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Best Team賞受賞「日本一働きやすいロジ」を目指す「ロジスティクス本部 5S改善チーム」の挑戦!

こんにちは!Rise UP HR編集部です。

今回は、先日開催されたRise UP AWARD2023 にてBest Team賞に輝いたロジスティクス本部「5S改善チーム」のご紹介をします♪


Rise UP AWARD Best Team賞とは?


Rise UPでは、一年間で最も高いレベルでバリューを体現した人を称える「Rise UP MVP AWARD」を開催しています。
このイベントは、ビジョン実現に向けた組織への貢献、共通の価値観であるバリューの体現を多面評価し各賞の受賞者を選出します。その中でもBest Team賞は唯一、個人ではなくチーム単位の受賞となっており、より影響範囲が広く再現性のあるプロセスを体現できたチームに贈られる名誉ある賞となります。

主体的な挑戦をサポート!自薦形式で誰もがエントリー可能

3年前までは部門長による推薦・選考によって決定していたBest Team賞。しかし、部署を横断したチームプロジェクトでの活動も増えたことにより部門長のみで決めるのではなく、立候補制にすることで自主的にチャレンジする組織文化を創る一つとして実施しています。
一昨年は5チーム、昨年は7チーム、今年は10チーム以上の応募があり、その文化も根付きつつあります。
選考については各部門長や役員を含めたメンバーによる一次審査を行い、上位4チームがAWARD当日の本選に進出。受賞チームの決定は、全従業員の前でプレゼンを行い、参加者全員の投票で決定します。

仲間の成長を知ることで、より挑戦を身近に

 年々、応募するチームが増える中「本選に進めなかった素晴らしいチームの活動もみんなに知ってもらいたい!」という想いがありました。

これまでは一次審査通過のチームのみ公表されていましたが、各チームの取り組みを動画配信で紹介することで、その取り組みを全社員に知ってもらう機会を作りました

様々なメンバーの活動が見えることで、自身の刺激となり挑戦することを身近に感じてもらいたいと企画しました。

5S改善チームメンバーにインタビュー!

授賞式当日にプレゼンターとして登壇してくれた荒木智広さん(以下:荒木)、吉田宗司さん(以下:吉田)と実際にチームの活動に携わってくれた井上貴広さん(以下:井上)、兒玉幸大さん(以下:兒玉)に今回の取組の様子や受賞後の未来についてお話を伺ってきました!

左:吉田 右:荒木

吉田 宗司(ヨシダ ソウシ)2018年8月入社
ロジスティクス本部 大阪ロジスティクスセンター 第2ユニット所属
派遣社員として入社し、2019年12月に正社員登用。入社当時から入出荷業務に携わり入出荷管理や現場改善、アルバイトスタッフのマネジメントに従事。2021年4月よりリーダーとしてフロア責任者を担う。

荒木 智広(アラキ トモヒロ)2019年7月入社
ロジスティクス本部 千葉ロジスティクスセンター 第3ユニット所属
入社当時は大阪拠点にて入出荷業務に従事。
2021年4月千葉ロジスティクスセンター立ち上げと同時に異動し、千葉でのゼロからのスタートに大阪での経験を活かし入出荷業務の運用や組織構築に貢献。最近はサウナにハマっている。

井上 貴広(イノウエ タカヒロ)2022年11月入社
ロジスティクス本部 大阪ロジスティクスセンター 第1ユニット所属
約12年間勤めたアパレル業界からさらに専門性を高めたキャリアアップを目指しRise UPに入社。現在はリーダーとしてフロア責任者を担い、60名を超えるアルバイトスタッフが所属する第1ユニットを率いている。 

兒玉 幸大(コダマ コウタ)2023年2月入社
ロジスティクス本部 大阪ロジスティクスセンター 第3ユニット所属
約18年勤めた衣料品メーカーから関西への引越に伴い転職。
リーダーとしてフロア責任者を担い、自身の武器であるコミュニケーション力を活かし組織改善に貢献。

職場環境を保つ活動「5S」が生まれた背景

ー改めましてBest Team賞受賞おめでとうございます!
今回エントリーされた5S改善チームについて簡単に教えてください。

吉田:主に安心と安全を中心とした職場環境を保つ活動と5S(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)を結び付けた活動となっています。

2023年の2月に発足したプロジェクトですが、背景としては千葉・大阪拠点共に事故やケガが多発していて、もっと働きやすい環境に改善すべく立ち上がりました。

荒木:千葉拠点では立ち上げ当初にコンサル企業に入ってもらって千葉の拠点で5Sを進めていました。そんな中吉田さんの背景も踏まえ、より共に強化していこうということがあり、部内で発信があり内製化していく事も見据えて活動をスタートしました。

ー内製化のきっかけやそうすることでのメリットはありましたか?
荒木:きっかけは、組織メンバーが主体となって実施することで改善の質が高まるのではないかと考えたからです。外部の方ではなく、一緒に働くみんなでルールを決めて実行していく、というプロセスがあったからこそ、自主性や5Sの重要性をより浸透させることができたのかと思います。

ープロジェクトにおいて、皆さんはどのような役割をお持ちですか?
荒木:私と吉田くんは、組織において現在何が課題で何を改善すべきか考える役割を担っています。井上さんと兒玉さんを含むリーダーメンバーは、その中で優先度を見極めながらアルバイトスタッフのみなさんと一緒に施策を実践してくれました。

Best Team賞にエントリーして伝えたかったこと

ー今回、Best Team賞にエントリーしたきっかけを教えてください。
荒木:ロジスティクス本部全員で取り組んでいたこのプロジェクトを、全従業員にも知ってもらいたいという思いからエントリーしました。

ー当日のプレゼンでは何を一番伝えたかったですか?
またプレゼンで工夫したところがあれば教えてください。

吉田:伝えたかった事は、5Sに基づいたアクションが職場環境をより良くし、働きやすくなったということです。実際に実施前には10件以上事故がありましたが、取り組み後0件になり、皆さんにこの事実を知っていただきたかったです!

荒木:5Sの整理整頓などは当たり前のことで簡単な事ですが、やはり業務優先だったことからなかなか実施までつながらなかったところから、現場の多くのアルバイトの方たちも巻きこんで共に実施できたことも伝えたかったことの一つですね。

ーAWARD当日、プレゼン前の心境はどうでしたか?

吉田:めちゃめちゃ緊張しました(笑)全従業員の前で話すことも初めてですし、チームを代表して発表するプレッシャーを感じていました。ちゃんと全員でやってきたことを伝えたいと思っていました。

荒木:僕もすごく緊張しました。当日発表する資料も前日夜中までメンバーに手伝ってもらって作成していたので、その思いを背負ってやりきりたいという思いがありました。

ーBest Team賞に選ばれた要因はどのような点だったと思いますか?

吉田:ロジスティクス本部のアルバイトを含む約200人で取り組めたことが評価されたのかなと思います。僕たちの部署はアルバイトから派遣まで多くのメンバーが働いています。5Sという一つのプロジェクトに対して一緒に取り組めたことを評価いただけたのではないかと思います。

荒木:もう一つは汎用性のある取り組みなので、ロジスティクス本部以外でも、取り入れやすいことが評価されたのではないかと思っています。モデルケースとして認められたのかなっと思いました。

そうですね!職種、雇用形態が様々なメンバーが集まり、人数も多い部門で実現できたことで、他の部門でも参考になるプレゼンテーションだった気がします!

ー他のチームのプレゼンテーションについて率直な感想を教えてください。

井上:全体を通じて、各チーム活動してきたことを自信をもって発表をされていたことがとても印象に残っています。それぞれの活動に対ししっかり目標立てて取り組んでいたこととその成果もわかりやすかったです。

兒玉:来年自分がBest Team賞で発表するならこうしたいなとイメージできるくらい華があり本当に素晴らしいと感じました。ロジスティクス本部の取り組みは、はっきりと定量的に測れるものでもなかったですし、売上や数値を出して発表できる内容でもなかったので抽象的な発表になったなと。。

5Sを導入した後の取組に対するマインドに変化

ー確かに、数字で表すことができる売上は分かりやすいですよね。
今回の5Sの取組に際して現場の声や雰囲気など目に見えての変化はありましたか?

井上:段々とみんなが5Sに興味を持つことが多くなり、意識して実行するようになったなと感じる場面が増えましたね。
スタート当初はアルバイトの方に共有してもリアクションが薄かったのが、入社半年程のアルバイトスタッフが改善活動に関するアンケートを実施した際にすぐに回答してくださったりしていて、積極的に取り組んでくれるようになりました。

※改善活動に関する実際のアンケート

兒玉:至極当たり前な「掃除をみんなでしませんか?」という提案をした際に、メンバーの反応としてはめちゃくちゃ反応が悪かったのです。でも、取り組み始める中で自然とスタッフさんから、掃除するクジを作ってくれたり、ここも掃除もしませんか?と提案してくれるようになりました。

「多くの時間を費やす職場も自分の部屋と同じように綺麗を保ちませんか?」など僕たちも伝え方、動機付けなど工夫しながら進めることで今では社員がいなくても掃除が始まります。消極的なマインドから変化してきたなと感じています。

ー取り組んでいく中で、難しかったことを教えてください。

荒木:どうしても業務優先になり、5Sは後回しになってしまっていたので、どうやったら5Sを浸透させ取り組んでもらえるのかが一番難しかったですね。

部長の西原さんを含めて活動委員会を作り、まずはトップダウン的になりますが、各拠点で優先順位を設けて改善してほしいとメンバーには伝えていきました。定期的にアルバイトを含めたミーティングを繰り返す中で、5Sの大切さを伝え続けていくことで改善していきましたね。

吉田:僕は、Rise UPらしさを残したまま活動をする事が難しいなと感じました。
安心安全に仕事ができる環境を作るといった際に、例えばヘルメット被るとか、安全靴をはいたりすればいい、となるのですが自由な服装など働きやすさも大切にしたいという思いもありました。改善の際にはその点を変えることなくできるように考えるのが大変でした。

ーRise UPらしい職場環境を保ちつつ、5Sを実現していくという難しい問題をどのように解決したのでしょうか。

吉田:方法としてはトライ&エラーを繰り返しつつ、現場からの意見を何度も聞きながら良い落としどころを見つけて実践できるやり方を見つけていきました。丁寧な対話を通じて根気よく実施してやっていくことで納得感を現場にしっかり持ってもらうことを大切に取り組みました。

ー具体的に職場で起こっていた問題はありますか?

井上:適正な場所に物が保管、管理されていない実態がありました。例えば貴重品の管理など、アルバイトスタッフの人数が増えるほど必然的にリスクが伴うので貴重品ロッカーの設置を行いました。

兒玉:我々が入社したのが半年前ですが、毎日見ている景色が当たり前になっており、商品の管理方法などへのリスクに気づけなかったり、どうにもできないというマインドの方が多かった中でその意識も改善できたことが良かったと思います。資材の置き場が明確になっておらず不要必要の判別がつかなくなっていたり、掃除道具が整理されておらず場所を必要以上に取っていたりと一つずつ取り組んでいきました!

ーチームだからこそ様々な問題を解決できたと感じる瞬間はありましたか?

兒玉:ロジスティクス本部は人数が多いので、掃除一つにしてもみんなで一緒に作業をするので、そのスピード感は個人とは比較にならないほど早いです。
自分たちの働く環境が目に見えて変わるので自分一人だけだったら成し得なかったと感じています。
職場環境の変化の一部をお見せします!

日本一働きやすいロジスティクスを実現するために

ー日本一働きやすいロジスティクスを実現するために、5S(チーム)はどんな役割を果たすと考えていますか?

荒木:5Sチームは、倉庫の品質管理、安全を維持し継続して行くために無くてはならないチームだと考えています。
品質や5Sそのものも大切ですが、ルールをみんなで考え自分たちで働きやすい環境をつくっていくことが大切かなと感じています。吉田くんも言ってくれた通り、ただ安全のことだけ考えヘルメットをかぶる、安全靴を履く、などこういう事をしなくとも安全で働きやすい環境を創っていく事がこのチームにある役割になると感じています。

ー5Sチームの今後の目標、チャレンジはありますか?

荒木:今の取り組みは安全の管理、品質保持になっていますが、次のフェーズは5Sを通してさらに現場環境を改善し、生産性を高める活動が必要だと考えています。

吉田:継続的に進めつつ、規模や範囲は広げていきたいなと思っています。自部門限定で考えるのではなく、会社全体にもこの取り組みが広げられたら良いと思っています。

井上:僕もこのチームや活動を継続的に永続できることが必要であり、習慣化するための仕組みをどのように作っていくかが大切だと感じています。また、5Sの活動を通じてロジスティクス本部のことを皆さんに知ってもらえたのが良かったと思っていて、今後も興味を持ってもらえる機会を作っていきたいと思っています。

兒玉:来年こそは!と思って取り組まれる方も多いと思いますので、ロジスティクス本部からまた来年のAWARDに向けて、構想を練れたらと思います。

【あとがき】
AWARD当日のプレゼンや取材を通して、節々に出てきた”全員で一緒に行う”からチームワークの底力を見せてもらった気がします。
5S活動を通じて、自分たちの働く環境、業務効率について考えることで、日本一働きやすいロジスティクスを”目指す”から”作り継続する”というさらなる挑戦を目指す姿勢に刺激を受けました。
AWARDの選考から、内容は違えどBest Team賞に相応しい多くのチームがエントリーしてくれました!HR編集部では、それぞれの取り組みをもっと知ってもらえるようなきっかけ作りを積極的に実施し、来年は更なる活気を生み出すRise UP AWARDへ進化させていきたいと思います。



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