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ドラマ|光る君へ(第17話)

藤原道隆の最期が美しかったです…。道隆の貴子への愛も、胡蝶の演出も綺麗でした。20代後半にして大河ドラマを初めて見たのですが、歴史×ドラマが掛け合わされると、こうも美しくなるのですね。

さて、道隆の華の時代が終わりを迎える中、誰が次の関白になるのか?とハラハラ見ていました。史実を元にすれば、道兼が控えていることを頭では理解しているものの「一条天皇、全て道隆の言いなりにならないでおくれ…」と祈ってしまいました。

一条天皇のことは、幼少期から今に至るまでそばで見守っている感覚を抱いております。竹笛を儚げに奏で、定子と仲睦まじい様子は、先代までの帝とは違う人物像でした(応援する気持ち?親しみやすさ?)

実資(ロバート秋山)が帝は未熟すぎる…と口にしていたのを一条天皇が偶々聞いてしまった表情を心苦しく感じる一方、今その言葉が耳に入って良かったのではないかと思わずにはいられませんでした。実資、声と存在感(とお顔)が大きいぞ…!ただ、実資の安心感も大きいぞ!

道隆の横暴ぶりを見ていると、道長パパがいかに上手く家を大きくしたかを思い出してしまいます。確かに、無茶なことはやっていたけれど、頭脳明晰が故に周囲の人からの信頼は勝ち得ていました。道隆の振る舞いは、形式上信頼のあるポジションではありましたが、現実は不満を溜めることしかできていませんでした。

それにしても、道兼の改心度合いが凄まじいですね。道隆ですら、あの道兼が疫病に苦しむ民を思うなんて…と言ってしまうくらい、昔の道兼からは想像もつかない変貌ぶりです。

次の関白の働きぶりが楽しみだな〜と思うのに「七日関白」を覆すことはできず、次回予告では倒れる姿を見てしまいました。くぅ〜。

我が家では何度も次回予告を見直しますが、その度に伊周が定子に「早く神子を産め!」という悍ましい表情にゾッとしてしまいます。道隆の意思は、ちゃんと引き継がれていますね…。




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第16話の感想はこちらです。



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