食べないほうが?
30代後半、40代直前の頃、常に体調がわるかった。
朝起きると胃や背中が痛い
ふくらはぎを触ると痛い
カゼが長引く
歯茎からめちゃくちゃ出血する
ヤバいと思いつつも、子育てで一番目が離せない、てんやわんやの時期だったから、だましだまし、やっていた。
ある時、体の不調があったら断食するといい、っていうのを何かで見た。
そこには、
食べ物を消化、吸収するにもエネルギーを消費すること
断食をすることで、その分のエネルギーを、体のよくない部分を修復するために使えること
が書かれてあって、それは、当時の私に、とてもしっくりきた。
そして私は一週間ほど、食べる量をガクンと減らしてみた。
自己流だったから、正しい断食方法だったかどうかは分からない。
今で言えばプチ断食くらいのものだったとは思う。
でも、結果的に、歯茎からのヤバいくらいの出血はぴたりと治まり、当時通っていた歯医者さんに驚かれたし、胃や背中の痛みも消えたのだった。
このnoteには、もっともっと本格的な不食を実践されている方もたくさんいらして、すごいなあと思う。
プラーナとか、私にはよく分からないけれど、でも、自分に合った範囲での不食やプチ断食は、胃腸を休める、という意味でも、とてもいいことな気がする。
ただやっぱり人による、体質やその時々の体調にもよるものだから、自分の体と相談することが欠かせないとも思う。
あと、胃腸を休める、だけでは治らない病気には、医学的な治療が必要なのは当然だと思うし、その場合には、自己流の断食は逆効果のこともあると思う。
それでも、やっぱり、自分の体のことは自分が知ってるような気もする。
何を食べると自分の体が喜ぶか
今は私の体は本当に食べ物を欲しているのか
この不調には、食べたほうがいいのか、食事量を減らしたほうがいいのか
そんなことは、自分にしか分からないし、体感できないことだと思う。
私自身のことで言えば、カゼのひき始めなんかは、食べない、よりも、とにかくたくさん食べて飲んで、のほうがすぐ治ったりする。
その一方で、食べない日をつくると、体が軽くなるし、何より、口にするものが、とてもおいしい。
ごはんが甘い
水が体に沁みわたる感じ
私の体が、細胞そのものが、これおいしい、食べるの嬉しい、楽しい、って思ってるような感じ。
とっても幸せな瞬間。
体が軽くなることで、多分、心も軽くなる。フットワークもよくなって、やるべきことにすぐに取り組めたり、よい流れもつかみやすくなる、気がする。
初めてプチ断食をしてから10年経つ。
あそこまで一気に、一週間もの間、食事量を減らすことはしていないけれど、でも、夜8時過ぎは食べない、はできるだけ徹底させてきたし、夕ご飯を食べるのは一日おきとか、一日一食だけとかそんな日も定期的につくっていて、プチ断食はもはや私の習慣とも言える。
体重は10年前から増えてなくて、むしろ減ってて、健康診断での褒められポイントだ(笑)。
10年、の習慣ってすごくすごく大きい。
10年、って考えると、長すぎる、遠すぎる将来みたいに思えるけれど、でも、振り返るとあっという間にも感じたり。
でも、ひとつ確かなのは、10年後の今日から見たら、今日は、その、始まりの日、だということ。
今日、何か新しい習慣を始めようと決意して、はじめの一歩を踏み出したら、10年後のあなたは、今日のあなたにすごーく感謝する、と思う。
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