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日雇いと愛(連載小説)

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私が感謝したい人達に精一杯のありがとうを伝えました。 もう会えない人のほうが多いけど、今の自分があるのは貴方たちのおかげです。 ありがとうございます。
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【連載小説】 日雇いと愛 エピローグ

僕は久しぶりに日雇いの現場に出勤した。 大型連休が重なったことと単位認定試験が終了して結…

迎春
2か月前
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【連載小説】 ホテルマン(9話)

午後は信用金庫での仕事だ。 駐車場に到着するとクリーンタイルに仕事を発注してくれるイケメ…

迎春
2か月前
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【連載小説】ビジネス書(8話)

日向さんへの見栄で買ったビジネス書を朝早いガラガラの通勤電車で読んでいた。 ビジネスマン…

迎春
3か月前
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【連載小説】 上司(7話)

クリーンタイルに入社して何日か経過した。 僕は生きるのが嫌で嫌でたまらない。 友達もおら…

迎春
3か月前
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【連載小説】本屋と配達(6話)

有限会社クリーンタイルに朝の6時45分に到着した。今日から現場で一緒に働く高倉さん、中里さ…

迎春
3か月前

【連載小説】居酒屋(5話)

有限会社クリーンタイルは副業可能な会社だった。正社員で働いているのであまり積極的に副業に…

迎春
3か月前
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【連載小説】しょんべん(4話)

有限会社クリーンタイルに入社することにした。面接をしてくれた小谷野社長の奥さんの小谷野副社長が笑顔が素敵でとても感じのいい人だった。小谷野社長はなにを考えているのか何も考えていないのかよくわからない人だった。何も食べていないのに口をいつももぐもぐと動かしてる。でっぷりと膨れ上がったお腹はたくさん良いもの食べてきて、これからもたくさん良いもの食べ続けそうだった。 痛風だという社長は常に副社長の言われた通りに動いていた。もしかしたら社長というのは肩書きだけで実質的には副社長がこ

【連載小説】肩パン(3話)

今日も灰色の空からポツポツと雨が降り続いてる。 あんなにも一人で悩み苦しんだのにも関わら…

迎春
4か月前
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【連載小説】ハローワーク(2話)

青空を覆い隠す気色の悪い灰色の雲は自分をコンプレックスを表現しているようだった。 相変わ…

迎春
4か月前
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【連載小説】日雇いと愛(1話)

父が失踪して母親に女で一つで育ててもらった。ただ感謝しているとは思えない。母親は家に仲間…

迎春
4か月前
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