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今、あえて1歳子連れでフィンランドに行く理由(その1)

こんにちは、Rioです!
今年の6月末に約1週間、家族3人でフィンランドを旅行する予定です。基本的には首都ヘルシンキのAirbnbに1週間滞在し、現地で暮らすようにのんびり過ごす予定です。

なぜ、円安かつ海外情勢が不安定な今の状況下で、わざわざ1歳子どもを連れてフィンランドに行くことにしたのか?今回は、あえて今、家族でフィンランドを旅行する理由を記事にしてみました。


ウェルビーイングが当たり前に尊重される国への興味

2022年夏に子どもが産まれてからのここ2年弱の間、私自身、「幸せ」「ウェルビーイング」について考えることが多くなりました。そんな中、国連の世界幸福度ランキング7年連続1位の国として知られるフィンランドを意識するようになったのは、自然な成り行きだったのかも知れません(ちなみに日本は2024年で54位)。

ところで、日本でも最近耳にすることが増えてきた「ウェルビーイング」という考え方は、フィンランドでは「ウェルビーイング国家」「ウェルビーイング社会」という形で、数十年前から根付いている基本的な価値観のようです。日本のウェルビーイング研究の第一人者とも言われる前野隆司氏・マドカ氏の共著「ウェルビーイング」によると、ウェルビーイングとは、

「身体的、精神的、そして、社会的に完全に良好ですべてが満たされた状態」

と定義されています。

私がこの定義で好きなところは、「社会的」という言葉が含まれていることです。私は、人は他者との良好な関係を築くことで生きる喜びを実感できる社会的な生き物である、と考えています。そして、社会的に良好な状態とは、良好な人間関係/対人関係に裏打ちされた幸せな状態。それがウェルビーイング実現に欠かせない要素だと理解しています。

そんなウェルビーイングが当たり前に根付いているフィンランドにぜひ行ってみたい!そう思ったのが、フィンランドに行きたいと思った理由の一つです。

子どもが当たり前に尊重される社会

これはフィンランドに限らない話かと思いますが、子どもが1人の人間として、大人と同様に尊重されている社会を体感したいという思いもあります。

日本では、一般的に「子ども」というのは、大人が可愛がったり、教えたり、しつけをしたりする対象ではあっても、尊重する対象という認識はあまり無いのではないでしょうか。でも、当然ですが子どもだって大人と同じく人権が保障された一人の人間です。大人は子どもの人権が保障されるよう適切なサポートをするべき存在ではあっても、子どもの権利を制限する立場では本来ないはずです。

しかし、現実はどうでしょう?学校では合理性の疑わしい校則や「○○スタンダード」と言われる決まりで子どもを縛り付け、受験教育・塾界隈では子どもはビジネス上の囲い込みの対象であり、そのような社会において、子どもはあたかも大人にコントロールされる対象と見られている存在のように見えます。そこには子どもの「尊重」「人権」といった思想はあるか?日本の子どもがもっと大人に尊重されていれば、成長の過程で主体性や自己肯定感が育まれ、将来のウェルビーイングに繋がるのではないか??私はそんな仮説を持っています。

ウェルビーイングが根付いている国で、子どもはどういう存在なのか。それを自分の目で観察したいと思ったのも、フィンランドに行きたいと思った理由の一つです。

より個人的な理由は次回の記事で

上記の他にも、あえて今フィンランドに行きたいと思った理由があります。それは、私たち家族に関わる個別的な事情に関連するものとなりますので、次回の記事で改めてお伝えしたいと思います。それでは!

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