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間違ったことを正すことが正しいことなのだろうか?

みなさんこんにちは。りりすけです。

皆さんがこれまで生きてきた中で、
明らかに間違ったことをしている人を見かけたことがあると思います。

たとえば、
・生活に必要ではないものを高い金額で買ってしまった人。
・優先順位が一番低いことを一番最初にしてしまう人。
などがあるでしょうか。

一見すると、何をやっているんだ。とその間違いを正してしまいそうになります。
家族や仲のいい友人ならば尚更に。
でも、それを正すことは正しいことなのでしょうか?

今回はこの点について、考えていきます。



「正しい」とは誰にとっての「正しい」?


私たちはおおむね社会的規範やルール、常識などで「正しい」ことを理解しています。

一般的には、
・生活が苦しくなるにもかかわらず、高価なブランド商品を買う
・後先考えずにゲームを買って食費が無くなる
などは「正しい」とはされないでしょう。

これをしていることが周りにバレると何をやっているんだと言われることでしょう。

でも、考えてみてください。

この「正しい」って誰にとっての「正しい」なんでしょう?

先のブランド品で考えてみましょう。
ここだけ切り取ると、ブランド品より生活の方が重要だと思うはずです。
しかし、事情があるかもしれません。

それは、
仕事をするうえで必要なものだったのかもしれないし、好きな子に見栄を張りたかったからかもしれません。

すると、今回のこの行為は、
少なくとも本人にとっては「正しい」行為だったに違いないでしょう。


「間違える権利」と「周囲の理解」


私たちは人生を生きる中で数々の間違いをします。
それは誰もがそうで、間違えない人はいないでしょう。

私たちは皆、間違えた判断をする権利を持っています。
これを「愚行権(ぐこうけん)」と言います。

私たちはこの権利を持っており、相手もまたこの権利を持っています。
このことを私たちは認識しなければなりません。

一見間違った行動をした相手に対して、正論をぶつけるのではなく、
相手がなんの意図をもってその行動をしたのか、
なぜその行動をしたのかを一度考えてみる。

分からなかった時には、その理由を本人に尋ねてみる。
そのうえで、必要であれば助言としてこちらの考えを伝える。

最初は非常に手間で、無駄に労力を使っている感覚になるかもしれません。

ただ、自分の意見を聞かずに頭ごなしに正論をぶつけられるのは、されると嫌なはずです。
それをしないようにするには、先ほど伝えた手順が一番早いです。

これを意識的に行うだけで、周囲の人が居心地の良い雰囲気になり、人間関係も良好になるはずです。

ぜひ意識して実践してみてください。


今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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