りりすけ@福祉のお兄さん

社会福祉士。 福祉業界7年目。日々、高齢者本人・家族からの相談を受けています。 これま…

りりすけ@福祉のお兄さん

社会福祉士。 福祉業界7年目。日々、高齢者本人・家族からの相談を受けています。 これまで経験したエピソードやそこから得た学びなどをお伝えします。 少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです。

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【認知症】本人の困惑と気持ち。安心して生活してもらうには?

こんにちは。りりすけです。 以前、認知症のご家族についてお話をしました。 今回は、認知症になった本人の気持ちとその人が安心して生活するためにできることをお話しします。 認知症になった時の気持ち 認知症は、以前お話ししたように経験の事実そのものが記憶から無くなってしまいます。 だから本人は認識することが出来ない。 ただ、違和感を覚えることはあります。 それは日々の生活の中で周りの人から言われることが少しずつ増えて気づくものです。 初期の頃はちょっとしたもの忘れ程度に思

    • 不必要なアドバイスの罪

      みなさん、こんにちは。りりすけです。 私は仕事柄という事もあるのですが、日常的にいろんな方からの相談を受けます。 皆さんも家族や友人から相談を受けることはあるかと思います。 そこでよくあるのが、 「困ってそうだったからアドバイスしてあげた」 「話が長くてややこしいから端的にアドバイスをした」 などかなと思います。 ここで起こるある弊害について、今日は話していこうと思います。 自分のためのアドバイスになっていないか? 誰かからの相談に乗った際に、多くの方がアドバイスを

      • ‶違和感”の正体

        みなさんこんにちは。りりすけです。 GW明けのバタバタで久々の投稿となってしまいました、、。 皆さんはGWを楽しく過ごせましたでしょうか? 私は地元に帰ってゆっくり、、のはずが、イベントやらなんやらで忙しなく過ごしたGWとなりました(苦笑)。 さて、今回は私が行っている相談支援業務はもちろん、普段の日常生活におけるコミュニケーションで、「ん?話が違う方向に行ってる?」「なんだか話が通じない?」と感じることがあります。 それはなぜ起こるのか。 今回はここについて掘り下げてい

        • 皆様のおかげで特にスキを集めた記事に選ばれました! いつもお力添えいただきありがとうございます! https://x.com/ririsukehukushi/status/1789989459448017334?s=46&t=ezEnUcdqor2POTzd5df65g

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          気持ちに余裕のない時ほど、 気持ちの余裕を作ろうとする。 気持ちの余裕がない時ほど、 相手ファーストで動こうとする。 気持ちに余裕がない時の動きにこそ、 人の本質が見える。

          気持ちに余裕のない時ほど、 気持ちの余裕を作ろうとする。 気持ちの余裕がない時ほど、 相手ファーストで動こうとする。 気持ちに余裕がない時の動きにこそ、 人の本質が見える。

          「目は口ほどに物を言う」 いくら笑顔でも目が笑ってなければ、笑ってないことは伝わる。 嘘で笑顔を作るのではなく、相手に興味を持つことで生まれる笑顔が相手との距離を近づける。

          「目は口ほどに物を言う」 いくら笑顔でも目が笑ってなければ、笑ってないことは伝わる。 嘘で笑顔を作るのではなく、相手に興味を持つことで生まれる笑顔が相手との距離を近づける。

          「共感」を勘違いしていないか。

          みなさんこんにちは。りりすけです。 コミュニケーション方法のひとつとして、 「共感」があります。 これは誰しもが日常的にしていることだと思います。 ただ、この共感を勘違いして使用することで、 逆に息苦しさを感じている人がいるのではないかと思っています。 今回はこの「共感」というものを少し掘り下げてみようと思います。 「共感」とは? そもそも共感とは何でしょう? 調べてみるとこんなことが書いてありました。 つまり、 相手の考えを自分事として捉えて、相手に理解を示すこ

          「共感」を勘違いしていないか。

          気遣いは自分を押し殺すことじゃない。 押し殺すことはただの遠慮。 遠慮ばかりだと、息苦しくなってしまう。

          気遣いは自分を押し殺すことじゃない。 押し殺すことはただの遠慮。 遠慮ばかりだと、息苦しくなってしまう。

          他人に期待をしてもいい。 ただ、期待した通りにならなかった時のことを想定しておく。 それをするだけで人との関わり方が変わる。 「期待しない」なんて悲しいことをしなくて済む。

          他人に期待をしてもいい。 ただ、期待した通りにならなかった時のことを想定しておく。 それをするだけで人との関わり方が変わる。 「期待しない」なんて悲しいことをしなくて済む。

          「伝える」と「伝わる」はまったく別物。 伝えたという自己満足じゃ、相手には伝わってない。

          「伝える」と「伝わる」はまったく別物。 伝えたという自己満足じゃ、相手には伝わってない。

          難しい言葉で話すのは簡単。 簡単な言葉で伝えるのは難しい。

          難しい言葉で話すのは簡単。 簡単な言葉で伝えるのは難しい。

          相手の○○に対する認識を変えてみる。

          みなさんこんにちは。りりすけです。 今回はコミュニケーションに関することについてお話ししようと思います。 生きていれば、「この人合わないなぁ」とか「この人苦手」と思うことは必ずあると思います。 そんな時に意識すると、その人に対する考え方や捉え方が変わる方法を今回はお伝えできたらと思います。 苦手意識はどこからくる? そもそも相手への苦手意識はどこから来るのでしょうか? 生理的に受け付けないといったものは置いておいて、 多くはコミュニケーションをとっていく中で、 自

          相手の○○に対する認識を変えてみる。

          重く考えすぎない。 不安に思ってることなんて結局9割起こらない。 できること以上のことはコントロールできないからどうしようもない。 「できる準備をした」ならそれだけで十分。 あとは切り替えて、むしろ楽しんでいこう。

          重く考えすぎない。 不安に思ってることなんて結局9割起こらない。 できること以上のことはコントロールできないからどうしようもない。 「できる準備をした」ならそれだけで十分。 あとは切り替えて、むしろ楽しんでいこう。

          主役は誰だろう?を考える

          みなさんこんにちは。りりすけです。 私は相談者本人はもちろん、そのご家族からも相談を受けます。 相談を受ける中で相談の主役はどこにあるのか、 相談業務をされてる方なら何度も悩む場面があると思います。 今回は主役は誰でどこにあるかを考えていきます。 エピソード 私がこれまでで1番悩んだ相談を1つご紹介します。 相談はご家族からでした。 認知症のお母様がいて、介護サービスを増やしたいし、施設も検討したいけど金銭的な問題がどうしてもある。 認知症の症状(暴言や物投げ)も相

          主役は誰だろう?を考える

          「人に変わってもらう」前に「自分から変わる」 人を変えるのには自分を変えるよりも大きなエネルギーが必要になる。 しかも、それだけエネルギーを使っても徒労に終わることが多い。 でも自分はいつでも変えられる。 生きやすくするためにも、自分を変えていこう。

          「人に変わってもらう」前に「自分から変わる」 人を変えるのには自分を変えるよりも大きなエネルギーが必要になる。 しかも、それだけエネルギーを使っても徒労に終わることが多い。 でも自分はいつでも変えられる。 生きやすくするためにも、自分を変えていこう。

          【老い支度】エピソード①

          みなさんこんにちは。りりすけです。 今回は私が経験した、老い支度に関連するエピソードをご紹介します。 皆さんが通常想像する老い支度とは少し違うものだと思うので、 是非最後まで読んでいただければと思います。 始めはタクシー会社からの連絡 ある日、私の電話に見知らぬ番号から連絡がかかってきました。 連絡をくれたのはタクシー会社。 聞けば、お年寄りの女性をスーパーまで乗せたけど、お金を持っていない。 しょうがないので自宅まで送り返そうとしたが、自宅も分からない。 どうしたら

          【老い支度】エピソード①