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料理とか言葉とか

料理はセンス、だと思う。

食材をどう組み合わせるか、どう切るか、どんなお皿にどんなふうに盛り付けるか、どんな雰囲気で食べるのか...。

メニューとか味付け以前に、そういうことのひとつひとつが、とっても大事な気がしてて、逆に言えば、そういうところの感覚が合う人とは楽しく美味しく食事ができる、つまりは相性もいいような気がする。


もうひとつ、センスだと思うのが言葉の使い方。

どんな時に、どんな言葉をチョイスするのか。

時と場所によっては、その言葉は不釣り合いでは、みたいに感じることってあって、そんな時、自分とは違う感性のその人とは、私は仲良くなれないなあ、と感じたりもする。

その逆に、あ、この言葉使いや言い回し好き、とか、この話の流れ好き、とか、この文章の長さ好き、とか、理屈抜きでもう好き、な文章もあったりする。

そんな文章に出会うと、やっぱり理屈抜きで嬉しい。

会ったことなんてなくても、あ、絶対この人とは仲良くなれる、なんて、一人で確信してニヤけてる(笑)。

言葉を通じて、文章を通じて、私はそれを綴った人を見ているのかもしれない。

その人の目に映ったものを、心に入ってきたものを、その人の言葉を通じて、私は読ませてもらってて、それが、私の心にも入ってきた時、私はその言葉を、その文章を好きになってる。

それは、その文章を紡ぎ出した人を好きになった瞬間でもあるのかもしれなくて、私はこのnoteを通じて、たくさんの人を好きになっている。

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