2023秋〜)

Queer Cinema クィア・シネマ 映画学/ ジェンダー/ファッション ▶︎2012年からイングランド在住 ▶︎2020年から英国生まれのラグジュアリーファッションブランド翻訳 ▶︎書籍の翻訳企画📚もコツコツと

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最近の記事

キリング・イヴ/Killing Eveがネットフリックスで視聴可能に!

先日ネットフリックスを開いたら、見慣れた二人の顔が、ドーン! ヴィラネルとイヴ…! 何と、キリング・イヴのドラマシリーズが遂にネットフリックスで配信開始したもよう。 私の住んでいる地域(アイスランド、EUエリア?)ではトップ6入りしていました! シーズン1からのファンとしては嬉しいニュースです。 キリング・イヴ、観たことないって方は、私が以前書いた過去の記事を参考にしてみてください。 シーズン2はエメラルド・フェネル 実はシーズン1の脚本・製作総指揮を手掛けたフィ

    • 音楽を全力で楽しむアイスランド人。

      こんにちは。 アイスランドにも春が近づいてきました。 日の入りが凄まじいスピードで遅くなってきて、昨日は19時になっても夕方かな?くらいな明るさでした。 先週末はレイキャビクのアイコン的な建築、コンサートホールのHarpaで開催されたファミリーイベントに参加してきました。 Harpaでは定期的にファミリー向けのイベント、ワークショップが無理で開催されていますが事前予約が必要なのでこまめにサイトやソーシャルメディアのお知らせをチェックしている必要があります。今回は週の始め

      • 北欧アイスランドのデザインを堪能! Museum Of Design And Applied Art

        北欧と言えば、洗練されたデザインの家具。 世界的に有名なのはデンマークやフィンランド出身のデザイナーのものが多いですが、アイスランドも負けていない! 年末にMuseum Of Design And Applied Art (アイスランド語でHönnunarsafn Íslands) というミュージアムを訪れたのですが、アイスランド出身のデザイナーたちを発見する良い機会となりました。 Appiled Art とは「応用美術」という、Fine Art「純粋美術」に対応

        • LGBTQヒストリー月間 in アイスランド

          イギリス同様、2月はLGBTQヒストリーマンス(歴史月間)であります。 夏のプライド月間のように大々的に街にレインボーが溢れる〜というわけではないけれど 先日ふらっと訪れたナショナルミュージアムのギフトショップにはレインボーコーナーが設置されていて、こんな本を発見。 本書の概念はこちらから。 https://icelandmonitor.mbl.is/news/culture_and_living/2019/06/23/little_gay_reykjavik_boo

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        • クィア・シネマ
          5本
        • アイスランド移民生活
          7本
        • オススメ書籍など
          4本
        • Personal is Political
          3本

        記事

          ポリアモリーを描いた恋愛ドラマ 『Trigonometry』(BBC Two)(2020)

          一対一の「モノガミー」の恋愛関係がデフォルトとされている日本や北米、ヨーロッパ大陸で暮らしている方は、複数人で関係性を築いていく「ポリアモリー」の恋愛を描いたフィクションドラマを観る機会はなかなか多くはないのではないでしょうか? そんな状況のなか、2020年にBBCで公開されたドラマ『Trigonometry』がとても良かったので、視聴からかなり時間が経ってしまいましたが紹介していきます。 あらすじ 小さなカフェレストランを経営するGemma (Thalissa Tei

          ポリアモリーを描いた恋愛ドラマ 『Trigonometry』(BBC Two)(2020)

          2024年読書 2冊目はAmaプラ『Saltburn』から辿り着いた『(見えない)欲望へ向けて- クィア批評との対話』(村山敏勝)

          2024年読書 2冊目はAmaプラ『Saltburn』から辿り着いた『(見えない)欲望へ向けて- クィア批評との対話』(村山敏勝)

          2024年一発目の読書はアメリカ人のJillian Abby『Perfectly Queer - facing big fears and loving myself fully out of the closet』あっという間に読み終えた。ヒット!

          2024年一発目の読書はアメリカ人のJillian Abby『Perfectly Queer - facing big fears and loving myself fully out of the closet』あっという間に読み終えた。ヒット!

          アイスランドで北欧建築と児童文学に浸る。The Nordic House

          アイスランドで北欧デザインを楽しみたい方にぜひとも訪れてみてほしいのがフィンランドのモダニズム建築家アルヴァ・アルト(1898-1976)によって設計されたThe Nordic House です。 この建物で置かれている椅子やスツール、テーブルなどの家具は彼がデザインしたものが使われており、統一感のある空間が心地よいです。 北欧の現代アート&カルチャーの中継地 北欧の芸術、文化、言語にフォーカスし、ディスカッションの場を提供する文化的施設であるThe Nordic Ho

          アイスランドで北欧建築と児童文学に浸る。The Nordic House

          イギリスで読めるLGBTQ+ジャンルの本〜地元図書館のセレクト〜

          年は明けてしまいましたが 去年の秋のはなし。イギリスの図書館ではどんなLGBTQ+の書籍が借りられるのか紹介しようと思います。 LGBTQ+の書籍コーナーが常設されている プライド月間は終わりましたが、この図書館ではLGBTQ+のコーナーは入り口近くに設置されていました。当時撮った写真の棚は一般向け。ヤングアダルト向けにはまた奥の方にコーナーがあります。 Swimming in the Dark (Tomasz Jędrowski , 2020) 出版社: Bloo

          イギリスで読めるLGBTQ+ジャンルの本〜地元図書館のセレクト〜

          アイスランドの立体抽象芸術のパイオニア、女性アーティストのゲルドゥル・ヘルガドッティル(1928-1975)の作品展

          レイキャビクから1番のバスで10〜15分ほどの距離にあるKópavogurというエリアある現代アート美術館、Gerðarsafn Kópavogur Art Museum (Gerðarsafn Listasafn Kópavogs) に行ってきました。 アイスランド、その他海外のアーティスト達のコンテンポラリーアートを展示する美術館です。今季の展示であるSculpture/Sculptureも興味深かったのですが、なんといっても個人的に心を奪われたのが常設展示で鑑賞したG

          アイスランドの立体抽象芸術のパイオニア、女性アーティストのゲルドゥル・ヘルガドッティル(1928-1975)の作品展

          アイスランドの女性ストライキ『女性の休日』に行ってきた

          24日のストライキ当日は14時に首都レイキャビクの広場Arnarhóll( アルナルホゥル)にて集会が行われたので、それに合わせてレイキャビクに行ってきました。英紙ガーディアンによると当日は約10万人がこの丘に集まったとのこと。 女性たちがレイキャビクに集結 正午頃にレイキャビクに到着できるようにと乗ったバスは平日の昼間にして満席。途中で降りる人はほとんどおらず、乗客も年齢層問わず女性が7割といった感じ。 私含め赤ちゃん連れの女性も多く、ベビーカーは4台いた。レイキャビク

          アイスランドの女性ストライキ『女性の休日』に行ってきた

          アイスランドの女性ストライキ『女性の休日』 2023年はノンバイナリーの参加も呼び掛ける

          明日24日にレイキャビクで大規模なストライキが行われます。私も参加するつもりです。 『女性の休日』とは? 10月24日はアイスランド語で『Kvennafrí』- Woman's Day Off 『女性の休日』と呼ばれ、アイスランドにおけるジェンダー平等が一気に進んだ契機となった1975年10月24日の記念日として知られています。その日、アイランドの90パーセントの女性たちが仕事を休み、子供を父親に預け、家事をする代わりにレイキャビクに出かけていき、実質的なストライキを行っ

          アイスランドの女性ストライキ『女性の休日』 2023年はノンバイナリーの参加も呼び掛ける

          先週地元の本屋さんで買った本。右のは友人の、左の赤いのはジャケ買い!

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          レズビアン恋愛映画『ウォーターメロン・ウーマン』(1996)で考えさせられた人種問題と恋愛、そしてマイクロアグレッション

          今回は、1990年代に盛り上がったインディペンデンド・クィアシネマの代表的作品のひとつ、『The Watermelon Woman』(1996 Cheryl Dunye)を観て私なりに考えさせられたこと、またそこから発展して異人種間の恋愛に伴うモヤモヤについても綴ります。 レズビアンによるレズビアンのためのレズビアン映画 この映画は、アフリカン・アメリカンの女性 Cheryl Dunye(シェリル・デュニエ) が監督・脚本・編集・主演を務めた映画。監督自身が実名で出演して

          レズビアン恋愛映画『ウォーターメロン・ウーマン』(1996)で考えさせられた人種問題と恋愛、そしてマイクロアグレッション

          ハートストッパー第4巻💓

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          3人目は孫の感覚

          第三子が誕生してから約3週間経ちました。   タイトル通り、「孫のように可愛い」を実感しています。 正直言うと妊娠9ヶ月くらいまでお腹にの中にいることを忘れていたくらいなのですが 実際産まれてきて、3人目の赤子をこの手で抱っこして、授乳して、おむつを替えて、といった作業が全く苦でない。むしろめちゃくちゃ楽しんでいます。 これにはもう一人の自分がびっくりしています。 存在自体が可愛くて、いや、愛おしくて、見てるだけで満たされる。赤ちゃんのお世話って手間なことも多いです