見出し画像

1/18(木)朝刊スクラップ~訪日客消費過去最高~

 2023年訪日客の旅行消費額は計5兆2923億円で過去最高だった。訪日客数は2506万人で2019年の8割に回復。
 消費額の構成比をみると、買い物代は34.7%から26.4%に減少したが、宿泊費が29.4%から34.6%に増加。買い物よりも体験(宿泊・飲食・アクティビティー)を重視する傾向が強まっているようだ。
 また、円安効果も消費額増を支えていた。訪日客の消費額を年間の平均レートでドルベースに直すと、19年は440億ドル超だったが、23年は380億弱だった。
 今後、日本にとってカギとなるのが中国の動向。19年の中国人観光客は全体の3分の1を占めていたが、23年は全体の1割にも満たない。中国景気の低迷が影響しているとみられるが、中国人観光客が増加すれば消費額・客数ともさらに伸びる余地がある。
 一方、オーバーツーリズム対策も未だ足りていない地域が多い。訪日客数という「量」よりも単価という「質」の引き上げへ注力すべき局面がやってきたようだ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?