見出し画像

入社までのワクワク感を上げる内定者イベント設計

こんにちは!HR編集部です。
今回は24新卒のメンバーが一堂に会した、内定者イベントについてレポートしていきます。


24新卒メンバー大集合!

来年Rise UPにジョインしてくれる新卒メンバーが決まりました。
それぞれのメンバーは、6部署3拠点に配属予定となっており、現在の居住地域も北は東北から南は九州まで様々。
そんなメンバーが集まり、社会人になるための一つのステップとなるようなイベントを企画しました。

実は今回、直接内定者同士で対面するのは初めて。
夏にオンラインで内定者イベントを実施したのですが、その際に顔を合わせたメンバーと直接コミュニケーションを取ることとなります。

多くの企業は10月1日に内定式を実施するかと思いますが、Rise UPでは内定式は実施していません。
その代わりに10月初旬に内定者のメンバーにお集まりいただき、内定者同士の相互理解を深めるためのイベントを実施しました。

内定者イベントのゴールって?

Rise UPでは、内定者に対して「入社へのモチベーションを高め、「早く4月1日になってほしいな、ワクワク!」と思わせたい」という目標を掲げ、内定から入社までのフォローを行っています。

この目的を達成すべく、中期的な目標と、目指す姿を設定しています。
5月~7月の間は「リクルーター・所属部署との関係構築」、8月~11月は「同期との関係構築」、12月~3月は「Rise UPへの理解を促し、Rise UPの一員としての自覚が芽生える」という状態を目指しています。

この目標が達成できているかは、リクルーターと内定者で月に一度行っている面談にて確認します。

面談では、入社に向けての不安や疑問の解消、日々の生活の話に加え、目標が達成できているかを定数で測る指針を決めています。
それは、「入社までのワクワク度を10段階ではかる」というもの。
例えば、ワクワク度が8だった場合、残りの2はどういう不安や悩みから来ているのかヒアリングしています。
このワクワク度を毎回の面談でモニタリングすることで、リクルーターが学生一人一人の抱える不安や悩みを察知し、状況に合わせたサポートを行えるようにしています。

今回は10月にイベントを実施するということで、同期との関係構築を図るべく、イベントのゴールを「同期の顔・パーソナル情報がわかっている」「同期との関係を深めることで入社への不安を取り除き、入社にワクワクしてもらう」として設定しました。

そして、毎月聞いている「入社までのワクワク度」に加え、次回開催予定のイベントまでのワクワク度や、顔と名前が一致するメンバーの人数、同期をより知ることができたコンテンツは何だったかなどのアンケートを実施し、定量・定性の両面から、目標達成度を測ることにしました。

内定者イベント開催!Welcome to Rise UP!

10月5日、ついに内定者のメンバーが大阪本社に集結しました。

まずは、内定者のメンバーを迎え入れる2つのアイデアを考え、準備を行いました。

一つ目はウェルカムボードの作成です。
事前に内定者より送ってもらっていたご自身の写真をコルクボードにコラージュし、イベントを実施するスペースに入ってすぐの所に飾ることにしました。

入ってすぐ目に入る所に掲示することで、「迎え入れてもらってるんだ!」という風に思っていただければという意図で作成しました。
内定者の名前とご自身の顔が映った写真を掲示することで、お互いの顔と名前が一致するメンバーを増やしてもらうとともに、その場を通った既存のメンバーにもどんな子たちが入社するのか改めてチェックいただけたのではないでしょうか?

二つ目はウェルカムドリンクです。
Rise UPの大切にしている3つのバリューと、それぞれのバリューのカラーになぞらえ、3色のノンアルコールカクテルを準備しました。

朝早くから集まってくれた内定者をねぎらうとともに、Rise UPの大切にするバリューに触れてもらうことで、「この会社に入社するんだ!」という気持ちを少しでも持っていただけるよう、ドリンクを振る舞いました。

働く上での価値観を知ろう

8月に行ったオンラインでの内定者イベントでは、各自の自己紹介を実施しました。
その後、内定者も増えたということもあり、今回は新しく入社を決めてくれたメンバーの自己紹介や、2人ずつペアになり、お互いの紹介を全員に向けて行う「他己紹介」を実施。
それぞれの基本的な情報を知ったところで、「価値観カード」を実施しました。

価値観カードとは、「チャレンジ」「協力」「家族」「美」「正義」など、様々な価値観が書かれたカードのことです。

ルールは下記サイトに記載の通りです。

内定者のメンバーもそれぞれグループに分かれ、どんどんカードを取捨選択していきます。
色んなことにチャレンジしながら仕事を頑張りたい!というメンバーや、仕事とプライベートどちらもバランスよく充実させたいというメンバー、やはり家族や友人も大事にしたいというメンバーなど、意見は様々。

カードを選び終えた後は、それぞれどんな思いでこのカードを選んだのか共有していきます。
自分が一番に捨てたカードが、相手にとっては一番大事なカードになっていたり、自分と近い価値観を持つメンバーがいたりなど、同期のメンバーたちの価値観に触れていきます。
異なる価値観を共有し、それぞれを受け入れ、理解していくことがRise UPの大切にしているバリューの一つである”People First”(ピープル ファースト)。
この価値観カードを通し、同期のメンバーの価値観を知るとともに、Rise UPのバリューを少しづつ体感していただけたのではないでしょうか。

紙飛行機を飛ばして仕事の極意を学ぶ


次に行ったのは「紙飛行機飛ばし」

タイトルだけ聞くと「紙飛行機を飛ばしてどうするの?」と思う方もいらっしゃるでしょう。
しかし、このコンテンツには裏のテーマがあるのです。
まずは紙飛行機飛ばしのルールから説明していきます。

このコンテンツでやってもらいたいことはただ一つ。
「紙飛行機をガチで作り、3m以上飛ばすこと」です。

飛行機を作り、飛ばす中でいくつかの制約があります。
・4人1チームになる
・A4の紙を4つに切り、A6用紙のサイズにして使用する
・紙飛行機の先端は丸くする
・同じ紙を連続で折ってはいけない
 →連続で折らず、一度折ったら他のメンバーに紙を渡す
・紙飛行機を飛ばすのは1回につき1機
 →まとめて飛ばさない!
・一度飛ばした紙ヒコーキを再利用してはいけない

上記の制約を守りながら、4つの工程を3セット繰り返します。
※2セット目のみ上記の制限は撤廃されます。
①作戦会議(2分)
②目標数設定&実施(3分)
③結果発表(2分)
④振り返り(3分)

1セット目から早々に3mを越す紙飛行機の作り方を見つけ、いかに効率よく分担して紙飛行機を作り出すかということに注力するチームもあれば、なかなか遠くへ飛ぶ紙飛行機の作り方が見つけられないチームなど結果は様々。

ですが、4つの工程を繰り返していく中で、各チーム改善点を見つけ、1セット目では3mを超える紙飛行機を一つも作れなかったチームも、3セット目では自分たちが立てた目標数を達成できるようになりました!

作戦タイムでは失敗を振り返り、改善点を見つけ出します。

終始ワイワイ楽しみながら取り組んでくれた内定者たち。
単純にゲームとしての楽しさもあったかと思いますが、私たちHRとして伝えたいメッセージがその裏にはありました。

それは、PDCA、経験主義、Quick&Dirtyの大切さです。

作戦会議→実施→振り返りというフローを繰り返す中で、成功回数を増やしていった各チーム。このサイクルはまさにPDCAそのものです。PDCAサイクルを回していくことの大切さを身をもって実感してもらい、社会人になる上でも活かしていただきたいと思っています。

そして、自分たちで実際に何度も紙飛行機を折り、飛ばすという作業を繰り返すことで、経験がモノを言う「経験主義」の考え方も伝えるとともに、完璧でなくてもいいから何度も何度も繰り返し続けるという”Quick&Dirty”という考え方にも触れてもらいました。

これら3つの観点の大切さを伝えるのが今回の本当の目的でした。
実際にイベント実施後のアンケートでも「ゲームそのものも楽しかったのに加え仕事に通ずることも考えることが出来ました。」や、「チーム一丸となってPDCAサイクルを回すことでチームメンバーと仲を深められました。」といった声をいただき、私たちの伝えたかった事を内定者のみなさんにも実感していただけたかと思います。

未来のカラコンショップを提案せよ!


カラーコンタクトを販売するECサイト「モアコンタクト」の運営や、小売店様へ向けてカラーコンタクトの卸を行うRise UP。

私たちの実際の業務と関連したワークを行い、Rise UPに入社することへの実感を得てもらうとともに、メンバーたちと協力して企画立案してもらう、「未来のカラコンショップを提案せよ!」というコンテンツを実施しました。

タイトルの通り、私たちがもし、カラコンショップを出店するとしたらどういったお店にするのかプレゼンテーションを行ってもらいます。

プレゼンテーションを行う上での前提条件として、下記の情報を提供しました。

【出店場所】
実際にある商業施設の一部テナントを出店場所として提示しました。

【プレゼンテーションを行う上での必須項目】
・コンセプト(概要)
 だれのための、どんな価値のある、何を提供するお店(空間)なのか
・店内企画案
 デザイン・設計・配置をビジュアル化すること

そして、下記のポイントを意識して企画するようお願いしました。
・お客様はだれなのか
 →ターゲットを絞り込むこと!
・価値とはなにか
 →顧客視点を持ち、顧客のどんな「不」を解消するものか考えよう!
  顧客視点はSNSを駆使してもOK!
・「未来のカラコンショップ」とは、どのようなものでどのように表現したか

制限時間は1時間!
各チームどんな企画を提案してくれるのでしょうか?

日常的によくカラコンを使うメンバーは、普段自分の感じている「あったらいいな!」をどんどんアイデアに落とし込んでいきます!
一方で、コンタクトを着けたことのないメンバーは、普段コンタクトを使わないからこそ生まれる疑問をぶつけ、様々な角度からお客様に満足していただける店舗づくりを目指します。

写真を撮りたくなるようなおしゃれな店舗づくりを意識した、
韓国カラコン専門店を提案したAチーム
消費者としての失敗経験も意識しながら、未来らしい設備も提案したBチーム
店舗ならではの良さや一人一人のニーズを意識して考えたCチーム

今回のこのワークの目的は顧客視点を意識しながら企画してもらうことでした。
今は消費者である内定者たちだからこそ、お客様の目線に立って、その意見を反映してほしいと考えています。そして、来年入社し作り手側になっても、消費者目線に立つことはとても大切です。入社後も初心を忘れずに仕事に取り組んでほしいですね。
また、メンバーと一緒に考え、成果物を作り上げる工程を体験することも目的の一つ。
来年の4月から一緒に働く同期のメンバーと一つの成果物を作るという経験を行うことで、仲をより深め、来年からの社会人生活に活かしてもらいたいと考えています。

内定者イベントを通して

丸一日、様々なワークを通して相互理解を深めた内定者たち。
今回の内定者イベントでのゴールとしていた「同期の顔・パーソナル情報がわかっている」「同期との関係を深めることで入社への不安を取り除き、入社にワクワクしてもらう」を達成することはできたのでしょうか。

イベント実施後のアンケートでは、「1人ではなく、チームで何かを行うことでそれぞれの考え方や人となりを理解することが出来て良かった。」、「同期と会話をしながら進めるワークが多かったため、相手のことをよく知ることができた。」、「企画一つ一つに目的があってみんなと協力しながら出来たのが良かった。」との声をいただきました。
イベント終了後には内定者同士で連絡先を交換する様子が見受けられたり、リクルーターとの面談でも、イベントを通して入社までの不安が軽減した、安心感・ワクワク度が上がったという声もいただきました。

初めて対面で会うメンバーたちでしたが、ワークを通して相互理解を深め、入社へのワクワク感が増していれば幸いです。

あとがき

毎年10月は全国の企業が内定式を行う時期。
内定者のみなさんは入社まで半年を切り、期待と不安を胸に残り少ない学生生活を過ごされていることと思います。

そんな中、私たちHRは、入社するにあたって生まれる疑問や不安を全て解消したい、Rise UPに入社することや社会人になることに対してワクワク感を感じてほしい、と思っています。

入社まであと5か月。
内定者たちが安心して社会人になれるよう、イベントの実施やサポートを続けていきます。


関連記事はこちら


この記事が参加している募集

人事の仕事

仕事について話そう