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1/22(月)朝刊スクラップ~グローバルサウス~

 「米国VS中国の覇権争い」が近年のトピックだが、グローバルサウスと呼ばれる新興勢の台頭を忘れてはならない。
 グローバルサウスの勢いが増していることには3つの背景がある。1つめが人口増だ。中国を除いた新興国における枠組み(G77)で特に人口の伸びが著しく、いまでは世界の6割を占めている。
 2つめが経済成長だ。グローバルサウスの代表国であるインドは、26年に日本のGDPを上回る見通し。G77のGDPが40年後に米国や中国を抜くという試算もある。
 3つめが軍事バランスだ。30年前はG7が世界の軍事費の7割を握っていたが、22年の比率は5割にまで下がっている。
 勢い十分の新興国だが、民主主義からの逸脱(権威主義化)や、まとまりに欠けるといった危険も抱えている。


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