NBA2kMyGMを超える無料ゲーム!?Basketball GMのすゝめ
全国1億人のNBAファン、経営シミュレーションゲームファンのみなさま、ご機嫌いかがでしょうか。
私はBasketball GMというゲームを布教したく、わざわざTwitterとnoteのアカウントを1から作成し、筆をしたためております。
おそらくほとんどの日本人は知らないであろうこのゲームですが、楽しすぎるので興味を持った方は是非プレイしてみてください。
NBAが好き
NBAの移籍やトレード、ドラフトが好き
Football Manager、OOTPなどのスポーツシミュレーションゲームが好き
データを眺めてニヤニヤする
パワプロのペナントモードはオートで進めてオフシーズンの移籍、人事が楽しい
2KのMyNBA、MyGMでは物足りなくなってきた
こういった方にはきっとこのゲームがめちゃめちゃ刺さります。
自分はこの全てに該当する人間なので、ブッ刺さりです。
まじでめちゃめちゃ面白いです!!
海外の方が開発しているゲームなので全編英語ですが、ゲームを進めていくにあたって英文を読まなければいけない場面はそうそうないですし、難しい英語も大して出てこないです。
なによりブラウザゲームなのでわからなかったらわからない英文を長押ししてコピペするなりして翻訳すれば問題なく遊ぶことができますので、英語を見るだけで蕁麻疹が出て吐き気がして頭痛もひどくなる、という方でないならば是非やってみてほしいです!!!(というか多分NBA好きとか経営シミュ好きって時点であんまり英語に拒否反応ある方は少ない気がしていますが。笑)
では、このBasketball GMというゲームについて説明していきます。
ただ、めっちゃ長くなってしまうので、目次を置いておきます。
好きなところに飛んで興味あるところだけ読んでみてください。
そして少しでもBasketball GMを面白そうと思っていただけたら、ぜひサイトに飛んでリーグを作ってシミュレーションを開始してみてください。もちろんサイトのブックマークも忘れずに!
BBGMのリンク:https://basketball-gm.com/
(以後サブリミナル的にちょくちょくURL載っけますので、興味を持ったタイミングでURLに飛んで始めてください!こんな記事ずっと読んでなくていいんで!!)
あと、この記事を出すと同時に簡単な初心者ガイド(主にゲームの始め方、リーグのセッティングについて)の記事を出しているので、Basketball GMに興味を持って始めようかなと思ってくださった方で設定画面の英語がよくわからなかったり読むのがめんどくさいという方はそちらも併せてご覧ください
初心者ガイド記事のリンク:https://note.com/ripe_wolves8358/n/nbaab925081b9
どんなゲーム?
Basketball GMは、ZenGMという海外のインディーゲームデベロッパーによって開発、運営されているバスケットボールリーグシミュレーションゲームです。
インディーゲームデベロッパーと言いましたが、公式サイトによるとZenGMは現在dumbmatterというハンドルネームを持つJeremyさん1人によって運営されているようです。1人でこのゲームを開発運営しているのはやばい。
ちなみに、dumbmatterさんは幼い頃からMaddenシリーズなどのスポーツゲームのGMモードにハマっており、特にBaseball Mogulという野球シミュレーションゲームに夢中になったことで、
「自分が特に好きなスポーツであるバスケ版のBaseball Mogulを作れたらなぁ」
と思い、Basketball GMを作成するに至ったそうです。
Baseball Mogulはこんなゲームらしい。(だいたいOOTPみたいなもん。多分)
これがBasketball GM(以下BBGM)のゲーム画像
百聞は一見にしかず。ということで御託はこれくらいにして、とりあえずゲーム画像を見てみてください。
これがBBGMのゲーム画像の一部です。
新データを開始して1シーズンシミュレーションしたところの画像です。
自分はミネソタファンなのでウルブズで開始しました。
23−24シーズンのNBAチャンピオンはMIL。リラードおめでとう、ゲームの中では報われたね。(ちなみにシーズンMVPもリラード)
余談ですが、DENがプレーオフに見当たらないなと思ったらレブロンをトレードで獲得した挙句プレーインすら逃すという謎すぎるムーブをかましていました。
もちろん、我らがRui、Yuta、Camもいます。
という感じです。
これだけでも十分このゲームの雰囲気が伝わったのではないかと思います。
まさにFootball ManagerやOOTPのNBA版、といった感じのゲームで、プレイヤーは一つのチームのGMとなり、チームの財務と人事をやりくりしてチーム運営をしていきます。(spectatorモードという、GMとしての操作を行わずに全てAIに任せて日程進行してリーグの行く末を見守るだけ、というモードもあります。これもこれで気軽にできるし毎回違う選手がGOAT候補に成長したりするので楽しい。)
基本的には選手の能力値やスタッツなどの数字とずっと睨めっこしながらチーム運営にあたっての様々な意思決定を行なっていくことになります。
レギュラーシーズン成績、ポストシーズン成績、財務成績の3つの要素を総合してGMとしての働きに評価が下され、要求される水準を下回ると解雇されてしまいます。
解雇された場合も新しくいくつかのチームが自分に興味を持ってくれているので、その中から新たに就任するチームを選んでゲームを続けることができます。(自分は初プレイでちゃんとMINをクビになりました。笑)
それでは、BBGMがどんなゲームなのかざっくりご覧いただいたところで、このゲームのおすすめポイントなどをつらつらあげていきます。(正直挙げていけばキリがないんですが…)
https://basketball-gm.com/
このゲームのいいところ
総じて、シミュレーションゲームとして優秀
一言で言ってしまえばこれに集約されてしまいます。
BBGMのなにがそんなに面白いのかについてだけで語るだけで多分何本も記事を書けます。(今回はいくつか掻い摘んで軽く紹介しますが、今後もっと詳しく語る記事も出すかもしれません。)
個人的に2kのMyGMモードでは少し物足りなく思っていたものが、BBGMにはほぼ全てあると言っても過言ではないです。
外国のネット掲示板であるRedditでは
という声も散見されるほどです
ちなみに、シミュゲとして優秀といいつつもBBGMにおいてはある程度現実のNBAよりも単純化されている要素もあります。
例えば選手との契約の際、毎年昇給する契約はなく複数年契約をする時には契約期間のサラリーが一定額となります。(例:5年150Mドルの契約を結ぶと、その選手のサラリーは毎年30Mとなります。)
この点については開発者も言及しており、「そのような細かい部分を複雑化させすぎることは楽しさとのトレードオフとなることがあるので単純化させている」とのことです。
実際プレイしていても、個人的には複数年契約の昇給がない点など気にならないほどその他の様々な要素が楽しいです。
では、その他の楽しい要素についていくつか紹介していきます。
豊富なデータ
BBGMは1947年〜2024年の間のどの年からでもスタートすることができます。
1947年のデータで始めるとNBAには11球団しかないですし、ゲームを進めていくと史実通りにリーグエクスパンションで球団が増えていきます。
(このエクスパンションはキャンセルすることもできます。なので、1947年の11球団だけで2024年を迎えることもできますし、バンクーバーグリズリーズをメンフィスに移転させずカナダの2球団体制をずっと続けていくこともできます。)
そして、BBGMには1947年以降の実在のNBA選手のデータが集まっています。
例えば、このようにマイケルジョーダンの現役時代のスタッツ、アドバンストスタッツ、受賞歴など、網羅されています。
このような豊富なデータを眺めてニヤニヤすることができるのがBBGMの大きな楽しみの一つです。
https://basketball-gm.com/
そしてこのように歴代選手のスタッツや受賞歴が網羅されていることで、BBGMにおいてはシミュレーションゲーム好きにはたまらない次の要素があります。
GOATランキングを確認できる
これが2kにはない、BBGMならではの機能です。
まずはご覧ください。2054年までオートで進めたデータのGOATランキングです。
本題に戻ります。
歴代選手のデータが網羅されているBBGMだからこそ受賞歴や通算成績、スタッツなどを元にしたGOATランキングという要素があります。
このGOATランキングという要素は個人的にかなり気に入っています。
2kで自チームが7連覇を果たした時に自分のチームの主力選手は歴代ランクでどのあたりなんだろう、と考えたことがありましたが、それを明示してくれるのがこの要素です。
過去のレジェンドたちと自分の選手を比較することができるのです。
GOATランキングはGOAT Formulaという箇所にある数式に従ってGOATポイントを算出し、ランキング形式にして出力してくれる機能です。
GOAT Formulaは自分で計算式をいじることができるので、こだわりがある方は色々いじると楽しいと思います。
自分じゃわからないよ、という方も、有志の方がReddit(海外のネット掲示板)などで計算式をいくつか提示してくださっているので、それをコピペすればきっと気にいるGOATランキングを作ることができると思います。(色々試しましたが、結構ビル・ラッセルは低くなりがち。)
詳しい説明などは気が向いたら、もしくは需要があるようなら後日単独で記事にでもしようかなと思います。
ドラフトクラスやトレードを振り返ることができる
BBGMでは過去のドラフトごとの指名を全て振り返ることができます。
これもまずは画像をご覧ください。
BBGMでは、そのドラフトクラスのROTYや最もWSを稼いだ選手、そのドラフトクラス出身のMVPや殿堂入り選手など、いろいろな情報を各ドラフトクラスごとに確認できます。
2kでは、過去のドラフト指名を振り返ることができなかったので自分が指名した選手と他チームのドラフト同期の活躍を比較することなどが困難でしたが、BBGMでは簡単にドラフト指名を振り返ることができます。
ドラフトを振り返ることができる機能はドラフト制が採用されているスポーツゲームにおいて個人的にかなり好きな機能です。
また、過去に行ったトレードも振り返ることができます。
トレード前後のチーム状況をグラフで確認できたり、各チームがトレードアセットから獲得したWSを把握することができたり、トレード当時指名権だったトレードに関してはその指名権で得た選手が表示されたり、と後々振り返ってトレードを評価することができます。
ドラフトを振り返ることができる機能はドラフト制が採用されているスポーツゲームにおいて個人的に必須級だと思うほどにかなり好きな機能ですし、トレードの振り返り機能もなかなかにシミュレーションゲーム好きとしてはたまらない要素だと思います。
https://basketball-gm.com/
多様な設定
BBGMにおいてはリーグ作成時に多数の設定項目があります。
その中でも特にBBGM特有で面白い設定を紹介します。
BBGMでは実在の選手を転生選手のような形でドラフト候補として登場させることができます。
また、過去の時点からリーグを開始した場合には基本的に史実通りのドラフトクラスが登場してきます。
その実在選手のポテンシャルや能力などを決定づける設定にあたって、
候補生時代の評価に基づいたものとする設定
その選手の現実世界におけるルーキーシーズンのスタッツに基づいたものとする設定
の二つがあります。
具体例を用いて説明すると、
1つ目だとアンソニーベネットがオールスターポテンシャルを持ってNBAに入ってきてヨキッチが2巡目指名される。
2つ目だとヨキッチがロッタリーピックされ、アンソニーベネットは1巡目中位指名される。
というイメージです。
さらに、それとは別に実在の選手の成長をどの程度現実に沿ったものとするかを設定することができます。
この選手のポテンシャルの設定と成長具合の設定を組み合わせることで、現実でも強かった選手が同じように活躍するリーグで遊ぶこともできるし、現実では大成しなかったドラフトバストたちが殿堂入りする可能性があるリーグで遊ぶこともできます。
このように設定次第で色々な遊び方ができるというだけでワクワクしませんか?
シミュレーション速度が爆速
完全オートで全てAIに任せた場合、30秒足らずで1シーズンが終わります。
2kのMyNBAで1シーズンオート進行しようとした場合には数分かかると思うので、BBGMは爆速です。
これにより、ちょっと暇な時にspectatorモードなどで全部オート進行させて出来上がったデータを見てニヤニヤすることも気軽にできます。
私も今この記事をiPadで書きながらiPhoneで数十年分オート進行させています。笑
実名のチーム、実際の選手画像で遊ぶことができる
BBGMはデフォルトではチーム名は偽名で選手画像もないのですが、実名+実際の選手の画像で遊ぶことができます。
有志の方がReal NameファイルやReal Imageファイルをアップしてくださっているので、それを適用すれば実名+実際の選手画像で遊ぶことができます。
後日、簡単な始め方ガイドや設定についての記事もアップする予定なので、詳しくはそこで説明します。
とにかく、偽名ではやる気が起きない、という方も少なくないと思いますが、ちゃんと実名や実際の画像で遊ぶことができます。
ブラウザで遊ぶことができる
BBGMはPC、タブレット、スマートフォンなどのブラウザですぐに始めることができます。
PS5やNintendo Switchなどのゲーム機、高性能なゲーミングPC。全て不要です。
移動中、休憩中、人をちょっと待っている間、いつでもどこでも、本当に気軽に遊ぶことができるのがやばいです。
リンク置いときますんで、とっとと始めましょう。
https://basketball-gm.com/
無料!!!!!??????
そして何より皆さんにお勧めしやすい点が、完全無料ゲームである点です。
このクオリティが無料は正直イカれています。
やらない理由がないです。
自分が、
「NBA版のFMみたいなゲームないんかな。NBAのチーム運営って経営要素強めだしあったら絶対面白そうなのになぁ。2kじゃちょい物足りないんだよなぁ。」
と思っている中で発見したドンピシャのゲーム。まさかの無料です。
有料のバスケ版FM的ゲームがSteamにあるんですが、日本語化されていないこともありますし、お値段も数千円するのでおすすめはしづらいんですよね。
自分は一応昨年購入してみたんですが、日程進めるのにも結構時間かかるのと、自分の現状の英語力では文章読むのが結構めんどくさくなってしまったこともあり…
その点、BBGMは完全に無料です。登録も無料。リーグ作るのも無料。いくつリーグ作っても追加料金は発生しません。すごすぎる。
https://basketball-gm.com/
開発者の熱量
先述した通り、このゲームは1人で開発運営されているんですが、この開発者の方のコメントを見て見ましょう。
先ほどBBGMは完全無料で遊ぶことが出来る、と説明いたしましたが、実は有料プランがあるんです。
この文章はその有料プランを紹介するページに書かれていた物をそのまま引用したものです。
要約すると、
みたいなことを言ってます。
聡明なゲーマーの皆様ならこの発言を聞いて彼が信用に足る人間だということがわかったと思います。
シミュレーションゲームの課金要素なんてクソに決まってますからね。
そもそもBBGMはGMプレイをするゲームに熱中していた開発者が自分でバスケ版のGMゲームを作りたい、という情熱が形となったゲームです。
なので開発者はユーザーが求めていることをよくわかっています。
ユーザーとも頻繁にRedditでコミュニケーションもとっているので、ユーザーの需要をタイムリーに把握しています。
必然的にこのゲームは正しい方向に進化してきているし、これからも良い方向に進化していくことが期待できます。
BBGMは2008年に開発がスタートされ、2024年現在も2〜3ヶ月に一度は何かしらのアップデートがなされています。
彼はBBGMの開発に注力するために仕事を辞めるほどBBGMを大切にしています。
このような情熱を持った方が個人で開発されているゲームなので、多くの方々に知って、遊んでいただきたいと思い今回ここまで長々と文章を綴ってきました。
最後に
想像の10倍くらい長い記事になってしまいました。
多分最初から最後まで全部読んでくださった方はいらっしゃらないと思いますが、ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。
BBGMは
NBA×経営シミュレーションゲーム
という、どちらも日本では割とニッチな要素の掛け合わせによるゲームなので、ちょっと調べただけでは日本語の情報が全く見当たらなかったんですよね。
でも、このゲームのことをまだ知らないだけでやったらどハマりする人(潜在的ヘビーユーザー)は絶対に日本にもいると思うので、1人でも多くのこのゲームの潜在的ヘビーユーザーに対してBBGMというゲームの存在を伝えることができたらいいなと思い、記事を書くに至りました。
BBGMは本当に面白いゲームですので、少しでも興味を持っていただけたら是非やってみてください!
無料ですしアプリのダウンロードや会員登録なんかも何もいらないので、気軽にちょっとやってみてください。
そしてもしハマったら是非私と語り合いましょう。
https://basketball-gm.com/
最後に簡単に自分の趣味嗜好について触れておくと、これまで、Football ManagerシリーズやOOTPシリーズ、パワプロのオーペナ、ペナシミュ3、ペナスピなど、野球中心ですが様々なシミュレーションゲームを遊んできました。
その中でNBAにハマり、NBAのシミュレーションゲームって2k以外にないのかな、と探していたところ、ChatGPTくんがBBGMを教えてくれました。BIG感謝です。
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