不妊治療からの妊婦@44歳

イギリス在住、43歳から体外受精で貯胚を始め、44歳直前に受けた2回目の胚移植が着床、…

不妊治療からの妊婦@44歳

イギリス在住、43歳から体外受精で貯胚を始め、44歳直前に受けた2回目の胚移植が着床、現在妊娠中。 ※当初のAMHが16.5pmol/L(2.3ng/mL)、卵胞数が10〜14と年齢の割に高めだったので、参考になる場合とならない場合があると思います。

最近の記事

妊娠15~16週:ビタミンCだけで風邪に対処した話

いつものように夫が職場の病院から風邪をもらってきたのが始まりでした。 遅れて発症月:夜中、二人とも痰が絡むので一緒にビタミンC 1gを飲む 火:私のほうはけろっと治ったが、夫は夕方から風邪の症状悪化 水〜金:私の勧めで夫は仕事休み 自宅検査キットでコロナは陰性。 鼻水・鼻づまりと頭痛というまあ軽い鼻風邪なのですが、夫はなかなか回復しきらずに3日も仕事を休んで、いつものように私は影響なし…と思っていたら、感染はあとからやってきた。 妊娠中は基礎体温が高いままなので、=免疫

    • 「ビタミンCベイビー」

      はじめは、noteでたまたま見かけたメガビタミン療法の記事でした。 そこから「ビタミンCベイビー」なる現象の話に行き着くまではあっという間でした。 ビタミンCベイビーはじめに観たのがこのビデオです。 メガビタミンCを妊娠中に続けた結果、お産がすぐに終わり、痛みもほとんどなく、これまでに見たことないほど元気な赤ちゃんが生まれたという話。 リサーチしてて行き着いたスザーン・ハンフリー医学博士の講義。 米リオーダン・クリニックのロン・ハニングハーキー博士の娘も妊娠中にビタミン

      • 医学教授2人がT細胞、癌とコロナと免疫について語る最新動画をまとめてみた

        イギリスのジョン・キャンベル博士(@Campbellteaching)のYouTubeチャンネルで、オーストラリアに住む腫瘍学の専門家アンガス・ダルグリーシュ教授、免疫学のロバート・クランシー教授を招いて「T細胞、癌と免疫」について話してもらったという動画が今週アップされました。いつものトピックと話がずれますが、癌や免疫の話が最近身近になってきたので、大事だと思ったところだけまとめてみました。 三人が発言したまんまの内容です。細かい用語・正確性などの責任は持てませんのでご容

        • イギリスの産科医療2:妊娠12週エコー検査がトホホだった件

          イギリスでは、どの妊婦も妊娠12週のタイミングで勝手にエコー検査が入ります。 妊娠12週のエコー検査の意味 通称「dating scan」と呼ばれ、胎児の大きさをチェックしていつ妊娠したのかを推測する(=to "date")ための検査です。イギリスの産科医療プログラムが、これをもとに算出した出産予定日「due date」を中心に回っているため、妊娠期間の確定が制度側にとってはすごく大事みたいです。 希望する人には、胎児の異常を調べる検査もついてきます。 体外受精で妊娠した

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          胚移植前後にやってたエクササイズ:ヨガと指もみ

          不妊治療中、とくに移植周期にしていたエクササイズと利用したYouTube動画を記録しておきます。 移植周期1では現地のダンスレッスンに1、2回行ったけど、移植周期2では面白そうなクラスが見つからず、ほかに特に運動らしき運動はしてませんでした。 採卵のときからのお気に入りは妊活・妊娠に特化したヨガインストラクターの@BettinaRaeチャンネル。 私はふだん全然ヨガとかやらない人なんですけど、体外受精中は直感的にやりたくなりました。昼休みに気軽にできる20分前後のセッション

          胚移植前後にやってたエクササイズ:ヨガと指もみ

          採卵周期より辛いヘパリン自己注射の乗り越え方

          クリニックGでの移植周期では、移植数日前から低分子ヘパリンの皮下注射が始まり、妊娠が確定しても続いていました。 アスピリンと組み合わせて投与することで着床補助・早期流産防止をねらった、血栓予防法としての投薬です。 採卵周期でアンタゴニストや排卵誘発剤の痛〜い自己注射を経験し、それを3周期繰り返した今、自己注射はマスターした(気になっていた)私はヘパリンも余裕!と思っていたのですが… ヘパリン注射、ここが辛い!単独充填型で、注射針が太いのはもちろんですが、薬液がしみるしみる

          採卵周期より辛いヘパリン自己注射の乗り越え方

          イギリスの産科医療1:助産師がついた、が…

          イギリスでは妊娠したと何かしらの形でNHSに連絡すると、助産師との問診や検査をはじめ、分娩まで続く、antenatal care(妊婦と胎児対象の産科医療)が始まります。 Antenatal care(産科医療)初利用私の場合、妊娠5週(妊娠判定検査のあたり)に不正出血の件でGPにかかって紹介されたEarly Pregnancy Assessment Unit(「妊娠初期対応班」的な人々)の電話相談とエコー検査を利用したころから、すでに産科医療は始まっていました。 NHS

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          チェコで胚移植→妊娠→イギリスでの薬探し

          妊娠判定結果をチェコのクリニックに報告すると、移植のために処方された薬は妊娠12週を境にやめていいとの指示がありました。 逆にいうと12週まで、あと7週間続けろってことになるので、薬の調達というタスク発生です。 薬は4種類チェコで妊娠判定日まではじゅうぶんな量を処方されて持ち帰ったけど、アスピリン以外は12週到達前に在庫が切れるのでイギリス国内で補充しないといけない。 薬調達の苦労ここでちょっとした障害が。 イギリスの薬局は、 処方箋原本がないと薬を出してくれない

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          ホルモン補充で妊娠するも、あそこが痒くてたまらない

          2回目の正常胚移植で妊娠反応が出て、血液検査もエコーも順調…なはずでしたが、あそこの痒みが気になってきたのが妊娠8週目。それまでは痒くても無視できる程度でしたが、さすがに何かしなきゃいけないレベルにエスカレートしていました。 痒みの犯人は?容疑者1:プロゲステロン膣剤 ホルモン補充周期で胚移植したので、移植前からプロゲステロン膣カプセルを使っていました。このプロゲステロン経膣投与はかゆみを伴うこともあるとのこと。 GPに行ったら別のタイプの膣剤を出してくれましたが、変えて

          ホルモン補充で妊娠するも、あそこが痒くてたまらない

          胚移植前に漢方薬「婦宝当帰膠」を飲んだら

          妊娠との因果関係はわかりませんが、移植周期前から飲んでいた漢方薬を紹介しておきます。 2023年になって、体外受精にともなう卵巣刺激の副作用で抜ける髪の毛をどうにかしたくて、漢方を調べたら「抜け毛」は「血虚」の症状の一つだとか。 さらに、「生理の周期が長い」「経血の量が少ない」「血圧が低い」「眠りが浅い」「乾燥肌」など、「血虚」めっちゃ当てはまる。 不妊治療前も、抜け毛や毛量は気になっていました。 血虚に良いと評判だったのがこの婦宝当帰膠でした。 実は数年前、一時帰国中に

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          卵巣刺激副作用の大量抜け毛がホルモン補充周期で止まった件

          卵巣刺激ホルモン剤の副作用で抜け毛が増えたのでは?と疑い始めたのが、初採卵から3ヶ月ほど経った頃でした。 ちょうど半年後の初移植周期の頃が抜け毛マックス。 朝起きて枕についた髪の毛、ヨガの最中マットに落ちる毛、服や首回りにつく毛、シャワーで髪をかきあげるごとに指に絡まる抜け毛など、本当にきりがないのでですが。 その日抜けた毛の数が気になっていちいち憂鬱になる毎日でした。 「そういえばあんまり抜けてないな」と気がついたのは妊娠反応が出て2、3週間くらいです。 朝ブラッシング

          卵巣刺激副作用の大量抜け毛がホルモン補充周期で止まった件

          移植後Day 26:妊娠初期エコー検査

          不正出血を理由にゲットした無料のviability scan(正常妊娠をチェックするエコー検査)の日が来ました。 妊娠週の数え方では、妊娠6週+3日(6w+3)にあたります。 まず夫抜きでの面談の意味到着を知らせると、まず私だけ呼ばれて、看護師か助産師か(忘れた)と1対1で面談します。 男性パートナー抜きでやるのには訳があって、もしも女性が家庭内暴力の被害にあっていた場合、相手に知られずに相談できる機会を作るためでした。夫は最初納得いかない様子でしたが、後で説明したら腑に落

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          移植後Day 14:hCG血液検査、子宮外妊娠の不安

          週末に自宅検査キットで妊娠判定が出たので、週明けのDay 14に血液検査を受けに行きました。 hGC血液検査自費でしかも80ポンド(1万5千円相当)となかなか懐に痛い検査でした。チェコでやれば自費で200CZK (7ポンド)程度なので、ぼったくり感半端ないですが仕方なし。 翌日夕方に結果がメールで来て、血液中hCG値は1309、検査をしてくれた医師によると良い数値なんだそうです。 胚移植をした日を踏まえて妊娠週を数えると、妊娠5週間近ということになるので、5週の範囲になり

          移植後Day 14:hCG血液検査、子宮外妊娠の不安

          移植後Day 13:妊娠再検査、薄くなった線は戻るのか

          指定の検査日(OTD)の3日前、Day 9にフライング検査をしたら、薄めだけど陽性が出たので、いい気になっていた私。ところが肝心のOTDの検査では線がさらに薄かった。 常識的なことが抜けていた同じクリニックで数ヶ月前に妊娠した、同じく44歳のイギリス人に相談すると、「ホルモン濃度は一日を通して上下する。飲んだ水分の量やおしっこの濃さで結果は変わるものだから、同じタイプの検査キットを同じ時間帯に買ってまたやればいいじゃない」 そう。検査キットが残ってなくて、夜の再検査はでき

          移植後Day 13:妊娠再検査、薄くなった線は戻るのか

          移植後Day 9:鈍痛と不正出血とフライング検査の行方

          TWW(Two Week Wait、結果待ちの2週間)の半分を夫の実家や親戚まわりで過ごしたのが幸いして、帰国して仕事に戻った頃には、OTD(Offical Test Date、クリニックに指示された検査日)まで残すところ5日! 微妙な痛みと茶おりDay 7である月曜まではなんの症状もなかったのですが、Day 8から微妙な下腹部の痛みが始まり、ティッシュにうっすらピンク色のおりものが…。 Day 9も生理前みたいな微妙な感覚が時々、そして茶色のおりものが続きました。 通常の

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          移植周期2 Day 22:胚移植完了と44歳の誕生日

          移植前日、やっと夫が合流、現地滞在も残すところあと1日です。 家主と同居で間借りしてた部屋もじゅうぶん快適でしたが、夫と二人になるので、すこし奮発してジャグジー風呂付きの貸し切り物件にグレードアップ、一晩だけの贅沢を楽しみました。 移植当日クリニックでの施術には、基本的にナイトガウンを持ってくるように言われますが、長いTシャツやワンピースでもいけます。 私は新調したニットワンピで、夫はシャツにネクタイをして参上しました。 いつも早朝にある採卵と違って、胚移植の予約は朝遅めで

          移植周期2 Day 22:胚移植完了と44歳の誕生日