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LIVEALIVEリメイクにおける妙子のパンツ

ラジオでも話してるんですが、あらましから説明します。
LIVEALIVEは 1994年に当時の SQUARE SOFT から発売されたゲームです。登場人物も時代も違ういくつかのシナリオから構成されます。

https://www.jp.square-enix.com/lal/https://www.jp.square-enix.com/lal/

ラジオで話してるのは2022年のリメイク版についてです。ゲームバランスの調整が入ってバトルの歯ごたえが増しており、キャラクターボイスがつき、グラフィックと音楽が更新されているので、まあごちゃごちゃこれから言うんですが、未プレイの人はプレイしてください。

妙子のパンツとは

リメイク版で変更されたイベントです。
以下、オリジナル版の説明。
近未来編の主人公「アキラ」少年が住んでいる、児童養護施設”ちびっこハウス”の、みんなのお姉さん的存在「妙子」。
この妙子にまつわる隠しイベントで、同施設の児童「ワタナベ」と共謀して、主人公のアキラが妙子の下着類を手に入れようとするイベントです。

イベントを通して、間違いアイテムである「ワタナベのパンツ」、惜しい「妙子のパンスト」、目的の「妙子のパンツ」、そして妙子にバレてもらう「妙子のパンチ」と、4アイテムの入手イベントになります。

リメイク版では、イベント進行はそのままで、ワタナベのワッペン、妙子のポーチ、妙子の写真、妙子のパンチ(同上)に変わってます。

考察

変更の経緯は、コンプラのひとことに尽きるのですが、世界観的にはもうちょっとうまい改変いけなかったですかね?という思いもあります。

というのはこの近未来編、仮面ライダーのショッカーぽい敵、でかいロボと、モリモリで90年代当時のあの元気いっぱいの感じなんですよね。
そうすると、悪ガキの"かわいげのあるエロいたずら"というギャグは、当然やりたかったんでしょう。

で、2020年代においては、少年でも下着ドロは "かわいげのあるいたずら" とはもう呼べないですよね。シナリオの改変自体は必要だったんです。

ただ、そうすると、アキラの妙子へのご執心の一面を示す形かつ、アキラの悪ガキエピソードを見せる形で、イベント改変するのはかなり厳しい気がするんですよね。

と、ここまで書いて・・・
ゆえに「妙子の写真」と「妙子のポーチ」はかなり巧妙で、がんばった結果なんだなと気が付きました。

下着じゃなきゃいいんだろ?くらいの認識で改変したとしたら、たとえば「妙子のワンピース」とかにしても、嫌な性の目覚め・怖さがでちゃうもんな。しかも悪ガキ感はでない。そう考えると衣類はダメなんですよ。妙子の衣類は。

そうすると、「妙子のポーチ」はグッジョブなんだ。
「妙子の写真」に関しても同様に素晴らしいけど、悪ガキにしては、写真はピュアすぎる気もするか?いや、ワタナベに取ってこさせたとしたら、アキラは写真を結局、自分の持ち物にするよな、うん。いい。いいぞ!

おわりに

ちなみに、原始編シナリオに「ぼいんビーナス」ってアイテムがあるんだけど、これは続投でした。
なんで?美術的・考古学的資料だから?

Venus von Willendorf, Naturhistorisches Museum Wien Author: Oke
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Wien_NHM_Venus_von_Willendorf.jpg


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