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【イタリア発!】ポンキエリ劇場でオペラ鑑賞。ジャコモ・プッチーニ作『蝶々夫人』

アート&歴史探検にハマっています。世界にはまだまだ知らないことがいっぱいだから、知りたいことだらけ。

2024年も「あっ!これっ!」って心が感じたコトは見逃さずに進んでいこうと思います。内発的動機付け(=ワクワク)により、見たり、読んだり、聞いたり、行ったりしていきます。

少し前ですが、ジャコモ・プッチーニ作のオペラ『蝶々夫人』を鑑賞しました。

結論から言うと、ほんっとーーーに素晴らしかった!

今まで鑑賞した数々のオペラの中でベストワンです。

クレモナのポンキエリ劇場まで歩きながら息子(13歳)が言うんです。

「初演はいつ、どこでだったかママも知ってるよ、ね?」

「えっとー、ミラノのスカラ座!年代は1900‥‥‥」

「1904年だよ。”マダムButterfly”が最後に自殺して幕を閉じるんでよ。アメリカ人の旦那さんの帰りを待っていたんだけど、別の女の人と戻ってきて。9月の新学期から学校の授業でずっと勉強してるから、歌はもちろんセリフもけっこう覚えちゃった。でさ、ほとんどのオペラって”Tragedia”なんだよなー」

”Tragedia”

”悲劇”

なんか感情がこもって大人っぽくつぶやく息子にちょっとドキッとしたりして。

『蝶々夫人』は事前予習をかなりして、今夜の観劇を楽しみにしていた様子です。小学生の頃から学校の芸術鑑賞プログラムが充実していて、息子はオペラ鑑賞には慣れ親しんでいるんですよね。コーラス部にも所属しているくらいだから歌も好きなんです。

さて、『蝶々夫人』は人気の演目だけあってポンキエリ劇場はほぼ満席。非日常な高揚感に包まれていました。

息子はクラスの先生とお友達と一緒に席を取っていたので、ママは別に一人で席を予約しました。チケット購入でちょっと出遅れたので、今回は座席の一番上の天井桟敷から。やっぱり人気の演目だなー。天井桟敷もほぼ満席。

「今夜は蝶々夫人を務めるオペラ歌手が、日本人なんだよ!」って前列のおじいちゃんたちが興奮気味に話しているのが聞こえます。

そうなんです。見どころの大きなひとつ。

日本人の役を日本人が演じるという仕立てになっていて。

主演はソプラノ歌手の佐藤康子さんです。

佐藤康子さんの歌唱力が素晴らしいのはもちろんですが、自然体でありながら深みがあり、感情豊かな表現はとても優美。

体全てを使って自己表現している世界感に一気に引き込まれて、第3幕まで没入しました。

そして観劇後、息子と2人で家路につく途中も興奮冷めず、2人であれこれ語らいながら余韻に浸って歩きました。思い出すだけでポンキエリ劇場のあの空気感が蘇ります。

体感って大事ですね。体が覚えている。

芸術が体に沁み込んでくるこの感覚がとても好き。

2023年5月から息子と始めたアート&歴史探検、2024年のいいスタートが切れました。好奇心旺盛、そして感動や共感を共有したいママと息子で今年もいろんなものを見に行ってきます。

2024年はひとりアート&歴史探検にも出かけようと思います。

(時々note、つづく)

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