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猫の手ならぬ「亀の手」@魚勝・スーパーグレース(東小金井)

猫の手ならぬ「亀の手」@魚勝・スーパーグレース(東小金井)
東小金井・新小金井エリア応援ブログ「ひが子としん子」#15

 猫と亀は、ゆっくりピースフルに生きている生き物の代表選手。忙しくて回っていない状態を「猫の手も借りたい」といいますが、今日は「猫の手」ならぬ「亀の手」のお話。

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 ひがこ・しんこエリアは、本当に暮らしやすい街なのだけれど、数少ないマイナスポイントは、いい魚屋さんが少ないこと。そんなひがこ・しんこエリアの救世主的存在が、東小金井駅北口の「魚勝・スーパーグレース」なのです。

 おそらく、北の魚に強い仲卸さんから仕入れているのでしょうね、北日本のマニアックな魚が並んでいます※。ししゃも(カラフトシシャモでない、本当の日本の「柳葉魚」)とか、八角(トクビレ)とか。傑作なのは、「子持ちきゅうりの干物」。抱卵したキュウリウオ(20cm以上もある、シシャモのお化けのような魚)の干物。これは買って食べたことがあるけれど、ふつうに旨かったです(食べでがある)。記事執筆時点(5月中旬)では、なんとクリオネを瓶で飼っていましたよ。

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 で、魚勝・スーパーグレースで、ついに見つけてしまったんです、亀の手を。亀の手の形をしているから「カメノテ」。貝ではなく、甲殻類(エビ・カニの仲間)だそうです。

写真1・2・亀の手(カメノテ)。小さいものは2-3cmくらい、大きいものはその倍くらい。

 人生“初・カメノテ”。大きめのものを選んで、まずは軽く茹でてみましょう(ゆで汁を取っておく)。

写真3・4・塩ゆでしたカメノテ。爪先ではなく、根本の部分を剥いて食べる。

 火にかけている間は、やや磯臭さを感じるものの、冷めてしまえば大丈夫。ではでは、いただきます。

 ……

 お、結構おいしいです。触感は、ややぐにゃっとしているものの、お味はほぼカニ。

 残りは、味噌汁にしてみましょう。先ほどのゆで汁に小さめのカメノテを投入。ついでに、いちょう切りした大根も投入。だしを取りつつ、味噌を溶きます。

写真5・カメノテの味噌汁。ばえない写真でごめんなさい。

 おー、漁師さんの味だ。味噌汁にする時には、包丁のお尻で軽くつぶしてから火にかけると、おだしがよく出て、よさそうです。

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 魚勝・スーパーグレースさんには、よく行きます(週1以上)。おもしろいものを見つけたら、またご紹介します。ではまた。

※季節や入荷状況により、店頭に並ぶ魚種は、時々でかわります。念のため。

(おわり)

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