見出し画像

問題だらけの超能力ファミリー「アンブレラ・アカデミー」は世界を救う…のか?!

人気バンドのマイ・ケミカル・ロマンスの
Vo.ジェラルド・ウェイが原作者という
異色のアメコミ・ドラマ「アンブレラ・アカデミー」
今回はまんまとアンブレラ沼にハマってしまった私がこのドラマの魅力を解説していきます!
(現在Netflixでシーズン2まで配信中。)

あらすじ

1989年、世界中で妊娠していない女性43人が
同日同時刻に突然出産するという怪事件が発生。
億万長者の実業家レジナルド・ハーグリーブス卿は
特殊な能力を持つ7人の子供を養子として引き取り、世界を救うスーパーヒーローに育てる
”アンブレラ・アカデミー”を創設。
子供達を番号で呼び、厳しい訓練を科すが、成長した子供達は自分達を実験体としてしか扱わず、
一時も愛情を見せない父親に嫌気が差して次々と家を出て行ってしまう・・・。

物語はハーグリーブス卿が謎の死を遂げ、
大人になった子供たちが葬式の為に久しぶりに
家に帰ってきた所から始まる。

兄弟達は久々の再会を果たすも、いがみ合い、
喧嘩ばかり・・・。
しかし突如十数年前に失踪したはずのファイブ(5号)が時空を超えて戻ってきたから、さあ大変!
黙示録の様な人間が壊滅した世界で生きていた
と語るファイブ。
世界が滅亡するまで何とあと8日・・・?!



まとまらない超能力ファミリー

さあ今こそヒーローファミリーが立ち上がら・・・ない!のであるwwwもう全っ然アッセンブル(byアベンジャーズ)しやしない!
お前らそんな近くにいるんだから情報共有しろよ!
すぐバラバラになるな!喧嘩するな!
とファイブでなくともハリセン持ってハタき回すぞ!(注:ファイブはそんな事しません)
という衝動に駆られる兄弟ばかり!
しかしこのドラマが面白いのは、アメコミなのに
ヒーローらしい超能力やアクションが最大の売り
ではない所。
世界が滅亡の危機にも関わらず、

大人になれない問題だらけの兄弟達が、悩み傷つきながらも不器用に成長していくファミリー・ドラマ

な所が非常に面白いのだ!

(以下極力ネタバレはしてないが、S1のストーリーに触れる箇所はあり)



登場人物

1.ルーサー(1号)

特殊能力は超人的な怪力。
兄弟が家を離れていった後も最後までアカデミーに
残っていた真面目な性格だが、
同時にNo.1というリーダーとしての重責に苦しんでいる。過去の任務で重傷を負った際の処置で、
とんでもない変化を遂げてしまった可哀想な長男。
馬鹿正直でちょっと脳筋気味。



2.ディエゴ(2号)

My推しその1。分かりにくいが(S2開始時までナイフ投げ名人と思ってた。ごめん。)
特殊能力は武器の軌道を変えられること。
S1開始時は一人で自警団的な活動をしている。
正義感が強すぎて厨二病をこじらせたイタい人扱い
されたりもしているが、あながち間違っていない。
格闘能力は高いが、融通が利かず一人で勝手に突っ走る困ったちゃん。
マザコン気質が原因?なのかS1でもS2でも女性に
振り回されまくっている(可愛い)
普段はイキりまくっているが、実は小学生レベルの
ナイーブさを持つ次男坊。



3.アリソン(3号)

特殊能力は「噂を聞いたの(I heard a rumor)・・・」から始まる言語で人を操る、
もしくは対象者を攻撃することが出来る。
格闘能力も高い。
結婚して女優としても成功していたが、
能力のせいで離婚&娘にも会えない状況に
陥ってしまっている。
姉としてヴァーニャを気に掛ける思いやりもあり、
兄弟の中では比較的大人な性格の長女。



4.クラウス(4号)

特殊能力は死者との意思の疎通、及び使役。
だが過去のトラウマから霊を見ないように
常に酒やドラッグに溺れる生活を続けている。
臆病で自己中心的なお調子者だが、
根は優しい性格の持ち主。お洒落さん。
後述のベンと唯一意思の疎通が可能な三男坊。



5.ファイブ(5号)

My推しその2。特殊能力は時空間移動。
少年時代に父親に能力を誇示しようとして、
人類滅亡後の未来に移動してしまい、戻れなくなっていた。
ファイブの帰還によって物語は動き始めるが、
時空移動の時の計算ミスにより、体は13歳。
精神は58歳というどこかの某名探偵にも似た
おいしすぎる設定(?)を兼ね備えたキャラ爆誕。
チートな能力に加え、頭脳明晰で戦闘能力も高い。
しかし滅亡後の世界で長年孤独に過ごした影響で
偏狭で尊大な性格になってしまった為、
現代に戻っても兄弟達と衝突しまくり
&一人で勝手に行動しまくり
(だからお前ら情報共有をだな・・・)
ただし家族愛は人一倍強く、
兄弟のためになりふり構わない無茶もする。
救世主にしてトラブルメーカーな五男坊。
中の人の子役とは思えぬ演技力の高さが迫力。



6.ベン(6号)

特殊能力は体内にポータルを発生させ、
異次元から生物の一部を呼び出して攻撃すること。S1開始時に既に死亡している為、
死者と交流が出来るクラウスしか会話が出来ず
姿も他の人間には見えない。
ベンに関しての情報は少ないが(死因も不明)
兄弟達との仲も悪くなかったように見受けられ、
穏やかな性格にみえる六男坊。



7.ヴァーニャ(7号)

兄弟の中で唯一特殊能力を持たない。
S1開始時には楽団所属のバイオリニストとして
ひっそり一人暮らし中。
幼少期から能力がなかった為に父親や兄弟達から
疎んじられ仲間外れにされて育ったが・・・?
演じるは「JUNO/ジュノ」でアカデミー主演女優賞にノミネートされ、「インセンプション」や
「X-MEN」など多数のハリウッド映画にも
出演経験のある演技派女優、エレン・ペイジ
(個人的には「スーパー!」のビッチな役が可愛くて好きだった)
出演俳優の中では群を抜いて知名度が高く、
それゆえ只の地味で大人しい次女な役の訳がない・・!のである。
(後は見てのお楽しみ)

他にもロボママとか猿執事とかサラリーマンな殺し屋二人組とか(メアリー・J・ブライジ!)
謎の委員会のキャリア・ウーマンとか紹介し切れない位クセが凄い~(by千鳥)キャラだらけ!
めちゃくちゃ面白いので皆様是非見て下さいませー。

そして劇中曲も最高なこのドラマ。S1で流れるこの曲がかかるとついつい踊ってしまいたい衝動にかられる!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?