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つながりを大切にするRise UPのブラシス・メンター制度


こんにちは!Rise UP HR編集部です。

今回は、新卒1年目のメンバーに対して行うブラシス・メンター制度について詳しくご紹介していきます!様々な企業で取り入れられている制度ですが、それぞれ運用の方法が異なります。ここでは、Rise UPならではの運用方法や取り組みについて知っていただけたらと思います。

ブラシス・メンター制度とは?

・ブラシス(ブラザー・シスター)制度
Rise UPではブラシスと呼んでいます。
職場の先輩を兄(ブラザー)・姉(シスター)と見立て、新人の職務上の指導をするとともに、ビジネスパーソンとして生活していくうえでの悩みや不安に対するアドバイスを行う人材育成制度のことです。

・メンター制度
社内の先輩社員(メンター)が、後輩社員(メンティ) に対して行う個別支援活動のことです。
キャリア形成上の課題解決を援助して個人の成長を支えるとともに、悩みや問題解決をサポートする役割を果たします。

左:清水慶太郎(しみずけいたろう)さん(ホールセール第1事業部)
右:中西さくら(なかにしさくら)さん(ホールセール第1事業部)
23新卒の中西さんのブラザーである清水さん。
2人はホールセール第1事業部の同じチームに所属しており、日々営業活動を行っております。
普段のコミュニケーションが和やかな雰囲気で、お互いが話しやすい関係性なんだなと感じます!

なぜこの制度を設けているのか?

目的は以下2つです。
・新卒メンバーの早期成長、活躍の為のフォローアップ
・精神的支えによるメンタルケア

新卒メンバーは、入社したての頃は何をしたら良いのか、仕事の進め方なども悩むと思います。業務を進める過程で必ずサポートが必要になるので、その役割を制度として設け、着実に、かつ早期に成長や活躍を促せるような体制を整えています。新卒メンバーにとって、いつでも気軽に先輩社員に質問できたり、自分の意見を伝えられることが大切だと思うので、社員メンバーも意識してそのような環境を積極的に作っています。新卒メンバーが悩みながらも、自身ができることを少しずつ増やし、成長していくために行っています。

また、精神的な面においても業務と同様にサポートしていくことで、些細なことでも相談できるという安心感を与え、新卒メンバーのパフォーマンス向上に繋がると考えています。
経験が豊富な社員メンバーからアドバイスをもらったり、考え方のヒントを得たりできます。

左:北川佑香(きたがわゆうか)さん(CS本部)
右:奥井和葉(おくいかずは)さん(CS本部)
23新卒の奥井さんのシスターである北川さん。
奥井さんは、どんな話も優しく受け入れてくれて、相談もしやすく
アドバイスも沢山くれる北川さんに支えられ、日々の業務に取り組めているようです!

Rise UPのブラシス・メンターの選定方法と実際にやっていること

まず、ブラシスやメンターになるメンバーの選定方法についてです。

ブラシスは、主に下記項目をポイントにしてメンバーを選んでいます。
・対象者と同じ部署である
・チーム視点を持ち、周囲を巻き込みながら仕事をすることができる
・対象者の業務を理解している
・目的に対して手段を適切に導くことができる
・育成を行いたい意欲がある
・対象者と年齢の近いメンバー
・Rise UPのVALUEを理解し体現している

すべての項目を満たしている必要はないですが、こういったものが一定備わっているメンバーに担当してもらうようにしています。

Rise UPでは、どの部署でもチームで業務をすることが多いので、チーム視点を持って周りを巻き込んでいくことは大切です。また、目的や手段を明確にして業務を進めるスキルも同じくらい大切です。配属後、近い存在になるであろうブラシスメンバーの業務への向き合い方や考え方、スキル面などを見て、新卒メンバーは影響を受けると考えています。
また、後輩を育成するということは、育成を担当するブラシスメンバー自身の大きな成長にも繋がると思います。良い機会だと思うので、育成をやってみたいというメンバーには担当してもらうようにしています。

メンターは、主に下記項目をポイントにしてメンバーを選んでいます。
・対象者と異なる部署である
・対象者の本音や悩みを聞き出し、必要に応じて上長と対話ができる
・精神的にフォローできる傾聴力があり、否定せずに受け止めることができる
・Rise UPのVALUEを理解し体現している人

対象の新卒メンバーと異なる部署のメンバーをメンターとして組み合わせ、部署を越えた"斜めの関係"であるからこそ効果を期待できます。縦の関係性は、指示・命令・相談・報告など、業務の相談や義務的なコミュニケーションが多くなっていきます。一方で、部署を超えた斜めの関係では、気軽な雑談やフラットな相談がしやすく、メンターは同じ社内の組織人としてのアドバイザーに徹することができます。

ブラシス・メンターとなるメンバーの選定において両方に共通していることは、「Rise UPのVALUEを理解し体現している」という点です。私たちはVALUEを日々大切にし、業務においてもVALUE軸で物事を考えて動いているからです。Rise UPの基盤となる価値観をしっかりと理解し、体現していることがRise UPならではの特徴です。

左:佐々木実桜(ささきみお)さん(モアコンタクト事業部)
中央:金娜延(きむなよん)さん(MD本部)
右:四宮樹(しのみやいつき)さん(モアコンタクト事業部)
23新卒の佐々木さんと四宮さんのメンターである金娜延さんは、
2人を自分の妹だと思って素直に接することを大切にしているそうです!
また、一番の味方として2人が困ったときや悩んでいる時には、
誰より安心して何でも相談できるような関係でありたいということを話してくれました!

次に、実際にやっていることをご紹介します。

ブラシスは、日々の業務のレクチャーやプロジェクト・企画を一緒に進めたり、定期的な1on1を行っています。また、目標設定のフォローや1年目に実施する育成計画チェックシートの運用も並行して進めていきます。日々の業務においては、スケジュール調整の仕方から、優先順位の考え方、タスクの洗い出しや整理方法、期日の設定など細かな部分までアドバイスをしたりフォローしています。ブラシスがやっていることを全て真似するように教えるのではなく、新卒メンバーに自分で考えさせるということを大切にしています。積極的に新卒メンバーの意見や提案を受け入れ、できそうなことであれば挑戦する機会を作っています。自ら考えて行動することで、うまくいかないことも多くありますが、その経験から次の改善を考え提案できたり、これまで以上の成果を期待できます。
適切なタイミングでフィードバックも行っており、できなかったことに対しては具体的な原因を一緒に考え、次の行動を決めて、さらに良い方向へ導くようにしています。
業務以外だと、1on1という時間を設けています。頻度はそれぞれの部署で異なりますが、この時間では、業務から離れた話やプライベートの話などをして、関係性の構築を行っています。ブラシスと新卒メンバーの間で信頼関係があってこそ、本人が前向きに業務に取り組めたりやりがいを感じることができると考えているので、この時間は双方にとってとても大切です。

メンターは、担当している新卒メンバーとの月1回の面談と、その後のブラシスと上長への共有を行っています。面談の中では業務で困っていることや1ヶ月でできるようになったこと、チーム内の雰囲気について、体調面やプライベートについてなどざっくばらんに話をします。新卒メンバーからは、「〇〇ができるようになった」や「こんなことに困っていたけど、〇〇さんに相談してみて自分なりに改善できそうだ」、「最近は少し疲れ気味です」など、業務での気づきや日常の変化を話してくれます。新卒メンバーの悩みを詳しく聞き、時には適切なアドバイスを行っています。

ブラシスと上長への共有の際には、問題があれば、その原因と改善した方が良い点を分かりやすく伝え、新卒メンバーがより価値発揮できるように一緒に今後の取り組みを考えていきます。

また、ある部署では親睦を深めるために、新卒メンバー、ブラシス、メンター、上長で懇親会を実施したり、それぞれ個別でランチに行ったりと、いろんな方法で良いつながりを作っています。
育成のための制度ですが、ここからどんどん新しいつながりが増えていくことは、Rise UPの組織全体にとっても良い効果を生んでいくと思っています。

HRグループでは、新卒メンバーの育成進捗やコンディション状況の全体把握を行っています。ブラシス、メンターからの報告を月次でチェックし、部内で解決できそうにないことなどがあればこちらからアクションをしていきます。具体的には、対象部署の上長やブラシス、メンターに直接ヒアリングをしたり、新卒メンバーとどのようなコミュニケーションを取っているかなどを確認し、違和感があることや修正した方が良いことに関してしっかりと伝えながら、一緒に相談して今後の対応を考えています。これが正解!というものはなかなかないので、その時の状況に応じて話し合いながら解決策を見つけていくようにしています。

ブラシス、メンターは、メンバー同士で自発的に交流の場を設けています。あるメンバーからの声掛けで「担当している新卒メンバーの育成進捗はどうだろうか」「育成の次のステップが分からなくなっている」「意見交換会をしたい!」などの背景から開催されました。
交流会では、ブラシス、メンターメンバーの抱えている悩みなどをお互いに意見交換することで、「同じ状況で自分ならどうするか考えるきっかけになった」「違う部署の特性を知れた」「メンター目線の意見が聞けて良かった」「今後の育成に活用できそうな取り組みを知れた」という声が上がり、今後のそれぞれの育成やサポートにおけるヒントを得る機会となりました。こうした取り組みが自然と生まれるコミュニティに育ってきていると感じています。

あとがき

Rise UPのブラシス・メンター制度は、まだまだ運用が始まったばかりで手探りですが、それぞれの部署で思考錯誤しながら、よりブラッシュアップしていけたらもっと良いなと思っています。何か困ったことがあれば、フォローしたりサポートできる環境を整えておくことで、新卒メンバーも安心して働くことができると考えています。今後も、ブラシス、メンター、上長、HRグループ全員が一丸となり、部署を超えてつながり、新卒メンバーの成長をサポートしていきます!

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