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「読書感想文」 祈願成就
創作大賞2023 新潮文庫nex賞 受賞作品の祈願成就を読ませて頂きました。
怖かった〜
もぉ〜怖い〜〜〜〜〜〜〜
私は無意識にホラーを避けていたんだな(笑)
ホラーが好きって人はこのゾクゾク感が堪らないのかな。
夢の中であの人の言葉を囁かれそうで寝れないかも…
男らしくないな(笑)
勝手なイメージだけど、やっぱホラー系って女性のほうが好きだったりするのかな。
楽しかった。
ショートショート 奇岩シューズ
怪しげなサイトに載っている380,000円の商品に俺は釘付けになっていた。
奇岩シューズ。
どんな岩も楽々飛び越えられます。
その他の効果もあり。
怪しすぎる。
38万って。
それも会社名も聞いたことのもない。
検索してもヒットしない。
絶対に偽物だ。
偽物と分かっていても、昇利にはこの靴があまりに魅力的に映ってしまった。
ロッククライミングの記録が伸び悩んでおり、次の大会で良い記録を出せ
ショートショート 祈願上手
「神様なんかいるもんか」
祈願上手と言われている和也に強がりを言った。
同じ高校の親友の和也は友達が多く、先生の評価も高く、文武両道だった。
大学も推薦で名門私立大学に合格した。
それに比べて俺は友達もいないから、一人で本を読み、家では勉強を必死でやるが、成績は伸び悩んでいた。
「雄太は自己流でやりすぎ。ちょっとは周りも頼れよ(笑)。時に神様に祈願するのも大切だぜ」
「黙れ。神様なんているも
ショートショート 仕事
器用に立ち振る舞いができる大人は羨ましい。
黙々と仕事をしているとそう思うのだ。
私は喋るのが苦手で黙々と仕事をしようと思っていたのに、なぜか適当に嘘をついて誤魔化したり、人に責任を押しついたりする人が出世するのを見ていたやるせなかった。
私の周りには私と似たような、一生懸命仕事する人がたくさんいたがみんな辞めてしまった。
結局、私は仕事を押し付けられて、ミスをすれば怒られるし、うまくいっ
毎週ショートショート 山岳カルマ
「自らのカルマを信じ、良き行動続ければ、必ず結果はついてくるでしょう」
山奥の寺の住職は多くの人に語りかける。
俺もその一人だ。
そりゃそうだ。
だがな世の中にはそれができないから困ってる、ゴキブリ人間がいるんだよ。
そんなゴキブリ達がこの日本を支えているんだよ。
俺達が朝から深夜まで血眼になって重労働して、それでもちょっとしかお金しか貰えなくて、悔しくて。
だけど、就職先もねぇーから、明日
毎週ショートショート 文学トリマー
「文学トリマーねぇ〜」
部下のコンサルティング能力は一際目立つものがあった。
YouTuber、インフルエンサー、授かり婚、港区女子、フリーランス。
どんな状況もそれらしい言葉が浸透すれば世間は許してくれる。
実際に会社員と言っても無限の種類がいるのにも関わらず、大衆は常識のある大人と安心する。
同様に、親にご飯を食べさせてもらっている人も動画をアップしていれば、YouTuberとして許さ
「読書感想文」 女の国会
私が男だったので、最初は抵抗感があったのだけど、いつのまにか主人公達に引き込まれてしまったな。
ミステリーの分野なのかな。
結構、熱くて、泣けるシーンたくさんあったけど。
人の外側しか見てないと実際どんな行動してるかってやっぱりわからないよね。
けど、誠実に真摯に国民に向き合ってくれる人が増えてくれたらいいな。
って言っても人によって誠実の基準も違うか。
男諸君、3章の間橋さんの旦那の
ショートショート 二億斉藤
旦那がまた変なことを言い始めた。
「3歳と2ヶ月と2日。一花が産まれてから1億秒が経過したよ」
だからなんなんだ。
数字が好きな旦那が喜びそうなことだ。
私が31歳と8ヶ月19日のときは10億秒とか言って喜んでいた。
10億秒経過したところでなに??私は老ける一方だって言いたいの??なんて怒ったのもつい最近だ。
私は彼のどこに惹かれて、結婚して、一花を産んだのだろうか。
周りが結婚し
ショートショート 記憶冷凍
鍋の湯気を見ながら、私はぼやんりと子供達が肉団子に箸を入れて、各々の受け皿に入れているのを眺めている。
私は好きだったごまだれよりも、なぜかポン酢を受け皿に入れて食べていたことを思い出していた。
大好きだったドラマを録画し忘れてしまった私は好きでもない幼馴染が、偶然録画をしていたから一緒に見ることになった。
彼の両親が作ってくれた鍋を二人で食べながら、ドラマを見ていた。
なんのドラマっだけ
「読書感想文」 号泣する準備はできていた
男の恋愛に対する考え方って
エロ=恋愛
な気がするけど、やっぱ女性は違うんだろうな。
不倫とか浮気とかしたことのない、未婚男性にはそれらが別の国の話ようように聞こえて、全く共感できないけど、この作品の女性は本気で恋愛と向き合って闘って前を向こうとしているっぽい….
女性にとって官能部分は恋愛におけるほんの数%でしかなく、それまでの過程こそ恋愛に感じられる。
そういうの理解できる男性がモテ
「読書感想文」 芝公園六角堂跡
憧れて、みんな、嫉妬するくらい、力のある先生。
その人の根の作品。
あぁ〜寂しいな。
悪口言われたかったなぁ〜
ショートショート 真夜中万華鏡(581文字)
高校生の娘が部屋に籠って深夜にコソコソ何かをやっている。
うちの娘は誰に似たのか、頭も良くて、運動神経もなかなか良い。
深夜遅くまで勉強していて、立派だと思っていたのだが、勉強以外にも何かしているようだぞ。
まさか変な男にでも引っかかったのか。
私達の娘に限って….
っていうのが一番危ないって佐藤さんの奥さんも言ってたいけど。
もしかしていじめられてるのかな。
「万華鏡….」
娘は