3冊の、本の本。
本をテーマにした本を読もう!
と勝手に自分キャンペーン中です。
今回読んだのはこちらです。
まず最初に
森沢明夫さんの小説『本が紡いだ五つの奇跡』
森沢明夫さんは、ハートウォーミングでじんわり涙が出てしまうお話、というイメージ。
この本も予想に違わず、でした。
どうしてもある小説家に書いてもらいたい!という編集者。依頼された小説家。装丁を頼まれたデザイナー。書店員。
彼らの人生とその周りの人たちとの繋がりを大切に描き出したこの作品。
離れていても、心は繋がっているよ。
これが作品を通してずっと発せられているメッセージなのです。
離れているのは、物理的な距離だったり、病気による生命の終わりで別れてしまう事が見えていたり。
そして円環のように繋がっていきます。
一冊の本を通して。
この作中作として出てくる本についても、読みたくなります。
次に、以前記事にもしましたがこちら。
北田博充さんの『本屋のミライとカタチ』
固定客に頼らずに新規顧客の開拓によって、商売が安定する。
そのためにどうやって新たな読者をつくり出したら良いのか。
について論じられています。
プロレスの興行についてのページが、面白かったです。
ただもはや本を普通に売るのは難しいのだな、と考えると寂しくなりました。
先日、近所にTSUTAYAができたんです。
スタバ併設ですし、更にシェアオフィスもあるという。
本の品揃えはTSUTAYAらしい切り口で、なかなか豊富ですし、陳列がオシャレな上に見やすい。そして文具や、テーマ別棚にはお米や、ふりかけも。プレゼントしたいような包装の。
そこを見て、これが現代に受ける店舗なんだろうなぁと考えてしまいました。
書店を見てまわるのが好き、かつ読みたくなる本をどんどん知りたい!そんな気持ちに応えてくれるのがこちら。
黒谷知也さんの漫画『書店員 波山個間子』
2巻まで、Kindle Unlimitedに入っていました。
主人公の波山さんは、本が大好きな書店員さん。大好きという言葉が陳腐に感じる程です。一人暮らしの部屋は、書棚と読書スペースの為に、押し入れで寝ています。
そんな波山さんは、ブックアドバイザーとして書店青ひげブックスで働いています。
そこで、お客さんに聞かれた本を探したり、ご希望を聞いておススメしたり。
その理由を読むと、私も読みたい!という気持ちになってしまいます。
積読が増えます(涙)。
そして書店員の皆さんが仲良しで、この本屋さんに行きたくなります。
まだまだ世の中には読んでいない本がたくさんありすぎて、時間が足りない!と少し焦りながら読了しました。
本というキーワードで繋がった本を今回は取り上げました。
どれもおススメです。
今後も本をテーマにした本を読もう!勝手にキャンペーンを続けるつもりです。
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