HITORI-ESCAPE 2024 10-NEN-SAI~日比谷超絶野音~備忘録
はじめに
この文章は個人的な忘れたくないことの記録なので、
細かいニュアンスなど実際とは多々違う部分があることをご了承くださいませ。
ついにこの日がきてしまった。ヒトリエ10周年記念ライブ。
初の日比谷野外音楽堂公演。
この日の最高気温は34度。湿度も高い中、
13時半くらいから物販に並ぶ。
日陰が多く、時々風も吹いていた。
が、汗は止まらない。
リュックをしょった背中からは滝のような汗が流れる。
並んでいる間にリハーサルが始まり、frappeとスピッツの冷たい頬をワンコーラスずつ聴けた。
次にベース。ゴリゴリに音を変えていたり、
音響のチェックをしている感じの音。
次にドラム。サウンドチェックから曲のフレーズをいくつか。
そして合わせて本編でやるであろう曲を何曲か。
しかし会場外にいてもこんなに音が聞こえるのか。
手やイヤホンで塞ごうとも漏れ聞こえてくる程の音量。
ほとんどライブ気分だった。グッズを購入できたのが15時半。
2時間半グッズに並んだのは数年ぶりだ。
17時半を少し回ったころ、SEの音が大きくなり、ライブスタート。
シノダが入場。紫とピンクの開襟シャツという
誰が予想できたであろうかという衣装。
(今回ファンクラブ会員向けにクイズが実施されており、衣装の色がクイズになっていた)
下手から上手を歩き回り客を煽る。
1曲目、sisterjudy。ファーストアルバムの1曲目に収録されている曲から始まることに特別なライブなんだと感じる。
どピンクの照明で珍しいなと感じた。
シームレスに2曲目、モンタージュガール。
アルバムの流れを踏襲したこの並びは聴いていて気持ちいい。
「ヒトリエです!ついにこの日がきちまったなあ!来てしまったからにはやるしかねえよなあ!」というシノダらしい叫びで盛り上がる会場。
3曲目、トーキーダンス。タイトル通り踊りたくなる曲。
「日比谷超絶野音へようこそ皆様!我々がインターネットから
やってきました、ヒトリエと申します!!
こんなにどこにいたんだよ!?」という問いかけに
「インターネット!」と答える客に対して
「そうか、よく来たな」と返す面白すぎる一幕。
4曲目、curved edge。ゆーまおのテクニカルなドラムに
タイトル通りエッジのきいたギターリフが重なり、
うねりまくるベースが支える。
5曲目、3分29秒。「今日の物販、大変だったんでしょう?
スマートフォンで見てましたから。知ってます。文句がすごかった。
野音の長い歴史と、今日の物販の待ち時間をギューーーーーっとした3分29秒!!」
6曲目、風、花
7曲目、オン・ザ・フロントラインと3人体制になってからの曲が続く。
「こういう景色なんだ…」シノダがステージの端から端を歩き眺めて
感慨深げに見渡す。ここから曲調が打ち込みやミディアムテンポの曲に。
8曲目、SLEEPWALK
9曲目、Selfy charm
10曲目、モノカラー。イントロのもの悲しく叫ぶようなギター音が好きだ。
11曲目、テノヒラ。「リーダーの曲で、初めて披露する曲をやります。」
バンドアレンジされたテノヒラはヒトリエの曲になっていた。
曲が終わった後の拍手がとてもあたたかかった。
12曲目、ワンミーツハー。「ここからみなさんの体力を削り取っていくんですが、大丈夫そうですね。じゃあ、久しぶりの曲をやります。」
MVの色合いになぞらえた赤と青の多数の四角が投影されたり、
半々に赤と青が写し出されたりした。
2Aの掛け合いのところはゆーまおが。
他の部分はベースで補ってたりしたのかと思われる。
13曲目、踊るマネキン、歌う阿呆。「オンベースイガラシィ!!」
からのベースソロが毎回エグイ。
14曲目、ジャガーノート。間奏のところで金色の花火の柱が5本上がり爆笑。
演奏後のシノダが「まさかヒトリエのライブで火を見れるとは
思ってなかっただろ?スタッフには”あまり熱くない”って言われてたけど、嘘つけ!!ちょっと熱かったじゃねえか!!」
とお笑い芸人が言いそうなコメントで笑った。
15曲目、アンノウン・マザーグース。
「ひとつお願いがあります。野音の歴史の中で一番デカい声聞かせてください!!wowakaより愛を込めて、アンノウン・マザーグース!!」
「野音の近所の人も驚いたんじゃないかな。
あのアンノウン・マザーグースじゃね?」って。
野音の近所に住んでる人はいないのでは?と思ったけど皇族の方はいたかもしれない。
「多少時間はかかったし、失ったものは大きかったけど、
リーダーが作ったヒトリエというバンドは野音に立てるバンドだとようやく証明できました。
この曲の一音目を聴いたときからそう思ってました。」
16曲目、カラノワレモノ。
「僕たちとあなたは、視点は違えど同じ景色を見ていると思います」
17曲目、イメージ。プロジェクションマッピングで壁面に
映像を投影していく。自然の景色や草花や街並み。曲とリンクしていて美しかった。
18曲目、「最後の曲になります!!ヒトリエより愛を込めて、
ステレオジュブナイル!!!!」ここでも花火の柱が。
アンコール
10-NEN-SAI TOUR FINALEの発表とアルバム発売の発表が
プロジェクションマッピングにて知らされ会場歓喜。
アルバムの曲半分くらいできてるよね?あともうひと踏ん張りだ、
という話から
ゆーまお「最近あまり家にいることがないんですよね。
なので新しいMacbookを買いました!
これでどこにいても作曲ができます!仕事します!現実から逃げません!」
イガラシ「ゆーまおロンT着てる人がいたらどうしようと思ったけどいなくて良かったです」
会場見回すシノダが「いやでもちらほらいるな…着てる人袖捲ってるな」
イガラシ「次のライブが2025年で、ヒトリエ2024ができる
タイミングがここしかなかったので、間に合って良かったです。
なので売れ残っちゃうと1枚につき3人のゆーまおが余ることになるのでお気をつけください」
ゆーまお「こんなTシャツ作るなんて変でしょ!?
俺は何一つ関与してないからね!
デザイン使っていいかの許可だけ取って」
あと何かあったっけ、と言い袖に引っ込むシノダが持ってきた
ファーマシー猫3号機と発売のお知らせ。1号機と2号機が合体したらおっきくなったことを
トップをねらえ!に例えてお話されたのですが
未履修のためわからず…
「あとはないかな、アンコールやるか、やろやろ!」と始まるアンコール。
NOTOK「リーダーの曲でまだ未完成の曲があって、
完成したので披露したいと思います。」マイナー調の速い曲。
wowakaさんの曲の特徴が前面に出た曲。
この歌詞が曲になったらどうなるんだろうな、と気になっていたので
曲になってくれて嬉しかった。
ハイゲイン
コールする箇所の客の声がすごかったようで、
”こなんじゃ全然聴こえやしないの”の部分を
「聞こえすぎて困るんですけど!!」と歌詞を変えて歌っていた。
最後に「ありがとうございました!!」と袖にはけていくメンバー。
最後まで残ったシノダが深く長いお辞儀をした後ダッシュではけていったのが印象的だった。
約2時間のライブが幕を閉じた。
ダブルアンコールを求める客の手拍子がなかなか止まなかったが、
スタッフの終わりです!!という大声で止んでいった。
あとがき
私はヒトリエを好きになりライブに足を運ぶようになったのは3人体制になってからです。
それでも今回のライブは特別なものなんだというのがメンバー、お客さん、スタッフの方々からひしひしと伝わってきました。
今年の夏の終わり(ここ数年夏が長くなっている気がしますが)とヒトリエのライブの中での一番の思い出になりました。